現地時間3/25(土)に米フェアグラウンズ競馬場にて行われた、G2-ルイジアナダービー(d9.5f)と、米ターフウェイパーク競馬場にて行われた、G3-ジェフルビーS(AW9f)の結果と動画をまとめてお届けする。
Twinspires.com Louisiana Derby(G2・ダ9.5f・3歳)
・ルイジアナダービーは、ハナを切ったKingsbarnsが逃げ切り勝ち。3馬身半差の2着にGun Runner産駒・Disarm。1番人気のBolt D’Oro産駒・Instant Coffee(ルコントSの勝ち馬)は6着。
1着:Kingsbarns
牡3、父・Uncle Mo、母・Lady Tapit、母父・Tapit
調教師:Todd Pletcher、騎手:Flavien Prat
・今回の勝利で通算3戦3勝、重賞初制覇。1/14にデビューし1着→2/12の2戦目も1着とし、ここへ出走していた馬。2021年8月のファシィグティプトン1歳馬セールにて25万米ドルで取引され、2022年3月のファシィグティプトン2歳馬トレーニングセールにて、80万米ドルでスペンドスリフトファームが購買した馬。
・父のUncle Moは2008年米国産のIndian Charlie産駒。現役時は8戦5勝、BCジュヴェナイル、シャンペンSの2つの2歳G1を含む重賞3勝、2010年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬。主な産駒にNyquist(ケンタッキーダービー、BCジュヴェナイル等)。Nyquistの活躍後に種付けされた時の世代からGolden Pal(BCターフスプリント)、昨年のベルモントSの勝ち馬・Mo Donegalが出ており、現3歳世代からもArabian Knight(2戦2勝・サウスウエストS)、本馬(3戦3勝・ルイジアナダービー)の2頭の無敗馬が出現しケンタッキーダービー戦線で存在感を増している状況。ただ、Arabian Knightは先日、ケンタッキーダービーには向かわず夏と秋に向けて彼に成長する時間を与えることにした旨のコメントが陣営より出ている。
・母のLady Tapitは2012年米国産、12戦1勝。アドレーションS(G3)3着、サンタマルガリータS(G1)4着、サンタマリアS(G2)4着。Lady Tapitの半姉・ゴジップガールはG1-アメリカンオークス、G2-サンズポイントS、G3-ヒアカムズザブライドSの勝ち馬で、現在、社台ファームにて繋養中。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/742/fair-grounds/2023-03-25/836574
Jeff Ruby Steaks(G3・AW9f・3歳)
・ジェフルビーSは、中団外追走の10番・Two Phil’sが4角手前までに先頭に並びかけると、直線あっさりと抜け出し、2着のBolt D’Oro産駒・Major Dudeに5馬身1/4差をつけて快勝。
1着:Two Phil’s
牡3、父・ハードスパン、母・Mia Torri、母父・General Quarters
調教師:Larry Rivelli、騎手:Jareth Loveberry
・今回の勝利で通算8戦4勝、重賞2勝目。昨年10/30のG3-ストリートセンスS(d8.5f)の勝ち馬で、以後、1/21のルコントS(G3)で2着→2/18のリズンスターS(G2)で3着とし、ここへ出走していた馬。
・父のハードスパンは2004年米国産のDanzig産駒。現役時は13戦7勝、G1-キングズビショップS(d7f)、G2-ケンタッキーCクラシックS(AW9f)、G2-レーンズエンドS(AW9f)、G3-ルコントS(d8f)の勝ち馬。他にBCクラシック、ケンタッキーダービーで2着。2008年から2013年まではアメリカで供用され10頭のG1馬を輩出。2014年に1年だけ日本にて供用され、メイケイダイハード(中京記念)を輩出。2015年にアメリカに戻ってからもSpun to Run(BCダートマイル)、Silver State(メトロポリタンH)、Aloha West(BCスプリント)など多くの活躍馬を輩出中。
・母のMia Torriは2013年米国産、10戦4勝(ステークス2勝)、チャーリーズタウンオークス(G3)2着、ベッドオローゼス招待S(G3)2着。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/146/turfway-park/2023-03-25/836455