現地時間3/29(水)に愛ナヴァン競馬場にて、Saxon Warriorの全弟・Drumroll(牡3)がデビュー勝ちをおさめている。本稿では結果と動画をお届けする。
Vintage Crop Raceday April 22nd (C & G) Maiden(芝8f・3歳以上)
・このレースがデビュー戦となったディープインパクト産駒・Drumrollは濃紺の勝負服。スタートで出遅れ、道中は後方を追走する形となるが、直線でインに潜り込み、内から力づくで先団を交わし去って差し切り勝ち。単勝オッズは7.5倍。同じバリードイルのロードカナロア産駒・Ballsbridge(単勝オッズ7.5倍)にRyan Mooreが乗っており、Drumrollの鞍上はSeamie Heffernan。
1着:Drumroll
牡3、父・ディープインパクト、母・Maybe、母父・Galileo
調教師:A P O’Brien、騎手:Seamie Heffernan
・今回の勝利で通算1戦1勝。粗削りなレースぶりで、このレースを勝ってすぐにブックメーカーで英ダービーなどのオッズがつく状況にはなっていないが、血統的な魅力は大きく、今後、どこを使うのか、クラシックに乗ってくるのか、注目の存在といって良さそうである。アイルランド産。
・母のMaybeは2011年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬で、英2000ギニー、レーシングポストトロフィーを勝ったSaxon Warriorの母。Drumrollは言うまでもなくディープインパクトのラストクロップ。今年の英ダービーは昨年のG1-フューチュリティトロフィーの勝ち馬、ディープインパクト産駒・Auguste Rodinが最有力馬と目されているが、Drumrollも英ダービー出走となれば5年前の兄の無念を晴らせるか、という観点が付加され、さらにレースへの注目度が増すことになるがどうなるか。
・2着のTime Tells Allは昨年の愛1000ギニー馬・Homeless Songsの半弟。4着のBallsbridgeは父がロードカナロア、母がG1馬・Happilyというバリードイルの超良血馬でこのレースがデビュー戦。ディープインパクトとの交配目的でHappilyを日本へ送り込むも、種付け出来ずにor不受胎によりロードカナロアが配合相手に選ばれ、産まれた産駒と思われる。
※レーシングポストのFULL result。
https://www.racingpost.com/results/193/navan/2023-03-29/836494