2023 欧州クラシック戦線リポート【2】バリサックスS等

現地時間4/2(日)に愛レパーズタウン競馬場にて行われた、G3-バリサックスS(t10f)、G3-レパーズタウン2000ギニートライアルS(t7f)、G3-レパーズタウン1000ギニートライアルS(t7f)の結果と動画をお届けする。

P.W. McGrath Memorial Ballysax Stakes(G3・芝10f・3歳)

・バリサックスSは、最後方追走の芦毛馬・White Birchが大外一気を決めて差し切り勝ち。

1着:White Birch

牡3、父・Ulysses、母・Diagnostic、母父・Dutch Art
調教師:John Joseph Murphy、騎手:Shane Foley

・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。昨年11/6にデビューし5着→11/23の2戦目(AW7f)で2着に6馬身半差をつけて勝利。今回はそこから130日ぶりの一戦だった馬。単勝オッズは23倍で最低人気。6頭中、3頭がバリードイル勢でブックメーカーで英ダービーや英2000ギニーでオッズがついている馬らを相手にしての勝利。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2023-04-02/836774

Ballylinch Stud “Priory Belle” 1,000 Guineas Trial Stakes(G3・芝7f18yds・3歳牝馬)

・レパーズタウン1000ギニートライアルは、後方待機の濃紺の勝負服、Never Ending Storyが差し切り勝ち。

1着:Never Ending Story

牝3、父・Dubawi、母・Athena、母父・Camelot
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算7戦3勝、重賞2勝目。昨年7/21のG3-シルバーフラッシュS(t7f)の勝ち馬で、その後、8/20のカルヴァドス賞(G2)3着→9/11のモイグレアスタッドS(G1)4着→10/2のマルセルブサック賞(G1)3着。今回は182日ぶりのレースだった馬。この勝利でウィリアムヒルでは英オークスで本馬に単勝13倍(2番人気)、英1000ギニーで単勝13倍(4番人気)のオッズをつけている。尚、レース後、A P O’Brien師はアイリッシュ1000ギニーに向かう可能性について言及している。

曽祖母がUrban Seaという名門牝系の出身。祖母はUrban Seaの8番仔・Cherry Hinton。母のAthenaは2018年の米G1-ベルモントオークス招待Sの勝ち馬。Athenaの半姉・Braceletは2014年の愛オークス馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2023-04-02/836773

Ballylinch Stud “Red Rocks” 2,000 Guineas Trial Stakes(G3・芝7f18yds・3歳)

・レパーズタウン2000ギニートライアルは、外から青袖の勝負服、Hans Andersenが直線で俊敏に抜け出して差し切り勝ち。

https://twitter.com/RacingTV/status/1642523566942961665

1着:Hans Andersen

牡3、父・Frankel、母・Shadow Hunter、母父・Arcano
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算5戦2勝、重賞初制覇。昨年7月のデビュー2戦目に勝ち上がり、8/20のフューチュリティS(G2)で2着→9/11のヴィンセントオブライエンナショナルS(G1)で5着。今回はそれ以来、203日ぶりのレースだった馬。この勝利でウィリアムヒルは英2000ギニーと英ダービーで本馬に単勝34倍のオッズをつけているが、レース後、A P O’Brien師はプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)へ向かう可能性について言及。英2000ギニーには同厩のディープインパクト産駒・Auguste Rodin、No Nay Never産駒・Little Big Bearの両G1馬が控えており、フランスへ矛先を向けるのは当然の流れだろうか。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2023-04-02/836772

※過去記事