現地時間4/8(土)に米アケダクト競馬場にて行われた、G1-カーターH(d7f)、米キーンランド競馬場にて行われた、G1-マディソンS(d7f)の結果と動画をお届けする。
Carter Handicap presented by NYRA Bets(G1・ダ7f・4歳以上・アケダクト競馬場)
・カーターHは、後ろから2頭目を追走していた最低人気のDoppelgangerが直線大外一気を決めて1着。
1着:Doppelganger
牡4、父・Into Mischief、母・Twice The Lady、母父・Quiet American
調教師:Brittany Russell、騎手:Jevian Toledo
・今回の勝利で通算10戦4勝、G1初制覇。これまでにサンフェリペS(G2)2着、アファームドS(G3)3着と2度の重賞入着があった馬だが、ここでは最低人気に甘んじていた馬。2020年ファシィグティプトン1歳馬セレクトセールにて57万米ドルで取引された馬。
・父のInto Mischiefは2005年米国産のHarlan’s Holiday産駒。現役時は6戦3勝、2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の重賞1勝。半妹に名牝Beholder(G1・11勝、エクリプス賞を4度受賞)、半弟にMendelssohn(BCジュヴェナイルターフ)。昨年、4年連続4度目となる北米リーディングサイアーの座に就いた現在のアメリカを代表する大種牡馬。今年は既にAtoneがG1-ペガサスワールドカップターフ招待Sに勝利しており、4/8(土)朝の時点で定位置の北米リーディング首位の座に就いている状況。
・母のTwice The Ladyは2008年米国産、25戦6勝、ブラックタイプ1勝、トップフライトH(G2)2着、ラフィアンH(G3)3着。母の叔父・ミッドナイトベットはG2-金鯱賞、G2-香港国際カップ(当時はG2で現・香港C)、G2-京都記念、G3-京都金杯の勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/255/aqueduct/2023-04-08/837690
Madison Stakes(G1・ダ7f・4歳以上牝馬・キーンランド競馬場)
・マディソンSは、出たなりに3番手につけたGoodnight Oliveが3角過ぎに持ったままで上昇し、4角先頭。そのまま直線押し切って1着。
1着:Goodnight Olive
牝5、父・Ghostzapper、母・Salty Strike、母父・Smart Strike
調教師:Chad C Brown、騎手:Irad Ortiz Jr
・今回の勝利で通算8戦7勝、G1・3勝目。昨年8/28のG1-バレリーナH(d7f)→11/5のG1-BCフィリー&メアスプリント(d7f)に続き、これでG1・3連勝。一昨年3/7のデビュー戦で2着に敗れて以降、これで7連勝となる。2019年10月のファシィグティプトン1歳馬セールにて17万米ドルで取引された馬で、Deputy Ministerの3×4のクロスを持つ。
・父のGhostzapperは2000年米国産のAwesome Again産駒。現役時は11戦9勝、BCクラシック(d10f・レコード勝ち)、ウッドワードS(d9f)、メトロポリタンH(d8f)、ヴォスバーグS(d6.5f)の4つのG1を含む重賞6勝。2004年のエクリプス賞年度代表馬、最優秀古牡馬。これまでに本馬を含む14頭のG1馬を輩出中で、主な産駒にMystic Guide(ドバイワールドC)、Judy the Beauty(BCフィリー&メアスプリント)などがいる。今年の種付料は7万5000米ドル。
・母のSalty Strikeは2008年米国産、20戦9勝、G3-ガーデニアS、G3-ドッグウッドSの勝ち馬。母の従兄・エイシンロンバードはG3-武蔵野Sの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2023-04-08/837706