現地時間4/14(金)に米キーンランド競馬場にて行われた、芝G1-メイカーズマークマイルS(t8f)の結果と動画をお届けする。1番人気は昨年のBCマイルの勝ち馬・Modern Games。
Maker’s Mark Mile Stakes(G1・芝8f・4歳以上)
・ハナに立ったChez Pierreがいったん2番手に下がるも直線抜け出して1着。1番人気のModern Gamesは4番手追走から直線伸びるも3馬身半差の2着まで。
1着:Chez Pierre
せん5、父・Mehmas、母・Hortensia、母父・Orpen
調教師:Arnaud Delacour、騎手:Flavien Prat
・今回の勝利で通算6戦5勝、G1初制覇。2歳9月にデビューし、1着→1着。この後、210日の休養に入り、休み明けの3歳5月のレースにも勝利し、デビュー3連勝。ここからほぼ1年の休養入りとなり、フランスからアメリカへ移籍。長期休養明け+移籍初戦となった4歳4月のL-ヘンリーSクラークS(t8f)を2着に5馬身半差をつけて勝利。この後、また休養入りになり、287日ぶりのレースとなった5戦目はG3-タンパベイS(t8.5f)。重賞初出走の一戦だったが、ここでデビュー以来、初敗北となる6着。今回はそれ以来のレース。
・父のMehmasは2014年愛国産のAcclamation産駒。現役時は2歳時にのみ稼働し、8戦4勝、G2-ジュライS、G2-リッチモンドSの勝ち馬で、ヴィンセントオブライエンナショナルS(G1)2着、ミドルパークS(G1)3着。Chez Pierreは4頭目の産駒G1馬となる。他にMinzaal(スプリントC)、Going Global(デルマーオークス)、Supremacy(ミドルパークS)がG1勝ちだが、Chez Pierreを含め、全て種付料が1万2500ユーロだった時の世代になる、1stクロップからG1馬が出ている。他に9頭の重賞勝ち馬、7頭のリステッド勝ち馬を輩出中。2020年には7500ユーロだった種付料は、2万5000ユーロ(2021年)→5万ユーロ(2022年)→6万ユーロ(2023年)と上昇中。
・母のHortensiaは2011年イタリア産、4戦未勝利。伯母のUraibはG2-ブエナビスタHの勝ち馬。従兄のVale of YorkはG1-BCジュヴェナイルの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2023-04-14/838603