現地時間4/15(土)に豪ランドウィック競馬場にて行われた、G1-オールエイジドS(t1400m)、2歳G1-シャンペンS(t1600m)の結果と動画をお届けする。オールエイジドSには日本調教馬・ホウオウアマゾンが出走している。
Schweppes All Aged Stakes(G1・芝1400m・2歳以上)
・オールエイジドSは、後方追走の白い帽子、12番・Giga Kickが4角手前にかけて外から上昇し、直線で一気に突き抜けて快勝。1馬身半差の2着にZaaki。モーリス産駒・Mazuは6着。ホウオウアマゾンは後方追走から直線で数頭を抜いて7着で入線。
1着:Giga Kick
せん3、父・Scissor Kick、母・Rekindled Applause、母父・Royal Applause
調教師:Clayton Douglas、騎手:Craig A Williams
・今回の勝利で通算9戦6勝、G1初勝利、重賞3勝目。昨年10月のジ・エベレストの勝ち馬で、その後、チャンピオンズスプリント(G1)5着→AJCチャレンジS(G2)3着→TJスミスS(G1)2着とし、ここへ出走していた馬。Rainbow Questの4×3のクロスを持つ。
・父のScissor Kickは2011年豪州産のRedoute’s Choice産駒。母の従兄にLeroidesanimaux(G1・3勝、父としてケンタッキーダービー馬・アニマルキングダム、G1・3勝の現役馬・Zaakiなどを輩出)がいる牝系の出身、現役時は13戦4勝、G3-エスキモープリンスS(t1200m)、G3-アップアンドカミングS(t1300m)の勝ち馬。Giga Kickが唯一の産駒重賞勝ち馬で、他にリステッド勝ち馬が1頭出ている。
・母のRekindled Applauseは2001年英国産、イタリアのリステッドで2着になった実績がある。甥のAlabama ExpressはG1-C.F.オーアSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2023-04-15/838614
Moet & Chandon Champagne Stakes(G1・芝1600m・2歳)
・シャンペンSは、後方待機の白い帽子、2番・Militarizeが直線で外から鋭伸。逃げ込みを図ったBases Loadedを1馬身3/4差交わし去り1着。
1着:Militarize
牡2、父・Dundeel、母・Amerindia、母父・Dubawi
調教師:Chris Waller、騎手:Joao Moreira
・今回の勝利で通算5戦3勝、G1・2勝目。前々走のG1-ゴールデンスリッパーは13着と大敗するも、Joao Moreiraへ乗り替わりとなった前走のG1-イングリスサイアーズ(t1400m)を勝利し(単勝オッズ21倍)、ここへ出走していた馬。NZ産。
・父のDundeelは2009年新国産のHigh Chaparral産駒。現役時はランドウィックギニー、ローズヒルギニー、オーストラリアンダービーのシドニー3歳3冠を達成し、他にAJCクイーンエリザベスSなどG1を計6勝、重賞7勝。本馬以外の産駒にCastelvecchio(ローズヒルギニー、シャンペンS)、Yourdeel(マナワツサイアーズプロデュースS、システマS)。
・母のAmerindiaは2013年英国産、2戦未勝利。祖母のSatwa QueenはG1-オペラ賞、G2-ジャンロマネ賞2回、G3-プシシェ賞、G3-ヴァントー賞の勝ち馬。従兄のLucky VegaはG1-フェニックスSの勝ち馬。従兄のNations PrideはG1-サラトガダービー招待S、G3-ドバイミレニアムS、G3-ジョッキークラブダービー招待Sの勝ち馬で、先日のドバイターフ(G1)ではLord North、ダノンベルーガに次ぐ3着。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2023-04-15/838613