2023 ガネー賞・レース結果

現地時間4/30(日)に仏パリロンシャン競馬場にて行われた、G1-ガネー賞(t2100m)の結果と動画をお届けする。昨年の凱旋門賞2着以来の復帰戦となるVadeniが1番人気、昨年の英チャンピオンS1着以来の復帰戦となるBay Bridgeが2番人気。

Prix Ganay(G1・芝2100m・4歳以上)

・ガネー賞は、最後方追走のIresineが直線一気を決めて追い込み勝ち。2着にSimca Mille、3着にBay Bridge。1番人気のVadeniは直線伸びを欠き4着。

https://twitter.com/equidia/status/1652676122604175361

1着:Iresine

せん6、父・Manduro、母・Inanga、母父・Oasis Dream
調教師:J-P Gauvin、騎手:Mlle Marie Velon

・今回の勝利で通算15戦10勝、G1・2勝目、重賞4勝目。昨年9/11のG2-フォワ賞(t2400m)→10/23のG1-ロワイヤルオーク賞(t3100m)を連勝。その後、169日ぶりの休み明けとなる前走4/9のG2-アルクール賞(t2000m)で復帰し、勝ったSimca Milleから3/4身差の2着としていた馬。渋った馬場に強く、ロワイヤルオーク賞の馬場状態は英国表記で「Heavy」、今回の馬場状態は「Very Soft」。2018年10月のアルカナドーヴィル1歳馬セールにて僅か6000ユーロで取引された馬。尚、せん馬なので凱旋門賞へ出走することは出来ない。

・勝利ジョッキーのMlle Marie Velonは1999年生まれの女性ジョッキー。2020,2021,2022年のフランス平地女子最多勝ジョッキーでG1・2勝目。近3年の勝利数は84勝(女性騎手歴代最多勝)→77勝→67勝。

・父のManduroは2002年ドイツ産のMonsun産駒。現役時は18戦10勝、イスパーン賞、プリンスオブウェールズS、ジャックルマロワ賞の3つのG1を含む重賞8勝。アンドレ・ファーブル調教師が”これまで手掛けた中で最高の馬”と絶賛し、2007年の世界最高レーティング「131」を獲得したた馬だが、2020年6月に心臓発作で亡くなっている。主な産駒にVazirabad(ロワイヤルオーク賞2勝、カドラン賞)、Ribbons(ジャンロマネ賞)、Ultra(ジャンリュックラガルデール賞)。

・母のInangaは2009年英国産、未出走。近親にCorsica(バーレーントロフィー)、Iveagh Gardens(アサージS)、Truth or Dare(ダービートライアルS)、D’Anjou(アルファヒディフォート)、Roi de Rome(ギシュ賞)らがいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2023-04-30/839933