2023 ケンタッキーオークス等・レース結果

現地時間5/5(金)に米チャーチルダウンズ競馬場にて行われた、G1-ケンタッキーオークス(d9f)、G1-ラトロワンヌS(d8.5f)の結果と動画をお届けする。

Longines Kentucky Oaks(G1・ダ9f・3歳牝馬)

・ケンタッキーオークスは、5番手追走のPretty Mischievousが直線早め先頭から押し切って1着。2着に道中10番手追走から直線追い込んだGambling Girl、3着にThe Alys Look。Brad H Cox師の管理馬が1,2番人気となっていたが1番人気のWet Paintは4着、2番人気のBotanicalは13着。

1着:Pretty Mischievous

牝3、父・Into Mischief、母・Pretty City Dancer、母父・Tapit
調教師:Brendan P Walsh、騎手:Tyler Gaffalione

・今回の勝利で通算7戦5勝、G1初制覇、重賞2勝目。前々走2/18のG2-レイチェルアレクサンドラS(d8.5f)を制し、前走3/25のG2-フェアグラウンズオークス(d8.5f)で2着となり、ここへ出走していたゴドルフィンの自家生産馬。

・本馬はInto Mischiefの17頭目の産駒G1馬。現3歳世代はWonder WheelがBCジュヴェナイルフィリーズ、アルシバイアディーズを制し、昨年のエクリプス賞2歳牝馬チャンピオンになっており、この世代では2頭目のG1馬になる。本日はアンダーカードの古馬牝馬G1-ラトロワンヌSも産駒のPlayed Hardが制しており、チャンピオンサイアーの貫禄を誇示している。

母のPretty City Dancerは2014年米国産、11戦3勝、2歳G1-スピナウェイS(d7f)の勝ち馬母の半姉・Lear’s PrincessはG1-ガゼルSの勝ち馬。祖母の半兄・My Big BoyはG1-バーナードルークH、G2-パンアメリカンHの勝ち馬で、1988年のジャパンカップに出走しており、タマモクロス、トニービン、オグリキャップに次ぐ4番人気で出走し、勝ったペイザバトラーの4着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/308/churchill-downs/2023-05-05/840196

La Troienne Stakes presented by TwinSpires(G1・ダ8.5f・4歳以上牝馬)

・ラトロワンヌSは番手追走のPlayed Hardが直線の競り合いを制して1着。クビ差の2着に圧倒的な1番人気に推されていたSecret Oath。

1着:Played Hard

牝5、父・Into Mischief、母・Well Lived、母父・Tiznow
調教師:Philip A Bauer、騎手:John R Velazquez

・今回の勝利で通算15戦6勝、G1初制覇、重賞3勝目。昨年9/17のG3-ローカストグローヴS(d8.5f)で重賞初制覇を果たし、次走10/9のG1-スピンスターS(d9f)に出走し、勝ったMalathaatから8馬身半差の3着。その後、11/24のG3-フォールズシティS(d9f)で重賞2勝目をあげ、今回はそれ以来の休み明けの一戦だった馬。2019年キーンランド9月1歳馬セールにて28万米ドルで取引された馬。

・チャンピオンサイアーInto Mischiefは今年も既に産駒のAtoneがG1-ペガサスワールドカップターフ招待Sに勝利し、DoppelgangerがG1-カーターHに勝利。Played Hardは今年3頭目のG1馬になる。

・母のWell Livedは2012年米国産、現役時は5戦未勝利だが、ドバイワールドカップ、グッドウッドSの2つのG1を含む重賞4勝をあげたWell Armedの全妹になる良血馬。Played Hardの従兄に本邦輸入種牡馬・アメリカンペイトリオット(メイカーズ46マイルS)、従姉の産駒にCyberknife(ハスケルS、アーカンソーダービー)がいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/308/churchill-downs/2023-05-05/840202