現地時間5/6(土)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、G1-英2000ギニー(t8f)の結果と動画をお届けする。合わせて現地時間5/6(土)に豪モーフェットビル競馬場にて行われた、牝馬G1-ロバートサングスターS(t1200m)についても触れる。
Qipco 2000 Guineas Stakes(G1・芝8f・3歳牡馬、牝馬)(British Champions Series)
・終始、内の好位を進んだシャドーロール着用のピンクの帽子、Chaldeanがラスト抜け出して1着。1番人気のディープインパクト産駒・Auguste Rodinは後方追走から伸びず、見せ場なく12着。
1着:Chaldean
牡3、父・Frankel、母・Suelita、母父・Dutch Art
調教師:Andrew Balding、騎手:Frankie Dettori
・今回の勝利で通算7戦5勝、G1・2勝目、重賞4勝目。2歳時にG1-デューハーストS(t7f)、G2-シャンペンS(t7f)、G3-エイコムS(t7f)に勝利していた馬。196日ぶりのレースとなった前走4/22のG3-グリーナムS(t7f)ではスタート直後にジョッキーが落馬し競走中止となっていた。今後はロイヤルアスコットのセントジェームズパレスSへ向かう模様。
・今年で引退となるFrankie Dettoriはこれで英2000ギニー4勝目。ちなみに英1000ギニーは過去4勝、英ダービーは過去2勝、英オークスは過去6勝。日本時間本日夜の英1000ギニーは昨年のG1-チェヴァリーパークSの勝ち馬・Lezooに騎乗予定。
Mark of Esteem(1996年)
Island Sands(1999年)
Galileo Gold(2016年)
Chaldean(2023年)
・Frankel産駒は英クラシック5勝目。現3歳世代(2019年種付け)は種付料17万5000ポンドの時の世代で、前年の2018年は1stクロップのCracksmanが英チャンピオンS、コロネーションC、ガネー賞を制した年になる。尚、今年の種付料は前年の20万ポンドからさらに上昇し、過去最高の27万5000ポンド。
Anapurna(3rdクロップ・英オークス)
Logician(3rdクロップ・英セントレジャー)
Adayar(5thクロップ・英ダービー)
Hurricane Lane(5thクロップ・英セントレジャー)
Chaldean(7thクロップ・英2000ギニー)
・母のSuelitaは2009年英国産、未出走。半兄のAlkumaitは英2歳G2-ミルリーフSの勝ち馬。従姉のLiving in the Pastは英2歳G2-ロウザーSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2023-05-06/832317
Furphy Robert Sangster Stakes(G1・芝1200m・2歳以上牝馬)
・ロバートサングスターSは、Tavistock産駒・Ruthless Dame(牝3)が直線大外一気を決めて差し切り勝ち。今回の勝利で通算6戦3勝、G1初制覇、重賞2勝目。前々走2/25のG1-サラウンドS(t1400m)で2着→前走3/11のG1-クールモアクラシック(t1500m)で10着とし、ここへ出走していたNZ産馬。
・父のTavistockは2005年NZ産のMontjeu産駒。現役時は19戦6勝、新G1-マッジウェイパーツワールドS、新G1-ワイカトドラフトスプリント、豪G2-ブラメイSの勝ち馬。Ruthless Dameは11頭目の産駒G1馬になる。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/462/morphettville/2023-05-06/840311