2023 英1000ギニー等・レース結果

現地時間5/7(日)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、G1-英1000ギニー(t8f)の結果と動画をお届けする。合わせてダービー候補、オークス候補が勝った注目レース2鞍についても触れる。

Qipco 1000 Guineas Stakes(G1・芝8f・3歳牝馬)(British Champions Series)

・好位追走から抜け出したゴドルフィンのMawjと、これに迫る1番人気のTahiyra(Tarnawaの半妹)の両馬の激しい一騎打ちとなり(「great duel」と現地メディアが形容)、併走状態が長く続いたがMawjが半馬身差で競り勝って1着。2着にTahiyra。

1着:Mawj

牝3、父・Exceed And Excel、母・Modern Ideals、母父・New Approach
調教師:Saeed bin Suroor、騎手:Oisin Murphy

・今回の勝利で通算8戦5勝、G1初勝利、重賞2勝目。2歳時はロイヤルアスコットのアルバニーS(G3・t6f)で2着→7月のダッチェスオブケンブリッジS(G2・t6f)に勝利→8月のロウザーS(G2・t6f)で4着→9月のチェヴァリーパークS(G1・t6f)で3着。今年はドバイで始動し、1/27(t1400m)、2/24(t1600m)の2戦を連勝。今回は71日ぶりのレースだったゴドルフィンの自家生産馬。

・父のExceed And Excelは2000年豪州産のデインヒル産駒。現役時は12戦7勝、ニューマーケットH(t1200m)、ドバイレーシングクラブC(t1400m)の2つのG1を含む重賞6勝。2012/13年に豪リーディングサイアーとなり、北半球でもシャトル種牡馬として成功を収めた大種牡馬。現3歳世代は15thクロップで、Mischief Magicが昨年のG1-BCジュヴェナイルターフスプリント勝ち。産駒が欧州のクラシックを制したのは今回が初で、欧州のG1を制したのは2ndクロップのExcelebrationが2012年にクイーンエリザベス2世Sを制して以来となる。

・母のModern Idealsは2010年英国産、1戦未勝利。半兄のModern GamesはBCマイル、ウッドバインマイル、プールデッセデプーラン、BCジュヴェナイルターフの4つのG1を含む重賞5勝の現役馬。叔父のUltraは2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2023-05-07/832318

Howden Pretty Polly Stakes(Listed・芝10f・3歳牝馬)

・オークスを狙う馬が揃ったL-プリティポリーSはRoaring Lion産駒・Running Lion(牝3)が2着に4馬身半差をつけて快勝。これで通算5戦4勝。ウィリアムヒルでは英オークスで1000ギニーを勝ったMawjと同率の単勝9倍の3番人気に本馬を設定。1世代しか遺せなかったRoaring Lionがクラシックホースを送り出せるか。

Derby Trial Stakes(G3・芝10f・3歳・愛レパーズタウン競馬場)

・同日にレパーズタウン競馬場にて行われた、G3-ダービートライアルSはChurchill産駒・Sprewell(牡3)が2着に3馬身差をつけて勝利。ウィリアムヒルでは英ダービーで本馬を単勝13倍の4番人気タイに設定。母はカナダのG1馬で1stクロップからVadeni(ジョッケクルブ賞、エクリプスS)を出したChurchillの2ndクロップ。