現地時間5/27(土)に愛カラ競馬場にて行われた、G1-アイリッシュ2000ギニー、豪イーグルファーム競馬場にて行われた、G1-キングスフォードスミスC、G1-クイーンズランドダービーの結果と動画をお届けする。
Tattersalls Irish 2,000 Guineas(G1・芝8f・3歳・せん馬不可)
・出遅れ気味のスタートを切ったバリードイルの8番・Paddingtonが早めにポジションを押し上げ、番手に収まる展開。直線では逃げたHi Royalの抵抗にあうも、これを競り落としたPaddingtonが1着。2着に同じバリードイルのCairo、3着に逃げ粘ったHi Royal。1番人気の英2000ギニー3着馬・Royal Scotsmanは9着。
1着:Paddington
牡3、父・Siyouni、母・Modern Eagle、母父・Montjeu
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore
・今回の勝利で通算5戦4勝、G1初制覇。2歳10月のデビュー2戦目(t7f)に勝ち上がり、休養入り。今年は3/26のハンデ戦(t7f)で1着→5/1のL-テトラークS(t8f)も1着とし、ここへ出走していた馬。A P O’Brien師はアイリッシュ2000ギニー12勝目。Ryan Moore騎手はアイリッシュ2000ギニー3勝目。
・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。現役時は12戦4勝、仏2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞(t1400m)、L-ラフレーシュ賞(t1000m)の勝ち馬。Paddingtonは9頭目の産駒G1馬になる。現3歳は9thクロップで、初期の代表産駒・Laurensがサンタラリ賞、ディアヌ賞、愛メイトロンS、サンチャリオットSの4つのG1を勝った翌年(2019年)に、種付料が自身初の10万ユーロに引き上げられる中、種付けされた時の世代。この世代は牝馬からもG1馬・Tahiyra(モイグレアスタッドS)が出ており、先日の英1000ギニーで2着。明日のアイリッシュ1000ギニーで1番人気に推されている状況。大舞台、特にクラシックに強い産駒を継続的に送り出す底力は素晴らしいものがある。他の主な産駒にSt Mark’s Basilica(G1・4勝、カルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬)、Sottsass(凱旋門賞、ジョッケクルブ賞)など。
・母のModern Eagleは2010年ドイツ産のMontjeu産駒。現役時は7戦3勝、L-Prix Belle De Nuit(t2500m)の勝ち馬。Modern Eagleの母父がパントレセレブルで、Northern Dancerの3×4のクロスを持つ。曽祖母のMoonlight DanceはG1-サンタラリ賞の勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2023-05-27/822304
Eva Air Kingsford Smith Cup(G1・芝1300m・3歳以上)
・キングスフォードスミスCは、So You Think産駒・Think About It(せん4)が5,6番手追走から差し切り勝ち。今回の勝利で通算9戦8勝、G1初制覇、重賞2勝目。前々走2/25のG3-リバプールシティC(t1300m)で重賞初制覇を果たし、前走5/6のL-テイクオーバーターゲットS(t1200m)も勝利し、ここへ出走していた馬。これで6連勝達成。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/468/eagle-farm/2023-05-27/842375
Ladbrokes Queensland Derby(G1・芝2400m・3歳)
・クイーンズランドダービーは1番人気のOcean Park産駒・Kovalica(せん3)が直線で一気に抜け出し、2着に2馬身差をつけて快勝。今回の勝利で通算9戦6勝、G1初制覇、重賞3勝目。先週5/20のG1-ドゥーンベン10000(t2000m)を古馬に混じって勝ち馬から1馬身差の3着とし、ここへ連闘で出走していた馬。NZ産。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/468/eagle-farm/2023-05-27/842374