2023 ロイヤルアスコット特集【3】3日目ダイジェスト

現地時間6/22(木)に英アスコット競馬場にて行われた、今年のロイヤルアスコット開催3日目のダイジェストをレース施行順に7鞍全てお届けする。この日のメインレースはロイヤルアスコット3日目恒例のG1-ゴールドカップ。

Norfolk Stakes(G2・芝5f・2歳)

・ノーフォークSは、単勝151倍のMalibu Moon産駒・Valiant Force(牡2)が内の馬群から抜け出して1着。今回の勝利で通算3戦1勝、重賞初制覇。5/1のデビュー戦で2着→5/27のG3-マーブルヒルS(t6f)で5着とし、未勝利馬の身でここへ出走していた馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/841946

King George V Stakes (Heritage Handicap) (Class 2) (3yo 0-105)(芝1m3f211y)

・キングジョージ5世Sは、Sea The Stars産駒・Desert Hero(牡3)が後方追走から差し切り勝ち。直線で進路確保に苦慮しながら内に切れ込んで接戦をモノにした勝利で直線の攻防は見応えあり。「HM The King & HM The Queen」名義でのロイヤルアスコット初勝利。

・トロフィーを受け取るチャールズ国王とカミラ王妃。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/841947

Ribblesdale Stakes(G2・芝1m3f211y・3歳牝馬)

・リブルスデイルSは、バリードイルのGalileo産駒・Warm Heart(牝3)が3番手追走から直線抜け出して1着。2馬身半差の2着にSaxon Warrior産駒・Lumiere Rock。

・今回の勝利で通算4戦3勝、重賞初制覇。5/7のデビュー3戦目(t10f)で勝ち上がり、次走5/20のL-フィリーズトライアルS(t10f)も勝利し、ここへ出走していた馬。母のSea Sirenは2008年豪州産のFastnet Rock産駒で、現役時に豪G1を3勝(マニカトS、ドゥームベン10000、BTCカップ)した活躍馬

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/838355

Gold Cup(G1・芝2m3f210y・4歳以上) (British Champions Series)

・ゴールドカップは、Frankel産駒・Courage Mon Ami(せん4)が後方追走から直線で内から抜け出し、 Coltraneとの競り合いを制し1着。3/4身差の2着に1番人気のColtrane。

Frankie Dettori騎手はゴールドカップ9勝目。ロイヤルアスコットで国王(女王)からカップを受け取ることが出来る3つのレースの内の1つがゴールドカップ。最後のゴールドカップでカップを受け取り満面の笑みを見せるFrankie Dettoriはやはり絵になる男である。

 Drum Taps:1992、1993
 Kayf Tara:1998
 Papineau:2004
 Colour Vision:2012
 Stradivarius:2018、2019、2020
 Courage Mon Ami:2023

・今回の勝利で通算4戦4勝G1初制覇。3歳9月のデビュー戦(AW1m3f219yds)で1着(2着に5馬身差)→3歳10月の2戦目(AW1m4f98yds)で1着(2着に6馬身差)。214日ぶりのレースとなった前走5/27の3戦目(t14f)も勝ち、無敗のままここへ出走していた馬。

・Frankelは昨日のプリンスオブウェールズSを制したMostahdafに続き新たなG1馬を輩出。これで産駒G1馬は31頭。

・母のCrimson Ribbonは2006年米国産のLemon Drop Kid産駒。現役時は6戦1勝。Crimson Ribbonの上にBronze Cannon(ハードウィックS)、下にAcross the Stars(キングエドワード7世S)の2頭のロイヤルアスコットの重賞勝ち馬がいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/838354

Britannia Stakes (Heritage Handicap) (Colts & Geldings) (Class 2) (3yo 0-105)(芝8f)

・29頭立てのブリタニアSは、1番人気のMassaat産駒・Docklands(牡3)が差し切り勝ち。アスコットでのClass4の前走で2着に6馬身半差をつけて勝利し、ここへ出走していた馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/841945

Hampton Court Stakes(G3・芝1m1f212y・3歳)

・ハンプトンコートSは、Australia産駒・Waipiro(牡3)が後方追走から差し切り勝ち。直線で前にいた馬がヨレて進路が空いた一瞬の好機を捕らえての勝利。1番人気タイに推されたSaxon Warriorの全弟、ディープインパクト産駒・Drumrollは7着。

・今回の勝利で通算5戦2勝、重賞初制覇。前走の英ダービーでは勝ったAuguste Rodinから10馬身半差の6着。Sadler’s Wellsの3×4のクロスを持つ馬。半きょうだい(せん馬)に香港でG1・3勝のWaikuku。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/841944

Buckingham Palace Stakes (Handicap) (Class 2) (3yo+ 0-105)(芝7f)

・バッキンガムパレスSは、Siyouni産駒・Witch Hunter(せん4)が馬場のど真ん中から後方一気を決めて1着。これまでの2勝はAWでのもので、芝での勝利は今回が初。

https://twitter.com/Ascot/status/1671935796234911774

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-06-22/841948