ラッキーライラック【12/10(日) 第69回 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)勝ち馬】

2歳牝馬オープン 馬齢 阪神芝1600
1着賞金6500万円(付加賞128.8万円)

直線、先に抜け出しかけたのはリリーノーブルだったが、直後に位置していたラッキーライラックが外から接近。追われての伸びが非常に良く、最後は競り落とす形でラッキーライラックが先頭でゴールイン。2着はリリーノーブルでノーザンファーム生産馬のワンツー。3、4着はともにディープインパクト産駒のマウレアとトーセンブレス。

 1着:ラッキーライラック(牝2・父オルフェーヴル)
 2着:リリーノーブル(牝2・父ルーラーシップ)
 3着:マウレア(牝2・父ディープインパクト)
 勝ちタイム:1.34.3
 着差:3/4、1/2
 LAP:12.4-11.3-11.6-12.4-12.2-11.9-11.0-11.5

ラッキーライラックのプロフィール

2歳牝馬
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母父:Flower Alley
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:(栗)松永幹夫
騎手:石橋脩
募集価格:3000万円

ラッキーライラックの血統背景


オルフェーヴル産駒は中央重賞通算3勝目で、祖父のサンデーサイレンスがフジキセキをいきなり輩出したのと同様に、初年度産駒からいきなりG1馬を輩出することとなっている。初年度産駒が2歳G1をいきなり制覇したのはタニノギムレットの初年度産駒・ウオッカが2006年の阪神ジュベナイルフィリーズを制して以来の快挙。

初年度産駒が2歳G1を制している事例として、以下のものがある。

タニノギムレット:ウオッカが2006年の阪神ジュベナイルFを制覇。
クロフネ:フサイチリシャールが2005年の朝日杯FSを制覇
ミシエロ:エイシンチャンプが2002年の朝日杯FSを制覇
コマンダーインチーフ:アインブライドが1997年の阪神3歳牝馬Sを制覇
メジロライアン:メジロドーベルが1996年の阪神3歳牝馬Sを制覇
サンデーサイレンス:フジキセキが1994年の朝日杯3歳Sを制覇

 

牝系
・母は米9戦3勝G1-アシュランドS(ダ8.5f)の勝ち馬。
・本馬は3番仔。
・初仔ライラックローズ(牝・父・Henrythenavigator)は3戦0勝(15着→12着→13着)。
・2番仔ラルク(牝・父・ディープインパクト)は中央現役・中央2勝
・3代母ステラマドリッドG1-エイコーンSG1-フリゼットSG1-メイトロンSG1-スピナウェイSの勝ち馬で他にG1-BCジュヴェナイルF3着など重賞入着3回。
・3代母ステラマドリッドを牝祖とする活躍馬にアイルドフランス、ミッキーアイル、タイセイスターリー、アエロリット、マキャヴィティ、ダイヤモンドビコー。

 

母父
Flower AlleyはDistorted Humor産駒。米14戦5勝、G1-トラヴァーズS、G2-ジムダンディS、G2-レインズエンドS、G3-サルヴェイターマイルの勝ち馬で他にG1-BCクラシック2着など重賞入着3回。父としての代表産駒は本馬の母や本邦輸入種牡馬のアイルハヴアナザー(G1-ケンタッキーダービー、G1-プリークネスS、G1-サンタアニタダービー、G2-ロバートBルイスS)。

 

クロス
ノーザンテースト:S4×S5、Mr. Prospector:M5×M5

ラッキーライラックの生産牧場

・ノーザンファームは一昨年のメジャーエンブレム以来になる阪神ジュベナイルフィリーズ8勝目

 2007年・トールポピー(父・ジャングルポケット)
 2008年・ブエナビスタ(父・スペシャルウィーク)
 2009年・アパパネ(父・キングカメハメハ)
 2010年・レーヴディソール(父・アグネスタキオン)
 2011年・ジョワドヴィーヴル(父・ディープインパクト)
 2012年・ローブティサージュ(父・ウォーエンブレム)
 2015年・メジャーエンブレム(父・ダイワメジャー)
 2017年・ラッキーライラック(父・オルフェーヴル)

・ノーザンファームは今年の中央重賞50勝目。昨年マークした年間中央重賞勝利数「51」のレコード更新が目前となっている。今年のG1は11勝目でこちらは既に自己記録更新中。