ノンコノユメ【2018/2/18(日) フェブラリーS・GⅠ勝ち馬】

4歳以上オープン 定量 東京ダ1600m
1着賞金1億円

 1着:ノンコノユメ(セ6・父トワイニング・社台ファーム生産)
 2着:ゴールドドリーム(牡5・父ゴールドアリュール・ノーザンファーム生産)
 3着:インカンテーション(牡8・父シニスターミニスター・谷川牧場生産)
 勝ちタイム:1.36.0(良)
 着差:クビ、クビ
 LAP:12.2-10.7-11.2-11.7-12.5-12.6-12.3-12.8

ノンコノユメのプロフィール:重賞5勝目

6歳セ(2012年生)
父:トワイニング
母:ノンコ
母父:アグネスタキオン
生産牧場:社台ファーム
厩舎:(美)加藤征弘
騎手:内田博幸

(主な戦績)
2018 根岸S・GⅢ(東京ダ1400m)1着
2015 武蔵野S・GⅢ(東京ダ1600m)1着
2015 ジャパンダートダービー・JPNⅠ(大井ダ2000m)1着
2015 ユニコーンS・GⅢ(東京ダ1600m)1着

 父:トワイニング

先月の根岸S勝ちの際に触れたが、トワイニングは、フォーティナイナーの直仔、1991年生の米国産馬。同馬が9歳~10歳に日本で供用され、その後、13歳時に再来日し、24歳で死亡するまで日本で種牡馬生活を送った。ラストクロップは現2歳世代(1頭のみ)。

日本での重賞勝ち馬は4頭。米国でも複数の重賞勝馬を残しているが、GⅠタイトルはノンコノユメただ一頭で、それがセン馬、ということで、父系の継続は厳しい状況となっている(条件馬クリストワイニングが種牡馬入りしているが)。

  • ロールオブザダイス(牡・2005年生、母父サンデーサイレンス、社台ファーム生産)
    • 平安S・GⅢ優勝
  • フサイチアソート(牡・2005年生、母父サンデーサイレンス、ノーザンファーム生産)
    • 東スポ杯2歳S・JPNⅢ優勝
  • セカンドテーブル(牡・2012年生、母父サンデーサイレンス、川島良一生産)
    • 京王杯2歳S・GⅡ優勝
  • ノンコノユメ(セ・2012年生)

参考に現在、フォーティナイナー系で多くの牝馬を集めているのは、サウスヴィグラス(2017年の種付頭数173頭)、プリサイスエンド(同114頭)、アドマイヤムーン(同87頭)、スウェプトオーヴァーボード(同77頭)とその直仔パドトロワ(同48頭)、アイルハヴアナザー(同83頭)、と個性的な陣容が揃っている。米国では父系として下火となっている感があるが、Distorted HumorがブルードメアサイアーとしてチャンピオンホースArrogateを輩出、影響力を示している。

生産:社台ファーム

2018年の重賞はノンコノユメによる根岸Sに続き、2つ目の勝利。フェブラリーSは2013年のグレープブランデー以来、5年ぶりの勝利。