今年も社台系の一口募集の季節を迎え、募集馬のラインアップと募集価格がすでに発表となっている。以下、社台、サンデー、G1、社台グループオーナーズ(中央のみ)の募集価格を種牡馬別にまとめている。繁殖の質や種付料の違いなど、厳密には更に勘案すべき事項はあるだろうが、全体の価格設定から何か読み取れることはないだろうか。

注)少々強引だが比較を容易にするため、牝馬の募集価格を牡馬の価格に補正している点に留意をいただきたい(具体的には、募集馬全体の牡馬の平均価格が牝馬のそれより36%高いことを踏まえ、同比率を調整して「全頭牡馬だとした場合の平均価格」を推計しようとしている)。なお、リストは3頭以上の募集馬のいる種牡馬を対象とし、2頭のみの種牡馬は参考に別掲としている。

下表から、ロードカナロアは明確な上位評価となっているが、一方で、オルフェーヴルは中位クラスのやや上、あたりの価格設定にとどまっている点が指摘できる。ノヴェリスト・エイシンフラッシュについては、期待通りとは行かなかった初年度産駒の動向が価格に反映されているといえそうだ。今年産駒デビューとなるジャスタウェイについては現状、中位クラス群の中で幾分か控えめな評価、というところだろうか。来年産駒デビューとなる種牡馬は数多くラインアップされているが、中では、エピファネイア産駒に対する期待と、対照的に、数は少ないとはいえ、リアルインパクト産駒の抑制された価格設定が目に付く。

社台系募集馬の種牡馬別価格(注:牡馬価格に補正済。単位は万円)

種牡馬頭数補正平均価格(注)備考
ディープインパクト339,685
キングカメハメハ245,455
ロードカナロア204,238初年度産駒は2017年デビュー
ハーツクライ173,855
ルーラーシップ233,223
ダイワメジャー112,868
エピファネイア182,773初年度産駒は2019年デビュー
スクリーンヒーロー72,747
ハービンジャー122,705
オルフェーヴル192,621初年度産駒は2017年デビュー
ゴールドシップ52,526初年度産駒は2019年デビュー
キズナ72,495初年度産駒は2019年デビュー
ジャスタウェイ102,482初年度産駒は2018年デビュー
キンシャサノキセキ62,475
スピルバーグ42,314初年度産駒は2019年デビュー
ヴィクトワールピサ92,256
ゴールドアリュール112,117
クロフネ31,955
ダノンシャンティ31,900
ノヴェリスト71,931初年度産駒は2017年デビュー
エイシンフラッシュ61,808初年度産駒は2017年デビュー
リアルインパクト41,776初年度産駒は2019年デビュー
カジノドライヴ31,440
(参考)
Pioneerof the Nile23,672
ドリームジャーニー23,160
ヘニーヒューズ22,176初年度産駒は2017年デビュー
フェノーメノ22,176初年度産駒は2019年デビュー
ストロングリターン22,088初年度産駒は2017年デビュー
ディープブリランテ22,088
カレンブラックヒル21,900初年度産駒は2019年デビュー
ワールドエース21,768初年度産駒は2019年デビュー
スウェプトオーヴァーボード21,702
マジェスティックウォリアー21,550初年度産駒は2019年デビュー