第149回ベルモントS(G1)展望【1】エピカリスの評価・人気は?

日本からエピカリスも参戦するアメリカクラシック3冠の3戦目、ベルモントSが6/10(日本時間6/11朝)にニューヨーク州のベルモントパーク競馬場にて行われる。今年はJRAで馬券も発売され、グリーンチャンネルでも衛星生中継されるため、注目度が増している。上位人気3頭は以下の通り。

 

※オッズは英ブックメーカー・William Hillの前売り単オッズ。

 

Classic Empire(ケンタッキーダービー4着→プリークネスS2着)2.87倍
父・Pioneerof the Nile、母・Sambuca Classica(by Cat Thief)

前走プリークネスSは一番強い競馬で2着。ケンタッキーダービー馬・Always Dreamingを自力で負かしに行って捻じ伏せようとしたところを伏兵の差しに屈した形。昨年の2歳戦から、ずっと現世代を最前線で引っ張ってきた存在で、最後にクラシックのタイトル戴冠なるか、注目される。

※詳細は以前、本馬について触れた以下の記事をご参照頂きたい。
ケンタッキーダービー有力馬【2】Classic Empire(クラシックエンパイア)
http://umahei.com/98/

 

Lookin At Lee(ケンタッキーダービー2着→プリークネスS4着)6.00倍
父・Lookin At Lucky、母・Langara Lass(by Langfuhr)

ケンタッキーダービーは人気薄で2着に食い込む。通算11戦2勝で昨年10月のG1-ブリーダーズフューチュリティSではClassic Empireの2着、昨年11月のG1-ブリーダーズカップジュベナイルではClassic Empireの4着、今年4月のG1-アーカンソーダービーではClassic Empireの3着。大崩れはないがワンパンチ足りないタイプか。伯母のMadeira ParkはカナダG3勝ち馬。

 

Epicharis(エピカリス)6.50倍
父・Gold Allure、母・Stapes Mitsuko(by Carnegie)

前走G2-UAEダービーではThunder Snowの2着。物差しとしてThunder Snowの戦歴に触れると、2歳時にG1-クリテリウムアンテルナシオナル(芝1400)を5馬身差で勝っており、ケンタッキーダービーではスタート直後に競走中止となったが、先日のG1-アイリッシュ2000ギニーではChurchillの2着と健闘。このレベルの馬とUAEダービーで短頭差の競馬なら、ここでの3番人気の評価も頷ける。

1着:2016北海道2歳優駿(Jpn3) 門別ダ1800
1着:2017ヒヤシンスS(OP) 東京ダ1600
2着:2017UAEダービー(G2) UAEダ1900

2014年のセレクトセールにて2808万円で落札。母スターペスミツコは17戦1勝。本馬は7番仔で半兄メイショウナルトは2013年のG3-小倉記念(小倉芝2000)、2014年のG3-七夕賞(福島芝2000)の勝ち馬。