3歳以上 定量 東京芝1600m
1着賞金11000万円
1着:モズアスコット(牡4・父Frankel・米国産)
2着:アエロリット(牝4・父クロフネ・ノーザンファーム生産)
3着:スワーヴリチャード(牡4・父ハーツクライ・ノーザンファーム生産)
勝ちタイム:1.31.3(良)
着差:クビ、3/4
LAP:12.2-10.8-11.2-11.3-11.3-11.4-11.4-11.7
モズアスコットのプロフィール:重賞初勝利
4歳牡(2014年生)
父:Frankel
母:India ※コティリオンH・GⅡなど米ダート重賞2勝
母父:Hennessy
生産:米国
厩舎:(栗)矢作芳人
騎手:ルメール
2015Keenland Sepセール275,000US$
(主な戦績)
2着:2018マイラーズC・GⅡ(京都芝1600)
2着:2018阪急杯・GⅢ(阪神芝1400)
父:Frankel
Frankelは2008年生まれ。英国が生んだスーパーホースで、戦績は14戦無敗、英2000ギニー、チャンピオンS他、GⅠを9勝。父は大種牡馬Galileo。
初年度産駒が現4歳世代で、先日コロネーションCで3つ目のGⅠタイトルを手にしたCracksmanなど欧州でも活躍馬が出ているが、日本では出走した4歳世代8頭の中から、昨年のオークス馬ソウルスターリング、一昨年のファンタジーSを勝ったミスエルテ、そして今日のモズアスコットと、重賞勝馬3頭(内、GⅠ馬2頭)を送る驚異的な産駒成績を示している。参考に、現3歳世代はここまで6頭日本で出走しており、タニノフランケル(母ウォッカ)、シグナライズが2勝を挙げている。
日本で種牡馬入りしたFrankel産駒はまだおらず、今回のGⅠ勝ちでモズアスコットの種牡馬価値の側面に注目が集まることとなりそうだ。
2018:種牡馬別重賞勝ち数(国内平地競争のGⅠ~Ⅲ・JPNⅠ~Ⅲ・JRA新設重賞が対象)
ディープインパクト 12
ハーツクライ 5
ステイゴールド 5
キングカメハメハ 4
アドマイヤムーン 4
ロードカナロア 4
ハービンジャー 2
オルフェーヴル 2
ルーラーシップ 2
トワイニング 2
ダイワメジャー 2
ゴールドアリュール 2
シンボリクリスエス 2
キンシャサノキセキ 2
母父:Hennessy
Hennessyは1993年生まれの米国産馬で、ホープフルS・GⅠなど、ダート重賞を3勝。父は大種牡馬Storm Cat。
日本で2001年に単年供用されたことがあり、フェブラリーS・GⅠを勝ったサンライズバッカス、京阪杯・GⅢ2着などの戦績を残したコパノフウジンを輩出するなど良質な成績を残した。
父祖としての伝播力は強力で、米国供用時に輩出したヨハネスブルグ・ヘニーヒューズ(米国で活躍後、ともに日本で供用)などの父として、今後数多くの血統表に名を刻んでいくことになる。特にヨハネスブルグの直仔Scat Daddyの産駒はセンセーショナルな活躍が続き、高値での取引が続いている。
Hennessyの母父としての成績には、ここまで際立ったものはみられなかった。
2018:ブルードメアサイアー別重賞勝ち数
サンデーサイレンス 6
フレンチデピュティ 5
シンボリクリスエス 3
キングカメハメハ 3
ブライアンズタイム 2
フォーティナイナー 2
Mark of Esteem 2
Unbridled’s Song 2
フジキセキ 2
アグネスタキオン 2
Deputy Minister 2
ホワイトマズル 2
ファルブラヴ 2
スペシャルウィーク 2
ジャングルポケット 2