次走報・Arrogate(アロゲート)が帰厩。注目の次走は?

3月のG1-ドバイワールドカップを異次元の走りで圧勝したArrogate(アロゲート)。レース後は休養していたが、このたび、カリフォルニア州のサンタアニタパーク競馬場へ無事、帰厩した。まだ軽めの調教がスタートしたばかりで、管理するボブ・バファート調教師は「It was just maintenance」と語り、ここから調整ピッチをあげていく意向。

 

注目の次走は、7/22にカリフォルニア州のデルマー競馬場で行われるG2-サンディエゴH(ダ8.5f)が有力。ここを使って、同じデルマー競馬場の8/19のG1-パシフィッククラシックS(ダ10f)へ、というローテーションが有力視されている。パシフィッククラシックSは1991年に創設された比較的新しいレースで、賞金総額100万ドル。夏季のアメリカ西海岸競馬を代表するレース。

 

このローテーションは昨年のCalifornia Chrome(カリフォルニアクローム)と全く同じもので、California Chrome(カリフォルニアクローム)はドバイワールドカップ、サンディエゴH、パシフィッククラシックSと全て勝っている。

 

陣営が当初より最大目標と公言している連覇がかかる、今年のブリーダーズカップクラシックは初めてデルマー競馬場で行われるが、Arrogate(アロゲート)は昨年8月に既に走って勝っているコース。本番と同じデルマーで行われるレースを復帰初戦、2戦目に選ぶ可能性は高いといえそうで、まずは復帰初戦のパフォーマンスが注目される。