先日の展望記事【1】をアップして以降、本命馬Classic Empireが回避、エピカリスも週中に右前脚の歩様が乱れ、馬場入りを取り止めるアクシデントが発生していたが、日本時間本日夜に右前肢ハ行で出走取り消しを発表した。
エピカリスのリタイアは非常に残念だが、週中にその兆候は出ていたので、やはりか・・・というのが正直なところ。一気に注目度が萎んだ感は否めないが、アメリカクラシック3冠がグリーンチャンネルで生中継される機会はめったにないことで、レースはレースとして楽しみたいところ。本稿では前回触れなかった馬をご紹介する。
Irish War Cry(ケンタッキーダービー10着)
父・Curlin、母・Irish Sovereign(by Polish Numbers)
ケンタッキーダービーでは積極的に先行集団につけて、獲りに行く競馬をしたが力尽きる。ケンタッキーダービー2桁着順から、プリークネスSをスキップしてベルモントSに挑み、勝利を収めた馬として、2016年のCreator(13着)、2013年のPalace Malice(12着)がいる。Classic Empireの回避で押し出される形で本馬が人気になっているが、果たしてどうか。
※詳細は以前、本馬について触れた以下の記事をご参照頂きたい。
ケンタッキーダービー有力馬【3】Irish War Cry(アイリッシュウォークライ)
Senior Investment(プリークネスS3着)
父・Discreetly Mine、母・Plaid(by Deputy Commander)
通算7戦3勝。主な勝ち鞍は今年4月のG3-レキシントンS。G1初挑戦のプリークネスSではブービー人気で3着。Kenneth McPeek調教師は2002年にSaravaでベルモントSを勝っている(ウォーエンブレムの3冠を阻止したレースとして有名。単勝70倍の過去最大オッズでの優勝)。
Tapwrit(ケンタッキーダービー6着)
父・Tapit、母・Appealing Zophie(by Successful Appeal)
主な勝ち鞍は2017年3月のG2-タンパベイダービー(ダ8.5F)。Always DreamingのTodd Pletcher調教師(エクリプス賞最優秀調教師を7度(2004-2007,2010,2013,2014)獲得)の管理馬。Tapit産駒は2016年のCreator、2014年のTonalistとベルモントSを近3年で2勝。
Gormley(ケンタッキーダービー9着)
父・Malibu Moon、母・Race to Urga(by Bernstein)
※詳細は以前、本馬について触れた以下の記事をご参照頂きたい。
ケンタッキーダービー有力馬【5】Girvin(ガーヴィン)、Gormley(ゴームリー)