Poet’s Word(ポエッツワード)、Saxon Warrior(サクソンウォリアー)ら出走。インターナショナルS(G1)ミニ展望

日本時間8/22(水・23:35発走予定)に英ヨーク競馬場にて、インターナショナルS(G1)(1m2f56y)が行われる。先日のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)を制したPoet’s Word(ポエッツワード)や、エクリプスS(G1)で接戦を演じた両3歳馬・Roaring Lion(ロアリングライオン)とSaxon Warrior(サクソンウォリアー)も出走する楽しみなメンバー構成となっている。人気上位馬5頭の参考レースの動画を中心にミニ展望をお届けする。

※sky sportsのRacecardsは以下をご参照下さい(別タブで開きます)。レースは8頭立てで行われる予定。

http://www.skysports.com/racing/racecards/york/22-08-2018/846655/juddmonte-international-stakes

Poet’s Word(ポエッツワード)

英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ2.75倍(1人気)

父・Poet’s Voice、母・Whirly Bird、母父・Nashwan

・前々走のプリンスオブウェールズS(G1)ではCracksman(クラックスマン)に完勝し、前走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)では同厩のCrystal Ocean(クリスタルオーシャン)との見応えある一騎打ちを制し、G1を連勝中。今回は3歳馬の挑戦を受ける立場となるが、既にブリーダーズカップターフ(11/3)、英チャンピオンS(10/20)など、今後のビッグレースで軒並み現時点で1番人気に押されている今季の主役だけに、ここは内容が問われる一戦。

※前走・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSのレース動画

※前々走・プリンスオブウェールズSのレース動画

Roaring Lion(ロアリングライオン)

英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ3.25倍(2人気)

父・Kitten’s Joy、母・Vionnet、母父・ストリートセンス

・前走のエクリプスS(G1)では先に抜け出したSaxon Warrior(サクソンウォリアー)目がけて外から猛追し、最後差し切って優勝。近2走(英ダービー、エクリプスS)で共にSaxon Warrior(サクソンウォリアー)に先着しており、2番人気に押されるのも当然だが、前走のゴール前でかなりヨレていたのが懸念材料。

Saxon Warrior(サクソンウォリアー)

英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ6.00倍(3人気)

父・ディープインパクト、母・Maybe、母父・Galileo

・前走はアイリッシュダービーから連闘で臨んだエクリプスSで、先に抜け出したところを差されて2着。同日にアメリカ遠征中のため乗れなかった主戦のR・ムーアが今回は騎乗するが、Poet’s Word(ポエッツワード)もRoaring Lion(ロアリングライオン)も後方待機からの直線勝負に出ると思われ、前走同様に先に抜け出してどこまで我慢出来るか、もしくは突き放せるか、という競馬になりそう。

※エクリプスSのレース動画

Benbatl(ベンバトル)

英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ13.00倍(4人気)

父・Dubawi、母・Nahrain、母父・Selkirk

・前走は、昨年の凱旋門賞で7着だったIquitos(イキートス)らを降しての独G1勝ち。3月のドバイターフ(G1)でヴィブロス、ディアドラ、リアルスティールらに完勝している馬だが、前々走のクイーンアンS(G1)で10着と大敗する不安定さを露呈しており、この中に入ると評価が下がるのは致し方ない感じだろう。ドバイターフのような先行抜け出しでどこまで粘り込めるか。

※ドバイターフのレース動画

Without Parole(ウィズアウトパロール)

英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ13.00倍(4人気)

父・Frankel、母・Without You Babe、母父・Lemon Drop Kid

・5戦4勝の3歳牡馬。デビュー4連勝で6/19のセントジェームズパレスS(G1)を制した後に1番人気で臨んだ8/1の前走サセックスS(G1)で7着と大敗。今回は前走は乗れなかった主戦のL・デットーリに手綱が戻るが、初の距離で巻き返しがあるかどうか。

※セントジェームズパレスSのレース動画

 

インターナショナルSは2005年にゼンノロブロイが出走し、2着となったレース。当時のレース動画を資料として以下にアップする。「ゼンノロブロイ、大チャンスだ」という実況フレーズもあながち大げさではない程の直線の攻防はまさに激闘である。