土曜の愛チャンピオンS(G1)でRoaring Lion(ロアリングライオン)の2着と敗れていた、ディープインパクト産駒のSaxon Warrior(サクソンウォリアー)と、同じく土曜のメイトロンS(G1)で2着と敗れていた、Alpha Centauri(アルファセントーリ)の引退が報じられている。英レーシングポスト電子版の記事をご紹介する。

※2頭の引退を報じたレーシングポストの記事は以下をご参照下さい(別タブで開きます)。

https://www.racingpost.com/news/latest/alpha-centauri-camp-reveal-fetlock-injury-after-shock-matron-defeat/346164

Saxon Warrior(サクソンウォリアー)

エイダン・オブライエン調教師のコメントによると、レース後に「near-fore tendon」に腫れが出ており、患部をスキャンしたところ、「he had quite a significant core lesion to his flexor tendon」であることが分かったとのこと。「tendon」は「腱」の意であり、屈腱炎を発症した模様。

エイダン・オブライエン調教師はこれまでのSaxon Warrior(サクソンウォリアー)の足跡を振り返り、連闘で臨んだエクリプスSの後は「He was very sick」であったことを吐露。距離適性はマイルがベストだった可能性が高いとも発言しており、次走として予定されていた、アスコット競馬場でのクイーンエリザベス2世S(G1・1mile)でのパフォーマンスが観れなくなったのは残念である。

当サイトでは同馬がデビュー戦を勝利してから、動向に注目し記事をアップしてきたが、ここでは過去の記事をもとに同馬の足跡を振り返る。

ディープインパクト産駒・Saxon Warrior(牡2)、アイルランドでデビュー勝ち(2017/8/28)

・デビュー戦は単勝9倍でR・ムーアは別の馬に乗っており、D・オブライエンが鞍上。ディープインパクト産駒らしい大外から飛んでくる末脚が実に印象的。以下の過去記事の中にある直線動画でお確かめ頂きたい。

http://umahei.com/saxon-warrior1

【速報】Saxon WarriorのBeresford Stakesの結果と動画(2017/9/25)

・2戦目はアイルランド・ネイス競馬場でのベレスフォードS(G2)。ここからR・ムーアが手綱を取っている。ここを完勝したことで翌年の英ダービーのアンティポストで1番人気に浮上したことに触れている。

http://umahei.com/saxon-warrior3

Saxon Warrior(サクソンウォリアー)、レーシングポストトロフィ(G1)に勝利!(2017/10/28)

・3戦目は英ドンカスター競馬場でのレーシングポストトロフィ(G1)。直線、Roaring Lion(ロアリングライオン)に完全に前に出られたところを、内から差し返した名勝負である。速報記事ではあげられなかったレースのフル動画は以下をご参照頂きたい。

http://umahei.com/saxon-warrior1028

Saxon Warrior(サクソンウォリアー)、英2000ギニー(G1)を制覇!(2018/5/6)

・4戦目は英ニューマーケット競馬場での英2000ギニー(G1)。R・ムーアが同日のケンタッキーダービー出走のMendelssohn(メンデルスゾーン)に乗るため、デビュー戦以来のD・オブライエンが鞍上。結果的にこのレースの勝利が最後の勝利となり、以後、英ダービー4着→愛ダービー3着→エクリプスS2着→インターナショナルS4着→愛チャンピオンS2着。通算9戦4勝の戦績を残し引退。今後、種牡馬としてどんな産駒を送り出すのか、注目したい。

http://umahei.com/saxon-warrior20180505

Alpha Centauri(アルファセントーリ)

レーシングポストの記事ではこの馬の引退のほうが前段に記載されており、衝撃の程が伺われる。土曜のメイトロンSでは最後に急激に脚色が止まっていたが、レース後に既に「clinically abnormal」な状態だった模様。

馬主であるニアルコスファミリーのレーシングマネージャーを長く務めるアラン・クーパー氏のコメントが出ており、右前の球節に問題が発症したため、協議を重ねた末に引退を決断したとのこと。ジェシカ・ハリントン調教師は「私に初めてのクラシックタイトル(愛1000ギニー)、初めてのロイヤルアスコットでの勝利(コロネーションS)、初めてのフランスでの勝利(ジャックルマロワ賞)を与えてくれた」と称え、レース中に負傷を抱えた中で走ったメイトロンSでの頑張りも称えている。

主戦騎手を務めたC・オドノヒュー騎手のコメントも出ており、彼女は「one of the highest-rated fillies of all time」として引退すると語り、Alpha Centauri(アルファセントーリ)が残した124というレイティングを誇っている。