2日目も快晴の天気の中、行われたロイヤルアスコット。ライアン・ギグスとエイダン・オブライエンが放送席に同席するようなシーンはなかなか見れない貴重なもので放送自体が楽しかった2日目のダイジェストをお届けする。
1R・ジャージーステークス(G3)3歳、芝直線7F
フランス2000ギニーの2着馬・Le Brividoが1着。父のSiyouniはPivotal産駒で2015年のG1-ムーランドロンシャン賞、同年のG1-コロネーションS、同年のG1-仏1000ギニーを勝ったErvedyaを輩出。名伯楽・アンドレファーブルもグレー系のシルクハット着用で、満更でもない表情でインタビューに応えていた。
父・Siyouni、母・La Bugatty、母父・Dr. Fong
1着:2017ジャージーステークス(G3) GB芝7.0F
2着:2017仏2000ギニー(G1) FR芝7F209y
2R・クイーンメアリーステークス(G2)2歳牝馬、芝直線5F
終始、リードを奪っていたHeartacheが人気のアメリカ馬・Happy Like A Foolの追撃を抑えて1着。Heartacheは5/26のデビュー戦を6馬身差で勝ち、ここに臨んでいた馬。父・KyllachyはPivotal産駒で9頭のスプリントG1馬を輩出。
父・Kyllachy、母・Place In My Heart、母父・Compton Place
1着:2017クイーンメアリーステークス(G2) GB芝5.0F
1着:Maiden GB芝5.0F10y
3R・デュークオブケンブリッジステークス(G2)4歳以上牝馬、芝直線6F
昨年のG1-コロネーションSの勝ち馬・Qemahが勝ち、2年連続のロイヤルアスコットでの勝利。1Rに続きここもフランス調教馬の優勝。ちなみにQemahはハートレー(2015年のG2-ホープフルSの勝ち馬)と3代母が同じで近親にあたる。
父・Danehill Dancer、母・Kartica、母父・Rainbow Quest
1着:2016コロネーションステークス(G1) GB芝8.0F
1着:2016ロートシルト賞(G1) FR芝1600
1着:2017デュークオブケンブリッジステークス(G2) GB芝8.0F
4R・プリンスオブウェールズステークス(G1)4歳以上、芝10F
クールモアのHighland Reelが2番手から抜け出して1着。前走コロネーションCに続くG1連覇でこれで通算G1タイトルは6つ目。戦歴を見るまでもなく、3つの異なる国と地域でG1を勝ち、これほど馬主を楽しませてくれる馬もいないのではなかろうか。当然、次走の連覇がかかるキングジョージでも好走が見込まれよう。
父・Galileo、母・Hveger、母父・Danehill
1着:2016キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス(G1) GB芝12.0F
1着:2016ブリーダーズカップターフ(G1) US芝12.0F
1着:2015香港ヴァーズ(G1) HK芝2400
1着:2017プリンスオブウェールズステークス(G1) GB芝10.0F
1着:2017コロネーションカップ(G1) GB芝12F6y
1着:2015セクレタリアトS(G1) US芝10.0F
2着:2016香港ヴァーズ(G1) HK芝2400(※1着サトノクラウン)
2着:2016凱旋門賞(G1) FR芝2400(※1着Found)
2着:2016英インターナショナルS(G1) GB芝10H88y(※1着Postponed)
2着:2015フランスダービー(G1) FR芝2100(※1着New Bay)
※ロイヤルアスコットのファッション事情について
DAZN(ダ・ゾーン)の中継でも折に触れ、ファッションチェック的なコーナーが設けられているが、男性の場合、シルクハットの色をどうするかがまず問題。場内の着用者を見ると黒が8割程で、残りはグレー系、ベージュ系。モーニングコートも同様に黒が多く、グレーが1割程。シャツは白が多い。
ネクタイとウェストコートで色味を入れる感じで、同行の女性がピンクのドレスなら自分もピンクのネクタイをチョイスするとか、胸ポケットにバラをさしてみるとか、この部分でセンスが問われる感じ。よく見かけるのは水色のネクタイに黄色のウェストコートの組み合わせ。
・本日夜のロイヤルアスコット3日目のメインレースは芝20Fの長距離戦・ゴールドカップ(G1)。黄金のカップをエリザベス女王から授与されるのは果たしてどの陣営なのか?