現地時間3/16にアーカンソー州のオークローンパーク競馬場にて行われるレベルS(G2・8.5f)にて、Game WinnerとImprobableが注目の始動戦を迎える。レースは分割レースとなり、両馬の激突とはなっていないが、ミニ展望をお届けする。
8R・レベルS(G2・8.5f)/現地時間3/16・16:57発走
・現時点での英ブックメーカー・WilliamHILLによるアンティポストでオッズがついている馬の出走は以下の2頭(※併記したオッズはアンティポストでの単勝オッズ)。
Improbable:8.00倍(1番人気)
父・City Zip、母・Rare Event、母父・A. P. Indy
調教師:Bob Baffert
・3戦3勝。昨年12/8のロスアラミトスキャッシュコールフューチュリティ(G1)を5馬身差で勝って以来の復帰戦となる。
・1/9からサンタアニタパーク競馬場にて時計を出し始めており、3/4にはダート5fで59.80をマーク。その後、サンタアニタパーク競馬場閉鎖により、ロスアラミトス競馬場で3/10にダート5fで59.20を計時。いずれも同厩のGame Winnerより速い時計を出しており、調整過程は順調のように見える。
Galilean:34.00倍(14番人気)
父・Uncle Mo、母・Fresia、母父・El Prado
調教師:Jerry Hollendorfer
・4戦3勝。ここが初の重賞出走となる。父のUncle Moは2008年米国産のIndian Charlie産駒で、米2歳G1-BCジュヴェナイルなど米2歳重賞を2勝、3歳時に1勝。
・他に人気を集めている主な出走馬は以下の通り。
Extra Hope
父・シャンハイボビー、母・Lotsandlotsofhope、母父・Tiznow
調教師:Richard E Mandella
・7戦2勝。昨年12/8のロスアラミトスキャッシュコールフューチュリティ(G1)でImprobableの3着。父のシャンハイボビーは2010年米国産のHarlan’s Holiday産駒で、米2歳G1-BCジュヴェナイルなど米2歳重賞のみを3勝。現在、アロースタッドにて供用中で今年の種付料は200万円。
Long Range Toddy
父・Take Charge Indy、母・Pleasant Song、母父・Unbridled’s Song
調教師:Steven Asmussen
・6戦3勝。初の重賞出走となった前走2/18のサウスウエストS(G3)で3着。父のTake Charge Indyは2009年米国産のA.P. Indy産駒で、米G1-フロリダダービーなど米重賞2勝。
10R・レベルS(G2・8.5f)/現地時間3/16・18:06発走
・現時点での英ブックメーカー・WilliamHILLによるアンティポストでオッズがついている馬の出走は以下の3頭(※併記したオッズはアンティポストでの単勝オッズ)。
Game Winner:8.00倍(1番人気)
父・Candy Ride、母・Indyan Giving、母父・A. P. Indy
調教師:Bob Baffert
・4戦4勝。昨年11/2のBCジュヴェナイル(G1)を完勝して以来の復帰戦となる。
・1/9からサンタアニタパーク競馬場にて時計を出し始めており、3/4にはダート5fで1:00.6をマーク。その後、サンタアニタパーク競馬場閉鎖により、ロスアラミトス競馬場で3/10にダート5fで59.80を計時。いずれも時計的には8Rに出走する同厩のImprobableより劣るものとなっている。当初は3/9のサンフェリペSを始動戦とする見込みが、サンタアニタパーク競馬場閉鎖によりレース自体が行われず、ローテーションがズレた点がどうなるか。
Gunmetal Gray:26.00倍(8番人気)
父・Exchange Rate、母・Classofsixtythree、母父・Include
調教師:Jerry Hollendorfer
・6戦2勝。今年は1/5のシャムS(G3)に勝利。その後、出走した2/2のロバートB.ルイスS(G3)でMucho Gustoの2着となって以来の出走となる。
・昨年9/29のアメリカンファラオS(G1)では勝ったGame Winnerと4馬身半差の2着、昨年11/2のBCジュヴェナイル(G1)では勝ったGame Winnerと12馬身半差の5着、と2歳時は全く歯が立たなかったGame Winnerとの力関係がどうなっているのか、このレースで明らかになりそうである。
Omaha Beach:26.00倍(8番人気)
父・War Front、母・Charming、母父・Seeking The Gold
調教師:Richard E Mandella
・5戦1勝。2/2に初勝利をあげたばかりの馬だが、半姉、叔父、祖母にG1馬が並ぶ豪華な牝系もあり、ダービー戦線の穴馬候補として注目を集めている存在。
・他に人気を集めている主な出走馬は以下の通り。
Our Braintrust
父・Freud、母・Caller Trust、母父・Trust N Luck
調教師:Mark Casse
・5戦2勝。初の重賞出走となった前走2/2のウィザーズS(G3)で3着。父のFreudは1998年米国産のStorm Cat産駒。現役時はエイダン・オブライエン師に管理された馬だが12戦1勝に終わった馬。
Laughing Fox
父・Union Rags、母・Saskawea、母父・Stormy Atlantic
調教師:Steven Asmussen
・4戦2勝。デビュー3戦目に勝ち上がり、次走も勝利。ここが初の重賞出走となる。父のUnion Ragsは2009年米国産のDixie Union産駒。米G1-ベルモントS、米2歳G1-シャンペインSなど米重賞4勝。