日本時間3/30(土)の夜に恒例のドバイワールドカップデーが今年もメイダン競馬場にて行われる。当日は8つの重賞、5つのG1レース、3つのG2レースが行われるが、数回に分けて展望記事をお届けする。第1回の本稿ではまずUAEダービー(G2)の有力馬をご紹介する。

UAEダービー(G2・ダ1900m)・日本時間3/30(土)23:05発走予定

地元勢が人気を集めているが、ここでポイントを獲得しケンタッキーダービー出走を目論むアメリカからの遠征馬や昨年のMendelssohnに続き、ここからケンタッキーダービー出走を狙うクールモアのScat Daddy産駒も参戦しており、大変興味深い一戦。

※オッズは英ブックメーカーWilliamHILLの現時点での単オッズ。

Divine Image:3.50倍

父・Scat Daddy、母・Sure Route、母父・Ishiguru
牝3、調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

ゴドルフィンの所有馬。通算4戦3勝。全戦績は以下の通り。前走は7馬身1/4身差の圧勝で、牝馬ながら1番人気に押されている。父・Scat Daddyのラストクロップで、ここを勝てば今後も注目の存在となることは間違いないだろう。

03/09 1着 アルバスタキヤ(Listed・1m1f110yds・メイダン)
02/21 1着 UAEオークス(G3・1m1f110yds・メイダン)
01/31 2着 UAE1000ギニー(Listed・1m・メイダン)
12/13 1着 Novice(AW1m・チェルムスフォード)

・母は16戦3勝。母父のIshiguruは1998年米国産のDanzig産駒で、現役時はエイダンオブライエン師が管理した馬で愛G3を1勝。

Walking Thunder:6.50倍

父・Violence、母・Street Show、母父・Street Boss
牡3、調教師:A bin Harmash、騎手:Frankie Dettori

・通算4戦3勝。全戦績は以下の通り。前走のUAE2000ギニーは勝ち馬とは5馬身半差の2着。

02/07 2着 UAE2000ギニー(G3・ダ1m・メイダン)
01/10 1着 UAE2000ギニートライアル(ダ1m・メイダン)
12/06 1着 一般戦(ダ1m・メイダン)
11/01 1着 Maiden(ダ7f・メイダン)

 

・父のViolenceは2010年米国産のMedaglia d’Oro(その父・El Prado)産駒で、2歳G1-キャッシュコールフュチュリティなど米2歳重賞2勝。昨年の種付料は2万5000ドル。

・母父のStreet Bossは2004年米国産のStreet Cry(その父・Machiavellian)産駒で、米G1-トリプルベンド招待H、ビングクロスビーHなど米重賞3勝。父として輩出した代表産駒に米G1-ケンタッキーオークスなど米重賞3勝のCathryn Sophia。

Jahbath:8.00倍

父・Mukhadram、母・Oulianovsk、母父・Peintre Celebre
牡3、調教師:William Haggas、騎手:Jim Crowley

・通算5戦4勝。全戦績は以下の通り。前走は「Road To The Kentucky Derby」のヨーロッパにおけるポイントレースになっており、勝利したことで本馬は既に20ポイントを獲得済み。

03/06 1着 ”Road To The Kentucky Derby” Conditions S(AW1m・ケンプトン)
01/24 1着 ハンデ戦(AW1m・サウスウェル)
11/06 1着 一般戦(AW1m・ケンプトン)
10/15 1着 一般戦(AW1m・ケンプトン)
10/03 2着 Novice(芝7f・ソールズベリー)

・父のMukhadramは2009年英国産のShamardal(その父・Giant’s Causeway)産駒で、英G1-エクリプスSなど英重賞3勝。2016年産まれの現3歳世代がファーストクロップ。今年の種付料は6000ポンド。

Gray Magician:11.00倍

父・Graydar、母・Burg Berg、母父・ヨハネスブルグ
牡3、調教師:Peter Miller、騎手:Joel Rosario

・通算7戦1勝。全戦績は以下の通り。アメリカからの遠征馬で3走前の重賞4着時の勝ち馬はGunmetal Gray。勝ち馬からの着差は3馬身差。このままではケンタッキーダービー出走が叶わない中、一発逆転を狙ってここへ出走となっている模様だが、戦績的に果たしてどうか。

 

02/16 2着 Miracle Wood Stakes(Black Type・1m・ローレルパーク)
01/31 5着 Allowance Optional Claiming(1m・サンタアニタ)
01/05 4着 シャムS(G3・1m・サンタアニタ)
11/24 1着 Maiden(1m・デルマー)
09/29 3着 Maiden(6f・サンタアニタ)
09/01 2着 Maiden(6.5f・デルマー)
08/12 3着 Maiden(5f・デルマー)

Van Beethoven:12.00倍

父・Scat Daddy、母・My Sister Sandy、母父・Montbrook
牡3、調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・通算9戦2勝。近5走の戦績は以下の通り。クールモア陣営がここで権利を取って、昨年のMendelssohnに続く、2年連続のケンタッキーダービー出走を目指すScat Daddy産駒。前々走は注目馬・Too Darn Hotと5馬身半差の4着となっているが、戦績自体は地味な印象。ダート替りで一変するかどうか。

 

03/06 4着 準重賞(AW1m・ダンダーク)
09/15 4着 シャンペンS(G2・芝7f6yds・ドンカスター)
07/31 5着 ヴィンテージS(G2・芝7f・グッドウッド)
07/12 7着 ジュライS(G2・芝6f・ニューマーケット)
06/30 1着 レイルウェイS(G2・芝6f・カラ)

従姉のStopchargingmariaは米G1-BCディスタフ、アラバマS、CCAオークスなど米重賞8勝。母父のMontbrookは1990年米国産のBuckaroo(その父・Buckpasser)産駒で、米重賞2勝。父として輩出した主な産駒に米G1-BCスプリントなど米重賞4勝のBig Drama。BMSとしては米重賞5勝のCalibrachoaを輩出。

Manguzi:13.00倍

父・Planteur、母・My Girl Charlie、母父・Kodiac
牡3、調教師:A R Al Rayhi、騎手:Fernando Jara

・通算7戦2勝。近5走の戦績は以下の通り。前走のアルバスタキヤでは勝ったDivine Imageから8馬身1/4身差の3着。3走前のUAE2000ギニートライアルでは勝ったWalking Thunderとは9馬身差の2着。人気2頭とは分の悪い戦績で大勢逆転まではどうか。

03/09 3着 アルバスタキヤ(Listed・1m1f110yds・メイダン)
01/24 1着 アルバスタキヤトライアル(ダ1m1f110yds・メイダン)
01/10 2着 UAE2000ギニートライアル(ダ1m・メイダン)
12/28 1着 Maiden(ダ7f・ジェベリアリ)
08/08 5着 Novice(芝7f・ヤーマス)

・父のPlanteurは2007年愛国産のDanehill Dancer(その父・デインヒル)産駒で、仏G1-ガネー賞など仏英重賞4勝。2015年産まれの現4歳馬がファーストクロップ。種付料は2014年の6000ユーロからスタートし、今年は2500ユーロと半分以下に下がっている。

デルマルーヴル:13.00倍

父・パイロ、母・カリビアンロマンス、母父・コマンズ
牡3、調教師:戸田博文(美浦)、騎手:Christophe-Patrice Lemaire

・通算6戦3勝、重賞1勝。全戦績は以下の通り。前走は勝ち馬から3馬身1/4身差の3着。前々走は勝ち馬から頭差の2着。「ここを使い、その後は可能なら予備登録しているケンタッキーダービーに挑戦したい」と戸田調教師がコメントを出しており、日本調教馬としては1995年のスキーキャプテン(14着・勝ち馬はThunder Gulch)、2016年のラニ(9着・勝ち馬はNyquist)以来、3頭目の出走なるか、注目される。

02/17 3着 ヒヤシンスS(OP・ダ1600・東京)
12/19 2着 全日本2歳優駿(Jpn1・ダ1600・川崎)
11/28 1着 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2・ダ1400・園田)
11/10 1着 オキザリス賞(500万下・ダ1400・東京)
09/22 1着 2歳未勝利(ダ1800・中山)
08/25 4着 2歳新馬(ダ1700・札幌)

・祖母のサバナパディーダは英G2-ウィンザーフォレストS、英G3-チャートウェルフィリーズS、仏G3-パン賞の勝ち馬。