現地時間5/4に迫った今年の英2000ギニー。あらかた前哨戦が終わり、最有力候補の出否が未定だが、全体の勢力図はほぼ固まっているので現在の上位人気馬13頭と前哨戦のレース動画をまとめてお届けする。

現時点の英ブックメーカー・WilliamHILLの英2000ギニー単勝上位人気馬

Too Darn Hot:3.75倍

父・Dubawi、母・Dar Re Mi、母父・Singspiel
調教師:John Gosden

※4/21追記:John Gosden師がコメントを出し、回避が決定。詳細は以下の記事をご覧下さい。

英2000ギニー、英ダービー戦線リポート【10】Too Darn Hotが英2000ギニー回避

・4戦4勝(重賞3勝)、昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬。復帰戦として予定されていた4/13の英G3-グリーナムS(7f)を「副管骨(Splint bone)の異常」で回避。負傷した脚の熱は引いたようだが、現時点での出否は未定で、「おそらく週明け早々に出走するかどうかを決める」とJohn Gosden師が現地メディアに語っている状況

・これらの流れを受けて一時は2.00倍だったオッズも現在は3.00倍→3.50倍→3.75倍と日を追うごとに倍率を上げている状況。最有力候補の動向が今年の2000ギニー、英ダービー戦線、最大の注目ポイントとなっている。

・以下の動画は昨年10/13のニューマーケットでの英G1-デューハーストS(7f)を勝った時のもの。

Persian King:4.50倍

父・Kingman、母・Pretty Please、母父・Dylan Thomas
調教師:A Fabre

・5戦4勝(重賞2勝)のフランス調教馬。休み明けの前走4/14の仏G3-フォンテーヌブロー賞(1m)で2着馬に5馬身差をつけて圧勝。前々走10/13のニューマーケットでの英G3-オータムS(1m)では次走で英G1-ヴァーテムフューチュリティトロフィーを勝ったMagna Greciaをクビ差抑えて勝利。一度叩いたローテーション、ニューマーケットでのマイル戦を勝っている実績から、有力候補。

Kingmanは初年度産駒からPersian King、Calyxと2頭の重賞勝ち馬を早々に輩出。他に3頭のListed勝ち馬を出しており、期待に応える上々のスタート

・以下の動画は前走4/14の仏G3-フォンテーヌブロー賞(1m)を圧勝した時のもの。

Ten Sovereigns:4.50倍

父・No Nay Never、母・Seeking Solace、母父・Exceed and Excel
調教師:A P O’Brien

・3戦3勝(重賞2勝)。前走9/29のニューマーケットでの英G1-ミドルパークS(6f)を無敗のまま制覇。オッズ上昇中だが、材料はA P O’Brien師のコメント。クラシック候補を多数擁する中で、この馬とMagna Greciaに関して強気のコメントを発している模様。ぶっつけでの出走となるが果たしてどうか。

No Nay Neverは初年度産駒から重賞勝ち馬2頭、Listed勝ち馬6頭を既に輩出し、昨年のリーディングファーストクロップサイアーとなっており、Scat Daddyの後継種牡馬として絶好のスタートを切っている

・以下の動画は前走9/29のニューマーケットでの英G1-ミドルパークS(6f)を制覇した時のもの。

Magna Grecia:7.00倍

父・Invincible Spirit、母・Cabaret、母父・Galileo
調教師:A P O’Brien

・3戦2勝(重賞1勝)。前走10/27のドンカスターでの英G1-ヴァーテムフューチュリティトロフィー(1m)では2着のPhoenix Of Spainをアタマ差抑えて制覇。前々走10/13のニューマーケットでの英G3-オータムS(1m)ではPersian Kingにクビ差の2着。Persian Kingに敗れている点と、ぶっつけでの出走で評価が若干下がるのは当然だろうが、有力候補の一頭であるのは間違いない存在。

・以下の動画は前走10/27のドンカスターでの英G1-ヴァーテムフューチュリティトロフィー(1m)を制覇した時のもの。

Skardu:9.00倍

父・Shamardal、母・Diala、母父・Iffraaj
調教師:William Haggas

・2戦2勝。休み明けの前走4/17のニューマーケットでの英G3-クレイヴンS(1m)を制覇。一度叩いている点、無敗である点、本番と同じニューマーケットでのローリーマイルコースで重賞を勝っている点、とポジティブな要素が多く、一気に有力候補へ名乗りを上げている。

・以下の動画は前走4/17のニューマーケットでの英G3-クレイヴンS(1m)。大外から突っ込んでくる末脚のシャープさは印象的なもの。

Calyx:11.00倍

父・Kingman、母・Helleborine、母父・Observatory
調教師:John Gosden

・2戦2勝(重賞1勝)。前走6/19のロイヤルアスコット開催での英G2-コヴェントリーS(6f)を制覇。ずっと2000ギニーの有力候補とされてきたが、先日、John Gosden師が現地メディアに、「5/1のアスコットでのパビリオンSが始動戦として最適」である旨、発言。2000ギニーをスキップしてロイヤルアスコット(コモンウェルスC or セントジェイムズパレスS)に向かう事を考えている模様。ちなみに5/1のアスコット開催はDAZNで衛星生中継されるので、ご覧になれる方は必見

・以下の動画は前走6/19のロイヤルアスコット開催での英G2-コヴェントリーS(6f)。外の馬群から堂々と抜け出してくる脚は能力を感じさせるもの。

Royal Marine:11.00倍

父・Raven’s Pass、母・Inner Secret、母父・Singspiel
調教師:Saeed bin Suroor

・5戦2勝(重賞1勝)。昨年10/7の仏G1-ジャンリュックラガルデール賞(1m)を制覇。休み明けの前走4/17のニューマーケットでの英G3-クレイヴンS(1m)では勝ったSkarduから2馬身3/4差の4着。

・以下の動画は昨年10/7の仏G1-ジャンリュックラガルデール賞(1m)。尚、2着のBroomeは4/19の愛G3-バリサックスS(1m2f)を8馬身差で圧勝し、現在、英ダービーで3番人気。

Advertise:13.00倍

父・Showcasing、母・Furbelow、母父・Pivotal
調教師:Martyn Meade

・5戦3勝(重賞2勝)。前走10/13のニューマーケットでの英G1-デューハーストS(7f)では勝ったToo Darn Hotと2馬身3/4差の2着。前々走8/12の愛G1-フェニックスS(6f)を制覇し、Showcasing産駒2頭目のG1馬となっている。休み明けでの出走となるが、Too Darn Hotが回避すれば自ずとこの馬の位置も上がることになる。

Mohaather:13.00倍

父・Showcasing、母・Roodeye、母父・Inchinor
調教師:Marcus Tregoning

・4戦3勝(重賞2勝)。休み明けの前走4/13の英G3-グリーナムS(7f)に勝利。前々走の英G3-ホリスヒルS(7f)に続き、重賞連勝中。父のShowcasingはAdvertiseと共にクラシック候補を2頭送り込んでいる

Jash:17.00倍

父・Kodiac、母・Miss Azeza、母父・Dutch Art
調教師:Simon Crisford

・3戦2勝。前走9/29のニューマーケットでの英G1-ミドルパークS(6f)では勝ったTen Sovereignsと半馬身差の2着

Line of Duty:17.00倍

父・Galileo、母・Jacqueline Quest、母父・ロックオブジブラルタル
調教師:Charlie Appleby

・5戦3勝(重賞2勝)。前走11/2の米G1-BCジュヴェナイルターフ(1m)を制覇し、前々走10/1の仏G3-コンデ賞(1m1f)に続き、重賞連勝中。

Madhmoon:17.00倍

父・Dawn Approach、母・Aaraas、母父・Haafhd
調教師:Kevin Prendergast

・3戦2勝(重賞1勝)。休み明けの前走4/6のレパーズタウン2000ギニートライアルS(Listed)で2着。前々走9/15の愛G2-チャンピオンズジュヴェナイルS(1m)では2着馬に2馬身半差をつけて勝利。

Zakouski:17.00倍

父・Shamardal、母・O’Giselle、母父・Octagonal
調教師:Charlie Appleby

・2戦1勝。休み明けの前走4/17の英G3-クレイヴンS(1m)では勝ったSkarduから4馬身1/4差の5着

参考記事

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