現地時間5/31(金)に英エプソム競馬場にて行われる今年の英オークス。Camelot産駒・Pink DogwoodとFrankel産駒・Mehdaayihが上位人気となっているが、過去多くの波乱が起きたレースだけに人気薄の激走も有り得るレース。有力馬のプロフィール、参考レースの直線動画をお届けする。

※レースは以下の「Dubai Racing Channel」にて日本からもLiveで無料視聴出来るので、ご興味がおありの方は金曜の夜、以下へアクセスして頂きたい。英オークスの発走は日本時間金曜24:30、古馬G1のコロネーションCの発走は日本時間金曜23:10の予定である。

http://www.dmi.ae/dubairacing/live.asp

※併記した単勝オッズは現時点の英ブックメーカー・WilliamHILLのもの。

Oaks(G1・1m4f6y):現地時間5/31・16:30(=日本時間5/31・24:30)発走予定

Pink Dogwood:2.87倍

父・Camelot、母・Question Times、母父・Shamardal
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・通算5戦2勝。2歳時は9/22のデビュー3戦目(1m)で7馬身差で初勝利→10/7の仏G1-マルセルブサック賞(1m)では勝ち馬から1馬身半差の5着。休み明けだった前走4/28のサルサビルS(LR・1m2f)を半馬身差で勝利

・Camelot産駒はセカンドクロップの現3歳から、オークス馬候補の本馬、ダービー馬候補のSir Dragonetが相次いで出現。同一年度のオークスとダービーをCamelot産駒が制するようなことになれば、大偉業となるが果たして。

・母のQuestion Timesは6戦1勝。全兄のLatrobeは昨年のアイリッシュダービー馬。半姉のDiamond Fieldsは愛G3-グラッドネスS(7f)の勝ち馬。同じ3歳牝馬で本馬の従妹にあたるNewspaperofrecord(父・Lope De Vega)は昨年、BCジュヴェナイルフィリーズターフを圧勝している馬。

・以下は前走4/28のサルサビルS(LR・1m2f)。勝ち方は派手ではないが、厩舎、騎手、血統から人気になって当然の存在。

Mehdaayih:3.50倍

父・Frankel、母・Sayyedati Symphony、母父・Gone West
調教師:John Gosden、騎手:Robert Havlin

・通算5戦3勝(3連勝中)。前走5/8のチェシャーオークス(LR・1m3f75yds)を2着に4馬身半差をつけて圧勝。チェシャーオークスは2017年のEnable、2018年のForever Togetherと2年連続でオークス馬を輩出しているレース。

・Frankel産駒は現3歳がサードクロップになるが、この世代は牝馬に有力馬が多く、本馬、Anapurna、Frankellinaとオークスに3頭もの有力馬を送り込んでいる。未だクラシック馬が出ていないだけに、そろそろ、の期待がかかる一戦。

・母のSayyedati Symphonyは7戦未勝利。祖母のSayyedatiは英1000ギニー、サセックスS、ジャックルマロワ賞、モイグレアスタッドS、チェヴァリーパークSなど重賞6勝の活躍馬。1994年春に日本遠征の実績があり、京王杯スプリングCではスキーパラダイスの3着、安田記念ではノースフライトの7着。曽祖母のDubianは伊G1-リディアテシオ賞など重賞2勝。

・以下は前走5/8のチェシャーオークス(LR・1m3f75yds)。ラストで内にササった点は気になるが、粗削りな勝ちっぷりは豪快そのもの。

https://twitter.com/ChampionsSeries/status/1126125041878478848

Anapurna:6.50倍

父・Frankel、母・Dash To The Top、母父・Montjeu
調教師:John Gosden、騎手:Frankie Dettori

・通算3戦2勝。12/27のデビュー戦(AW・1m142yds)で9着→1/30の2戦目(AW・1m2f)で1着→前走5/11のオークストライアルフィリーズS(LR・1m3f133yds)を6馬身差で圧勝

母のDash To The Topは8戦2勝、ヨークシャーオークス2着、アイリッシュオークス5着、ヴェルメイユ賞4着と2005年の3歳牝馬G1路線で活躍。従姉のSpeedy Boardingは仏G1-オペラ賞、仏G1-ジャンロマネ賞など重賞3勝。曽祖母のMilligramは英G1-クイーンエリザベス2世Sなど重賞3勝。4代母のOne in a Millionは1979年の英1000ギニー馬。

・以下は前走5/11のオークストライアルフィリーズS(LR・1m3f133yds)。2着馬に6馬身差をつけたこの馬の勝ちっぷりも印象的なもの。

Maqsad:8.00倍

父・Siyouni、母・Amerique、母父・Galileo
調教師:William Haggas、騎手:Jim Crowley

・通算4戦2勝。2歳時は2戦して2→3着。前々走4/16の未勝利戦(1m)で1着→前走5/5のプリティポリーS(LR・1m2f)を5馬身差で圧勝

・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。これまに輩出した2頭のG1馬は共に牝馬で、Laurensはディアヌ賞(仏オークス)、サンタラリ賞、アイルランドメイトロンS、サンチャリオットS、フィリーズマイルとG1を5勝。Ervedyaはムーランドロンシャン賞、コロネーションS、仏1000ギニーとG1を3勝。

・牝系はウィルデンシュタイン家ゆかりのもの。母のAmeriqueは仏9戦1勝、Listedレースで2度入着(2,3着)。祖母のAquarellisteは仏オークス、ヴェルメイユ賞、ガネー賞など仏重賞5勝。祖母の伯父・アルカングはBCクラシック、イスパーン賞など重賞5勝。祖母の半弟・Artiste RoyalはクレメントL.ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップなど重賞4勝。

・以下の記事(「ウィルデンシュタイン家の事業縮小に伴う処分セール」)で触れられているゴフス社の11月セールで82万8553ドルでハムダン殿下に購買されたのが本馬である。

https://www.jairs.jp/sp/contents/w_news/2016/8/2.html

・以下は前走5/5のプリティポリーS(LR・1m2f)。余力十分にあっさり先頭に立つと2着馬に5馬身差をつけて圧勝。

Manuela De Vega:12.00倍

父・Lope De Vega、母・Roscoff、母父・Daylami
調教師:Ralph Beckett、騎手:Harry Bentley

・通算3戦2勝。9/6のデビュー戦(7f)→10/22の準重賞(1m)を連勝。休み明けの前走5/8のチェシャーオークス(LR・1m3f75yds)では勝ったMehdaayihと4馬身半差の2着。

Lope De Vega産駒は先週、Phoenix of Spainがアイリッシュ2000ギニーを制覇し、Zabeel Princeがイスパーン賞を制覇と目下絶好調。これまで7頭いた産駒G1馬を一気に9頭としており、さらにビッグタイトル獲得か?の勢い。

・母のRoscoffは14戦1勝。全兄のHero Lookは伊G2-イタリアグランクリテリウム、伊G3-バリオーリ賞の勝ち馬。

Frankellina:15.00倍

父・Frankel、母・Our Obsession、母父・Shamardal
調教師:William Haggas、騎手:James Doyle

・通算2戦1勝。10/23のデビュー戦(1m)を勝ち、休み明けの前走5/15のミュージドラS(G3・1m2f56yds)は勝ち馬とクビ差の2着。

・母のOur Obsessionは4戦3勝、1m4fのListedレースの勝ち馬。曽祖母のNuryana(自身LRの勝ち馬で輩出した10頭の勝ち馬の内、6頭はBlack Typeレースの勝ち馬)の孫に本馬と同じアンソニー・オッペンハイマー氏の所有馬・Golden Horn(凱旋門賞、英ダービー、アイリッシュチャンピオンS、エクリプスSなど)がいる。

・以下は前走5/15のミュージドラS(G3・1m2f56yds)。2着は同着となっている。

https://twitter.com/yorkracecourse/status/1128672442266849280

Lavender’s Blue:17.00倍

父・Sea The Stars、母・Beatrice Aurore、母父・Danehill Dancer
調教師:Amanda Perrett、騎手:Silvestre De Sousa

・通算2戦1勝。4/16のニューマーケットでのデビュー戦(1m)を勝利→前走5/18のフィリーズトライアルS(LR・1m2f)では勝ったQueen Powerとクビ差の2着。

・父のSea The Starsはこれまでに輩出した6世代で10頭のG1馬を輩出。牝馬の代表産駒は初年度産駒のTaghrooda(英オークス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)、5世代目のSea of Class(アイリッシュオークス、ヨークシャーオークス)。

母のBeatrice Auroreは仏G3-クロエ賞の勝ち馬で、2011年の英オークスではDancing Rainの6着