現地時間6/1(土)に英エプソム競馬場にて行われる今年の英ダービー。Camelot産駒・Sir Dragonet、Australia産駒・Broomeのバリードイル勢が人気を集める一戦。有力馬のプロフィール、参考レースの直線動画をお届けする。

※レースはグリーンチャンネルの「ALL IN LINE!~世界の競馬~」6/1(土)24:00~25:00にて無料にて衛星生中継される。前日の英オークス、コロネーションCのレース映像も放映予定。

※英ダービーデーの他のレースも視聴したい向きは以下の「Dubai Racing Channel」にアクセスするのがオススメ。

http://www.dmi.ae/dubairacing/live.asp

※併記した単勝オッズは現時点の英ブックメーカー・WilliamHILLのもの。

Derby Stakes(G1・1m4f6y):現地時間6/1・16:30(=日本時間6/1・24:30)発走予定

Sir Dragonet:3.50倍

父・Camelot、母・Sparrow、母父・Oasis Dream
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・通算2戦2勝(重賞1勝)。4/25のデビュー戦(1m4f100yds)を3馬身差で勝利→5/8のチェスターヴァーズ(G3・1m4f63yds)を8馬身差で圧勝

・父のCamelotは2009年英国産のMontjeu産駒。現役時はA P O’Brien師に管理され、英愛ダービー、英2000ギニー、レーシングポストTなど重賞5勝。現3歳はセカンドクロップになり、2世代でG1馬を3頭、重賞勝ち馬を6頭輩出中。今年は英オークスでも有力馬・Pink Dogwoodが出走。オークスとダービーをCamelot産駒が共に制する可能性が十分に有り得る絶好機を迎えている。

・母のSparrowは10戦1勝。祖母のAll Too Beautiful(父・Sadler’s Wells)は名牝・Urban Seaの6番仔。現役時はA P O’Brien師に管理され、デビュー2連勝で臨んだ英オークスでOuija Boardの2着、続く愛オークスはOuija Boardの4着。4歳時に英G3-ミドルトンS(1m2f56yds)を勝っている馬。

・以下の動画は前走・チェスターヴァーズを圧勝した時のもの。勝ちっぷりからかなりの大物感を漂わせている事は間違いないだろう。

Broome:5.50倍

父・Australia、母・Sweepstake、母父・Acclamation
調教師:A P O’Brien、騎手:Donnacha O’Brien

・通算7戦3勝(重賞2勝)。2歳時は仏G1-ジャンリュックラガルデール賞(1m)で2着など、重賞入着級だったが、前々走4/6のバリサックスS(G3・1m2f)を8馬身差で圧勝→前走5/12のレパーズタウンでのダービートライアルS(G3・1m2f)も2馬身半差で勝利。バリサックスS→愛ダービートライアルS→英ダービーと3連勝すれば、同厩のダービー馬・2001年のGalileo、2002年のHigh Chaparralと全く同じ。

・父のAustraliaは2011年英国産のGalileo産駒で、名牝・Ouija Board(G1を7勝。2004年、2006年のカルティエ賞年度代表馬)の4番仔。現役時はA P O’Brien師に管理され、英愛ダービー、インターナショナルSなど重賞4勝。英ダービー後にA P O’Brien師が「我々はAustraliaをここへ連れてくるだけでよかった」と語った程の馬。現3歳がファーストクロップになり、既に3頭の重賞勝ち馬を輩出中。

・母のSweepstakeは5戦2勝。Listedレース(5f)の勝ち馬で英G3(6f)で3着、米G3(1m)で2着と重賞入着級の戦績を残した馬。

・以下の動画は前走・レパーズタウンでのダービートライアルSを勝った時のもの。

・以下の動画は前々走・バリサックスSを圧勝した時のもの。この時点でダービー馬候補と目されてきた存在。

Telecaster:5.50倍

父・New Approach、母・Shirocco Star、母父・Shirocco
調教師:Hughie Morrison、騎手:Oisin Murphy

・通算3戦2勝(重賞1勝)。3/30のデビュー戦(1m2f43yds)では後にクラシックトライアル(G3)を勝ったBangkokの2着→4/15の2戦目(1m2f)では2着馬に9馬身差をつけて快勝→前走5/16のダンテS(G2・1m2f56yds)ではToo Darn Hotに1馬身差をつけて勝利

・父のNew Approachは2005年愛国産のGalileo産駒。2歳時に5戦5勝、カルティエ賞最優秀2歳牡馬に輝き、3歳時に英ダービー、愛チャンピオンS、チャンピオンSを制覇。現3歳は7世代目になり、昨年の英ダービー馬・Masar、英2000ギニー、セントジェイムズパレスSなどの勝ち馬・Dawn Approachなど、G1馬を7頭、重賞勝ち馬を本馬を含めて28頭輩出中。

母のShirocco Starは13戦1勝。2012年の英オークス2着、愛オークス2着、ヨークシャーオークス4着など、牝馬戦線で活躍し重賞入着を繰り返した馬。

・以下の動画は前走・ダンテS。早めに抜け出し追いすがる人気のToo Darn Hotらを封じ見事に重賞初制覇を果たしている。

Anthony Van Dyck:7.50倍

父・Galileo、母・Believe’N’Succeed、母父・Exceed And Excel
調教師:A P O’Brien、騎手:Seamie Heffernan

・通算8戦4勝(重賞2勝)。2歳時に7fの重賞を2勝(タイロスS、フューチュリティS)。休み明けの前走5/11のリングフィールドでのダービートライアルS(LR・1m3f133yds)を勝利。叩き2戦目でダービーへ挑む。

・Galileo産駒は過去英ダービー3勝(2008年・New Approach、2013年・Ruler of The World、2014年・Australia)。

母のBelieve’N’Succeedは豪2歳牝馬G3-ブルーダイヤモンドS(芝1100m)の勝ち馬。半姉のBoundingは新G1-ARCレイルウェイSなど、オーストラリア、ニュージーランドで重賞5勝の活躍馬。曽祖母のNovember Snowは米G1-アラバマS、テストSなど重賞3勝。

・以下の動画は前走・リングフィールドでのダービートライアルSを勝った時のもの。

Bangkok:9.00倍

父・Australia、母・Tanaghum、母父・Darshaan
調教師:Andrew Balding、騎手:Silvestre De Sousa

・通算5戦2勝(重賞1勝)。2歳時に3戦して2→4→4着と未勝利。休み明けの前々走3/30のドンカスターでのMaiden(1m2f43yds)で後のダンテSの勝ち馬・Telecasterらを降し初勝利→前走4/26のクラシックトライアル(G3・1m1f209yds)を勝利

・Australia産駒は初年度産駒からBroomeと本馬、2頭の有力馬を英ダービーに送り込んでおり注目される。

・母のTanaghumは3歳7月にデビューし5戦1勝、英G3で4着。半兄のTacticは愛G3の勝ち馬。祖母のMehthaafはアイリッシュ1000ギニーなど重賞3勝。本馬の甥にジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞、クイーンアンS、ロッキンジSの4つのG1を制したRibchesterがいる。

・昨年10月にヘリコプターの墜落事故で死去した故・ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏のKing Power Racing Co Ltdが本馬のオーナー。氏は2010年に経営権を取得したサッカークラブ・レスターシティFCで、2016年に「ミラクルレスター」と称えられた奇跡的なプレミアリーグ制覇を果たした人物。

・以下の動画は前走4/26のクラシックトライアル(G3・1m1f209yds)を勝った時のもの。

Japan:10.00倍

父・Galileo、母・Shastye、母父・Danehill
調教師:A P O’Brien、騎手:Wayne Lordan

・通算4戦2勝(重賞1勝)。2歳時にベレスフォードS(G2・1m)に勝利。休み明けの前走5/16のダンテS(G2・1m2f56yds)では勝ったTelecasterから5馬身3/4差の4着。

・母のShastyeは現役時はJohn Gosden師に管理され、9戦2勝、1m4fのListedレースで2着。全姉のSecret Gestureは英G2-ミドルトンS、全兄のSir Isaac Newtonは愛G3-インターナショナルSの勝ち馬。伯父のSagamixは仏G1-凱旋門賞など重賞2勝、Sagacityは仏2歳G1-クリテリウムドサンクルーの勝ち馬。従兄のSageburg(イスパーン賞)、Sagawara(サンタラリ賞)もG1馬。

Madhmoon:11.00倍

父・Dawn Approach、母・Aaraas、母父・Haafhd
調教師:Kevin Prendergast、騎手:Chris Hayes

・通算4戦2勝(重賞1勝)。2歳時にチャンピオンズジュヴェナイルS(G2・1m)に勝利(2着のBroomeに2馬身半差)。休み明けの前々走4/6のレパーズタウン2000ギニートライアル(Listed・7f)では勝ち馬から半馬身差の2着→前走5/4の英2000ギニー(G1・1m)では勝ったMagna Greciaから4馬身半差の4着。

・父のDawn Approachは現9歳(2010年産まれ)。現役時はJim Bolger師に管理され、英2000ギニー、セントジェームズパレスSなど重賞5勝。Dawn Approachとその父・New Approachに関して、ご興味がおありの方は以下のRacing Postの記事を翻訳した記事をご覧下さい。

※種牡馬ガリレオの成功の蔭にボルジャー氏の影響あり

https://www.jairs.jp/contents/w_news/2013/12/4.html

・母のAaraasは13戦1勝。従兄のAwtaadは2016年のアイリッシュ2000ギニーの勝ち馬。

Circus Maximus:17.00倍

父・Galileo、母・Duntle、母父・Danehill Dancer
調教師:A P O’Brien、騎手:Frankie Dettori

・通算5戦2勝。2歳時に英G3-オータムS(1m)では勝ったPersian Kingから3馬身1/4差の3着、英G1-ヴァーテムフューチュリティトロフィ(1m)では勝ったMagna Greciaから1馬身差の4着、と後の英仏の2000ギニー馬とそれほど差の無い競馬をしてきた馬。休み明けの前走5/9のディーS(LR・1m2f70yds)をきっちり勝ち、鞍上に名手を据えてここへ臨む

母のDuntleは11戦5勝、英G2-デュークオブケンブリッジSなど重賞3勝の活躍馬

・A P O’Brien師の管理馬に英ダービーでFrankie Dettoriが騎乗するのは初めてのこと。尚、クラシックでは2006年のセントレジャーにおいて、A P O’Brien師の管理馬・ScorpionにFrankie Dettoriが騎乗し、見事に優勝している。

・以下の動画は前走5/9のディーS(LR・1m2f70yds)を勝った時のもの。