現地時間6/2(日)に仏シャンティイ競馬場にて行われる今年のジョッケクルブ賞(仏ダービー)。プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)を勝ったKingman産駒・Persian Kingの2冠達成なるかが注目ポイントとなる一戦の有力馬のプロフィール、参考レースの動画をお届けする。

※併記した単勝オッズは現時点の英ブックメーカー・WilliamHILLのもの。

Prix du Jockey Club(G1・2100meters):現地時間6/2・15:25(=日本時間6/2・23:25)発走予定

Persian King:2.25倍

父・Kingman、母・Pretty Please、母父・Dylan Thomas
調教師:A Fabre、騎手:Pierre-Charles Boudot

・通算6戦5勝(重賞3勝)、デビュー戦で2着に敗れて以降、5連勝中。昨年10/13の英G3-オータムS(1m)では、先日の英2000ギニーを勝ったMagna Greciaをクビ差制して1着。その後、休養に入り、休み明けの前々走4/14の仏G3-フォンテーヌブロー賞(1m)を5馬身差で快勝→前走5/12の仏G1-プールデッセデプーラン(仏2000ギニー・1m)を人気に応えて勝利

・父のKingmanは2011年英国産、Danzig系のInvincible Spirit産駒。現役時はJohn Gosden師に管理され、通算8戦7勝、2着1回。G1を4勝(アイリッシュ2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスS、ジャックルマロワ賞)し、2014年のカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出された馬。

・ファーストクロップから本馬(仏2000ギニー、オータムS、フォンテーヌブロー賞)、Calyx(コヴェントリーS、パビリオンS)、Nausha(ミュージドラS)の3頭の重賞勝ち馬を輩出し、既に重賞6勝。

・母のPretty Pleaseは2戦1勝。伯父のPlanteurは仏G1-ガネー賞など重賞4勝。凱旋門賞、仏ダービーなど重賞4勝のPeintre Celebreと同じ牝系の出身。

・以下は前走5/12の仏G1-プールデッセデプーラン(仏2000ギニー・1m)を勝った時のもの。

https://twitter.com/equidia/status/1127576505998028801

Raise You:9.00倍

父・Lope De Vega、母・Hikari、母父・Galileo
調教師:Andrew Balding、騎手:David Probert

・通算3戦2勝の英国調教馬。昨年9/22のデビュー戦(7f)で2着→4/13の2戦目(1m)を6馬身差で勝利→前走5/18のフェアウェイS(LR・1m2f)を3馬身3/4差で勝利

Lope De Vega産駒はPhoenix of Spain(アイリッシュ2000ギニー)、Zabeel Prince(イスパーン賞)と先週G1を2勝。今週は英オークスにも有力馬・Manuela De Vegaが出走予定で、目下の産駒の活躍ぶりは注目に値するもの。

・母のHikariは4戦1勝。母の半姉Raymi Coyaは英2歳G3-オーソーシャープSの勝ち馬。曽祖母のTry Something Newは米G1-スピンスターSなど重賞2勝。

・以下は前走5/18のフェアウェイS(LR・1m2f)を勝った時のもの。

Surfman:9.00倍

父・Kingman、母・Shimmering Surf、母父・Danehill Dancer
調教師:Roger Varian、騎手:Andrea Atzeni

・通算4戦2勝の英国調教馬。2歳時は3→1着。前々走4/30の条件戦(AW1m2f)を14馬身差で勝利→前走5/16のダンテS(G2・1m2f56yds)では勝ったTelecasterから5馬身差、2着のToo Darn Hotから4馬身差の3着。英ダービーとの両睨みだったが、最終的にはこちらへ出走。

母のShimmering Surfは英G3-ピナクルS(1m3f175yds)の勝ち馬。半姉のKitesurf(父・Dubawi)は昨年の仏G1-ヴェルメイユ賞など重賞4勝。

Motamarris:11.00倍

父・Le Havre、母・Thamarat、母父・Anabaa
調教師:F Head、騎手:Aurelien Lemaitre

通算3戦3勝。3/8のデビュー戦(AW1m1f)→4/22の条件戦(芝1m3f)→前走5/11の条件戦(芝1m2f110yds)と3連勝中。前走は3頭立てのレースで2着馬との着差は8馬身。

・Le Havre産駒は現3歳が6世代目。これまでにG1馬を3頭、重賞勝ち馬を11頭輩出。3頭のG1馬の内、牝馬2頭(アヴニールセルタン、ラクレソニエール)はいずれも日本繋養中。

・母のThamaratは8戦1勝。姪のTantheemは仏G3を3勝。母の半弟Tamayuzは仏G1-ジャックルマロワ賞、ジャンプラ賞など重賞3勝。曽祖母のAllez Les Trois(仏G3-フロール賞の勝ち馬)は名牝・Urban Seaの半妹にあたり、直仔のAnabaa Blueは2001年の仏ダービーなど重賞3勝

・以下は前走5/11の3頭立ての条件戦(芝1m2f110yds)を勝った時のもの。

Slalom:11.00倍

父・Intello、母・Zagzig、母父・Selkirk
調教師:A Fabre、騎手:Maxime Guyon

通算3戦3勝。8/17のクレールフォンテーヌでのデビュー戦(1m)で1着→11/7の→シャンティイでの条件戦(1m1f)で1着→4/14のノアイユ賞(G3・1m2f110yds)で1着

・父のIntelloは2010年英国産のGalileo産駒。本馬と同じヴェルテメール兄弟(ファッションブランド・シャネルのオーナー)がオーナーでA Fabre師に管理され、2013年のジョッケクルブ賞(仏ダービー)を制覇。現3歳はセカンドクロップになり、G1馬を1頭(Intellogent)、重賞勝ち馬を3頭(Regal RealityYoung Rascal本馬)輩出している。

・母のZagzigは8戦未勝利。母の半兄・Silent Nameはヴェルテメール兄弟が母ダンジグアウェー(仏G3-パース賞の勝ち馬)を白老ファームに預託し、サンデーサイレンスと交配され2002年に誕生。フランスでは準重賞2勝止まりだったが、アメリカへ移籍すると、米G2-コモンウェルスBCステークス(AW)、米G2-アーケイディアHに勝利。

・以下は前走4/14のノアイユ賞(G3・1m2f110yds)を勝った時のもの。大外から矢のような末脚で突き抜けた勝ち方はなかなかのもの。

https://twitter.com/WorldRacing_/status/1117453594972839937

Sottsass:13.00倍

父・Siyouni、母・Starlet’s Sister、母父・Galileo
調教師:J-C Rouget、騎手:Cristian Demuro

・通算4戦2勝。2歳時は4→1着。前々走4/7のラフォルス賞(G3・1m1f)では勝ち馬から2馬身3/4差の5着→前走5/2のシュレーヌ賞(LR・1m2f)で2着馬に6馬身半差をつけて勝利

・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。現役時はアガ・カーン4世の所有馬で、A De Royer-Dupre師が管理。仏2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞(7f)に勝利。

・母のStarlet’s Sisterは2戦未勝利。半姉のSistercharlie(父・Myboycharlie)は昨年、BCフィリー&メアターフ、ビヴァリーD.ステークス、ダイアナS、ジェニーワイリーSと米芝G1を4勝し、エクリプス賞最優秀芝牝馬となっている

・以下は前走5/2のシュレーヌ賞(LR・1m2f)で2着馬に6馬身半差をつけて勝利した時のもの。

Kick On:15.00倍

父・Charm Spirit、母・Marika、母父・Marju
調教師:John Gosden、騎手:Oisin Murphy

・通算5戦2勝の英国調教馬。2歳時は2→1→6着。前々走4/16のフェイルデンS(LR・1m1f)で1着→前走5/4の英2000ギニー(G1・1m)では勝ったMagna Greciaから5馬身3/4差の7着。

・父のCharm Spiritは2011年愛国産のInvincible Spirit産駒。現役時は英G1-クイーンエリザベス2世S、仏G1-ムーランドロンシャン賞、ジャンプラ賞など重賞5勝。現3歳がファーストクロップになり、これまでに2頭の重賞勝ち馬を輩出。

・母のMarikaは8戦2勝。母の半姉Sueboogは英G3-フレッドダーリンSの勝ち馬で、Sueboogは母としてBest of the Bests(イスパーン賞など重賞4勝)を輩出。

・以下は前々走4/16のフェイルデンS(LR・1m1f)を勝った時のもの。

Cape Of Good Hope:17.00倍

父・Galileo、母・Hveger、母父・Danehill
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・通算6戦2勝の愛国調教馬。2歳時は7→4→1→2→3着。休み明けの英エプソム競馬場での前走4/24のブルーリバンドトライアル(LR・1m2f17yds)を半馬身差で勝利。英ダービーは同厩の精鋭が多数いるため、ここへ回ってきた馬。尚、本馬の全兄・Highland Reelは2015年のジョッケクルブ賞(仏ダービー)ではNew Bayの2着。

・母のHvegerは豪13戦1勝(1600m)。全兄のHighland Reelは27戦10勝、世界を股にかけG1を7勝(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、BCターフ、プリンスオブウェールズS、コロネーションC、セクレタリアトS、香港ヴァーズ2勝)した名馬。伯父のElvstroemはドバイデューティーフリー、コーフィールドカップなど重賞9勝。叔父のHaradasunはクイーンアンS、ドンカスターマイル、ジョージライダーSの勝ち馬。

・以下の動画は前走4/24のブルーリバンドトライアル(LR・1m2f17yds)を勝った時のもの。

Roman Candle:17.00倍

父・Le Havre、母・Holy Dazzle、母父・Sunday Break
調教師:A Fabre、騎手:Mickael Barzalona

・通算4戦2勝。2歳時は2→1着。前々走4/7のラフォルス賞(G3・1m1f)では勝ったShamanから2馬身1/4差の3着→前走5/1のグレフュール賞(G2・1m2f110yds)で1着

・母のHoly Dazzleは12戦2勝。

・母父のSunday Breakは1999年日本産(生産牧場:ノースヒルズマネジメント)のフォーティナイナー産駒で母はキャットクイル(=キズナの半兄、ファレノプシスの半弟にあたる)。Sunday BreakについてはRacing Postの記事を翻訳した以下の記事が詳しいのでご興味がおありの方はご参照頂きたい。

 ※キズナの半兄サンデーブレイクが18歳で死亡

https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2017/11/4.html

・先日の仏G1-サンタラリ賞でも本馬と同じ、「父がLe Havre、母父がSunday Break」のOlendonが2着に入っている。Sunday BreakがBMSとして意外な健闘を示しており、注目される。

・以下の動画は前走5/1のグレフュール賞(G2・1m2f110yds)を勝った時のもの。

https://twitter.com/AtTheRaces/status/1123614669329973249