先程まで行われていたロイヤルアスコット開催最終日の重賞3レースと注目の2歳戦のレース結果と直線動画をお届けする。合わせて今開催の各種リーディングを集計しまとめてお届けする。

1R・Chesham Stakes(Listed Race・7f)

1着:Pinatubo

牡2、父・Shamardal、母・Lava Flow、母父・Dalakhani
調教師:Charlie Appleby、騎手:James Doyle

・外から先にLope Y Fernandezが抜け出しかけるも、内から伸びてきたPinatuboがこれを突き離し、完勝。時計、内容とも優秀で今後が楽しみな存在。

・今日の勝利で通算3戦3勝。勝ち時計の1:25.73は2歳のトラックレコード(従来の記録は2014年にMalabarがマークした1:26.55)。今日の勝利を受けて当然のように来年の英2000ギニーのアンティポストで1番人気に浮上している

・父のShamardalは2002年産まれのGiant’s Causeway産駒。現在、ダーレーのギルダンガンスタッド(アイルランド)にて繋養されているが、2016年以降、モハメド殿下とその兄弟のハムダン殿下やマクトゥーム一家のメンバー及びその親族が所有する繁殖牝馬にしか種付けを行っておらず、種付料はPrivate

・母のLava Flowは6戦2勝。現役時はA Fabre師に管理され、セーヌ賞(LR・1m3f)に勝利。祖母のMount Elbrusはプティエトワール賞(LR・1m2f110yds)の勝ち馬。

2着:Lope Y Fernandez(3馬身1/4差)

牡2、父・Lope De Vega、母・Black Dahlia、母父・Dansili
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

3着:Highland Chief(勝ち馬との着差:4馬身半)

牡2、父・Gleneagles、母・Pink Symphony、母父・Montjeu
調教師:Paul Cole、騎手:Raul Da Silva

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2019-06-22/731571

2R・Jersey Stakes(G3・7f)

1着:Space Traveller

牡3、父・Bated Breath、母・Sky Crystal、母父・Galileo
調教師:Richard Fahey、騎手:Daniel Tudhope

・人気のSpace Bluesが真ん中から抜け出し、1Rに続きゴドルフィンの連勝か?と思わせるも、最内から鋭く差し込んだ人気薄のSpace Travellerが差し切って1着。

・今日の勝利で通算10戦3勝。2歳9月の仏G3-エクリプス賞(6f)で2着の実績はあるが、近3走は全て準重賞を走り、2→3→7着と戦績的に目立つものがなく、ここは人気薄での出走だった。

 1着:[2019/06/22]ジャージーS(英G3・7f・アスコット)

Bated Breath産駒は一昨日の5R・ブリタニアS、昨日の1R・アルバニーS(G3・6f)に続き、今年のロイヤルアスコット3勝目。現時点でGalileo、Sea The Starsに並ぶトップタイの数字。2日連続で産駒が重賞を勝ち、これで通算4頭目の重賞勝ち馬を輩出。昨日の記事で父・Bated Breathと母父・Oasis Dreamの配合がこれまでに12頭が出走し11頭が勝ち上がる「successful cross」と触れたが、母父・Galileoとの配合は8頭が出走し5頭が勝ち上がっている。

2着:Space Blues

牡3、父・Dubawi、母・Miss Lucifer、母父・Noverre
調教師:Charlie Appleby、騎手:James Doyle

3着:Angel’s Hideaway

牝3、父・Dark Angel、母・The Hermitage、母父・Kheleyf
調教師:、騎手:Robert Havlin

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2019-06-22/731570

3R・Hardwicke Stakes(G2・1m3f211yds)

1着:Defoe

せん5、父・Dalakhani、母・Dulkashe、母父・Pivotal
調教師:Roger Varian、騎手:Andrea Atzeni

・直線外から伸びたDefoeが目下の充実ぶりを示すかのように、先に抜け出していたMirage Dancer、最後に差してきたNagano Goldを抑えて1着。昨年の英ダービー以来の出走となったMasarは伸びを欠き5着。

・今日の勝利で通算18戦9勝、重賞5勝。前走で初のG1制覇を果たし、今回もきっちり勝利。次走は7/27のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSとなろうが、現時点で4番人気の評価を受けており、好勝負が見込まれる存在。

 1着:[2019/06/22]ハードウィックS(英G2・1m3f211yds・アスコット)
 1着:[2019/05/31]コロネーションC(英G1・1m4f6y・エプソム)
 1着:[2018/05/05]ジョッキークラブS(英G2・1m4f・ニューマーケット)
 1着:[2018/04/21]ジョンポーターS(英G3・1m4f・ニューベリー)
 1着:[2017/08/19]ジェフリーフリアS(英G3・1m5f61yds・ニューベリー)

・父のDalakhaniは2000年愛国産のDarshaan産駒。主な産駒にコンデュイット(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、BCターフ2勝、英セントレジャー)、Reliable Man(仏ダービーなど)。2016年に種牡馬は既に引退している。

・母のDulkasheは7戦1勝。母の従兄・MubtakerはDefoeも勝った英G3-ジェフリーフリアSを3連覇するなど重賞6勝。

2着:Nagano Gold(半馬身差)

牡5、父・Sixties Icon、母・Never Enough、母父・Monsun
調教師:Vaclav Luka Jr、騎手:Christophe Soumillon

最低人気のチェコ調教馬が大健闘の2着。2017年11月以降はフランスに拠点を置き、フランスのレースに出走し続けており、準重賞を2勝している馬。馬名の由来は不明だが、1998年の長野五輪のアイスホッケーでドミニク・ハシェック、ヤロミール・ヤーガーらを擁してチェコが史上初の金メダルを獲得しており、プラハでの祝勝会には数十万人の観衆が溢れ、この勝利を題材にしたオペラ「ナガノ」が作られた程の出来事だったらしいので、おそらくこれが由来だろう。

・以下の動画にあるようにスタート直後に致命的な不利があった中での2着。

3着:Mirage Dancer(勝ち馬との着差:1馬身半)

牡5、父・Frankel、母・Heat Haze、母父・Green Desert
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:Pat Dobbs

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2019-06-22/727816

4R・Diamond Jubilee Stakes(G1・6f)

1着:Blue Point

牡5、父・Shamardal、母・Scarlett Rose、母父・Royal Applause
調教師:Charlie Appleby、騎手:James Doyle

・ラクな手応えであっさり抜け出したBlue Pointに最後、Dream Of Dreamsが急襲する展開となったが、何とか凌ぎ切りキングズスタンドSから中3日でBlue Pointが2003年のChoisir以来となる、キングズスタンドS→ダイヤモンドジュビリーSの「ダブル」達成

・今日の勝利で通算20戦11勝、重賞9勝。レース後のインタビューで中3日での出走を決めるにあたり、迷わなかったのか問われたオーナーのシェイク・モハメド殿下は「Very Easy」と答え、確信を持ってここを使った事を明言。レース後、エリザベス女王から調教師、騎手、厩務員と共にトロフィー、記念品を受け取る栄誉に浴している。

 1着:[2019/06/22]ダイヤモンドジュビリーS(英G1・6f・アスコット)
 1着:[2019/06/18]キングズスタンドS(英G1・5f・アスコット)
 1着:[2019/03/30]アルクォズスプリント(UAEG1・6f・メイダン)
 1着:[2019/03/09]ナドアルシバターフスプリント(UAEG3・6f・メイダン)
 1着:[2019/02/14]メイダンスプリント(UAEG3・5f・メイダン)
 1着:[2018/06/19]キングズスタンドS(英G1・5f・アスコット)
 1着:[2017/10/07]ベンゴーフS(英G3・6f・アスコット)
 1着:[2017/05/03]パビリオンS(英G3・6f・アスコット)
 1着:[2016/08/20]ジムクラックS(英G2・6f・ヨーク)

・Shamardal産駒は1RのPinatuboに続く勝利で、この後の5Rでも産駒が勝利し、今年のロイヤルアスコット開催で4勝をあげ、開催リーディングの座に就いている。以下に今年、欧州で重賞を勝った本馬以外のShamardal産駒の一覧をあげる。

 Castle Lady(牝3)
 1着:[2019/04/14]グロット賞(仏G3・1m)
 1着:[2019/05/12]プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー・仏G1・1m)

 Hazapour(牡4)
 1着:[2019/05/12]アメジストS(愛G3・1m)

 Morgan Le Faye(牝5)
 1着:[2019/04/28]アレフランス賞(仏G3・1m2f)
 1着:[2019/05/20]コリーダ賞(仏G2・1m2.5f)

 Shaman(牡3)
 1着:[2019/04/07]ラフォルス賞(仏G3・1m1f)

 Skardu(牡3)
 1着:[2019/04/17]クレイヴンS(英G3・1m)

 Tarnawa(牝3)
 1着:[2019/05/11]ブルーウインドS(愛G3・1m2f)

2着:Dream Of Dreams(アタマ差)

牡5、父・Dream Ahead、母・Vasilia、母父・Dansili
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:Daniel Tudhope

3着:Kachy(勝ち馬との着差:2馬身3/4)

牡6、父・Kyllachy、母・Dubai Bounty、母父・Dubai Destination
調教師:Tom Dascombe、騎手:Richard Kingscote

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2019-06-22/727815

今年のロイヤルアスコット開催の父、調教師、騎手のリーディング

Shamardal:4勝
Bated Breath:3勝
Galileo:3勝
Sea The Stars:3勝

調教師

A P O’Brien:5勝

・ロイヤルアスコット開催で通算70勝。歴代最多記録を持っているSir Michael Stouteの記録は81勝。

Charlie Appleby:3勝
Roger Varian:3勝

騎手

Frankie Dettori:7勝

3日目に記録した1日4勝はレスター・ピゴットが1965年に達成して以来の記録。続く5Rで1日5勝を狙い、大きな注目を集める中、いったんは先頭に立ったが結果惜しくも2着となるも今開催を大いに沸かせている。これでロイヤルアスコット開催で通算67勝。歴代最多記録はレスター・ピゴットの116勝。

Ryan Moore:5勝
Daniel Tudhope:4勝