Battaashが3連覇を狙ったキングジョージS(G2・5f)など、英グッドウッド競馬場にて行われたグロリアス・グッドウッド開催4日目の重賞レースの結果と動画を速報でお届けする。

L’Ormarins Queen’s Plate Glorious Stakes(G3・1m3f218yds・4歳以上)

・1979年創設。以前はアリシドンSとして行われていたが、1987年にアリシドングロリアスSへ改称され、1989年にグロリアスSへ改称。2008年からG3。2017年に後にキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝つこととなる、Poet’s Wordが制しているレース。

1着:Desert Encounter

せん7、父・Halling、母・La Chicana、母父・Invincible Spirit
調教師:David Simcock、騎手:Jamie Spencer

・最内からデットーリのBaghdad、その外からムーアのMirage Dancerの両Frankel産駒が首位争いをする中、大外から一気に突き抜けたのがDesert Encounter。最後は2着以下を突き離して快勝。

・今日の勝利で通算28戦9勝、重賞3勝目。前々走ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(G1・1m1f212yds)ではシンガリ負け、前走ニューマーケット・ジュライフェスティバルのプリンセスオブウェールズS(G2・1m4f)では3着だった馬。昨秋、カナダでG1を制している馬だが英国では一昨年のエクリプスSでUlyssesの3着になったのがG1での最高成績。

 1着:[2019/08/02]グロリアスS(英G3・1m3f218yds・グッドウッド)
 1着:[2018/10/13]カナディアンインターナショナルS(加G1・1m4f・ウッドバイン)
 1着:[2017/09/23]レガシーカップS(英G3・1m3f・ニューベリー)

・父のHallingは1991年米国産のDiesis産駒(2016年に既に死没)。現役時はJohn Gosden師(3歳12月まで)→Saeed bin Suroor師に管理され、エクリプスS2勝、インターナショナルS2勝、イスパーン賞と5つのG1レースに勝利。1996年のカルティエ賞最優秀古牡馬。代表産駒にドバイシーマクラシック、アイリッシュダービーなど重賞3勝のJack Hobbs

2着:Mirage Dancer(2馬身1/4身差)

牡5、父・Frankel、母・Heat Haze、母父・Green Desert
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:Ryan Moore

3着:Baghdad(勝ち馬との着差:3馬身3/4身差)

牡4、父・Frankel、母・Funny Girl、母父・Darshaan
調教師:Mark Johnston、騎手:Frankie Dettori

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-02/734776

King George Qatar Stakes(G2・5f・3歳以上)

・1911年にジョージ5世が即位したことを祝して同年に創設。過去の主な勝ち馬にTetratema(1920,1921年)、Mumtaz Mahal(1924年)、Abernant(1949,1950年)、Ahonoora(1979年)、Battaash(2017,2018年)など。

1着:Battaash

せん5、父・Dark Angel、母・Anna Law、母父・Lawman
調教師:Charles Hills、騎手:Jim Crowley

・直線は馬場の真ん中から堂々とBattaashが後続をちぎり、オーストラリアから移籍したばかりのHoutzenが内から迫るも、余裕を持ってBattaashが1着ゴール。

・今日の勝利で通算18戦9勝、重賞7勝目キングジョージSはこれで3連覇達成昨年と今年のキングズスタンドSでいずれもBlue Pointの2着、昨年のナンソープSとアベイドロンシャン賞で4着、と近年5f路線のG1では惜敗が続いている馬。

 1着:[2019/08/02]キングジョージS(英G2・5f・グッドウッド)
 1着:[2019/05/25]テンプルS(英G2・5f・ヘイドック)
 1着:[2018/08/03]キングジョージS(英G2・5f・グッドウッド)
 1着:[2018/05/26]テンプルS(英G2・5f・ヘイドック)
 1着:[2017/10/01]アベイドロンシャン賞(仏G1・5f・シャンティイ)
 1着:[2017/08/04]キングジョージS(英G2・5f・グッドウッド)
 1着:[2017/07/08]スプリントS(英G3・5f10yds・サンダウン)

・父のDark Angelは2005年愛国産のAcclamation産駒。現役時は2歳時にのみ稼働し9戦4勝、英G1-ミドルパークS(6f)、英G2-ミルリーフS(6f8yds)に勝利。本馬の他にHarry Angel(スプリントC、ジュライC)、Lethal Force(ジュライC、ダイヤモンドジュビリーS)、Mecca’s Angel(ナンソープS2勝)などのスプリンターを輩出中。

2着:Houtzen(3/4身差)

牝5、父・I Am Invincible、母・Set To Unleash、母父・Reset
調教師:Martyn Meade、騎手:Ryan Moore

3着:Ornate(勝ち馬との着差:3馬身1/4差)

せん6、父・Bahamian Bounty、母・Adorn、母父・Kyllachy
調教師:David C Griffiths、騎手:Phil Dennis

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-02/732950

Bonhams Thoroughbred Stakes(G3・1m・3歳)

・1998年にListedレースになり、現在のレース名に改称。2012年にG3へ昇格。過去の主な勝ち馬にCape Cross(1997年)、Court Masterpiece(2003年の勝ち馬で、2005年にレノックスS、2006年にはサセックスSに勝利し、グロリアス・グッドウッド開催の重賞を3勝)。

1着:Duke Of Hazzard

牡3、父・Lope De Vega、母・With Your Spirit、母父・Invincible Spirit
調教師:Paul Cole、騎手:P J McDonald

・直線でまずMomkinが抜け出したところを外からTurjomaanが交わし、さらに外からDuke Of Hazzardが飛んでくる激戦となり、最後の最後にいい脚を使ったDuke Of Hazzardが差し切り勝ち。

・今日の勝利で通算14戦4勝、重賞初勝利。前々走ロイヤルアスコットの英G3-ジャージーS(7f)で5着→前走ニューマーケット(ジュライコース)のLR-サーヘンリーセシルS(1m)で1着。今年のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)で5着だった馬。

 1着:[2019/08/02]サラブレッドS(英G3・1m・グッドウッド)

・父のLope De Vegaは2007年愛国産のShamardal産駒。現役時はA Fabre師に管理され、2010年のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)の2冠達成。今年はアイリッシュ2000ギニーをPhoenix of Spain、イスパーン賞をZabeel Princeが制し、産駒の活躍が続いている。

2着:Turjomaan(半馬身差)

牡3、父・War Front、母・Almoutezah、母父・Storm Cat
調教師:Roger Varian、騎手:Jim Crowley

3着:Momkin(勝ち馬との着差:2馬身半差)

牡3、父・Bated Breath、母・Contradict、母父・Raven’s Pass
調教師:Roger Charlton、騎手:Oisin Murphy

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-02/734777

Oak Tree Stakes(G3・7f・3歳以上牝馬)

・1980年にニュースタンドSとして創設され、翌1981年にはチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式と同日にこれを祝し、ロイヤルウェディングデイSとして施行。現在のレース名は米カリフォルニアのOak Tree Racing Associationとの友好関係より。

1着:Billesdon Brook

牝4、父・Champs Elysees、母・Coplow、母父・Manduro
調教師:Richard Hannon、騎手:Sean Levey

・1番人気のJubilosoが馬群を捌くのに手間取り、最後はかなりのロスを負いながら大外に持ち出され、猛追するも3着まで。勝ったBillesdon Brookは外からシャープな差し脚を繰り出し、先に抜け出したPerfectionをクビ差交わして1着。

・今日の勝利で通算18戦6勝、重賞3勝目。昨年の英1000ギニーを最低人気タイの超人気薄で制したクラシックホースだが、以後、AWの準重賞(7f)を1勝したのみで重賞未勝利だった馬。グッドウッド競馬場は2歳時に2勝2着1回(重賞1勝)、3歳時にナッソーS(G1)で4着と、実績のあるコースで今回、久々の重賞制覇となっている。

 1着:[2019/08/02]オークツリーS(英G3・7f・グッドウッド)
 1着:[2018/05/06]英1000ギニー(英G1・1m・ニューマーケット)
 1着:[2017/08/26]プレスティジS(英G3・7f・グッドウッド)

・父のChamps Elyseesは2003年英国産のデインヒル産駒。現役時はカナディアンインターナショナルS、ハリウッドターフカップS、ノーザンダンサーターフSなど重賞5勝。Dansili(名種牡馬)、Banks Hill(G1を3勝)、Heat Haze(G1を2勝)、Intercontinental(G1を2勝)、Cacique(G1を2勝)の下というジャドモントファームが誇る名門牝系出身。本馬以外の主な産駒に2015年のゴールドCの勝ち馬・Trip to Paris(同年のジャパンCではショウナンパンドラの14着)。

2着:Perfection(クビ差)

牝4、父・Dutch Art、母・Cantal、母父・Pivotal
調教師:David O’Meara、騎手:Silvestre De Sousa

3着:Jubiloso(勝ち馬との着差:1馬身差)

牝3、父・Shamardal、母・Joyeuse、母父・Oasis Dream
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:Ryan Moore

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-02/734778

最終日(8/3)の重賞レース

Qatar Lillie Langtry Stakes(G2・1m6f・3歳以上牝馬・日本時間23:00発走予定)

・Redoute’s Choice産駒のEnbihaarが前走の英G2-ランカシャーオークス(1m3f175yds)に続く、重賞連勝を狙う。ランカシャーオークスでクビ差2着だったKitten’s Joy産駒・Dramatic Queenは前々走の英G3-ブロンテカップフィリーズS(1m5f188yds)ではEnbihaarを半馬身抑えて1着。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/21/goodwood/2019-08-03/732952

8/3にアメリカで行われるG1レース

Longines Test Stakes(G1・ダ7f・3歳牝馬・サラトガ競馬場)

・Quality Road産駒のBellafina(重賞6勝)、Alternation産駒のSerengeti Empress(重賞3勝)の両実績馬や、デビュー4連勝中のCairo Prince産駒・Royal Charlotteらが激突。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/445/saratoga/2019-08-03/737272

Whitney Stakes(G1・ダ1m1f・3歳以上・サラトガ競馬場)

・好メンバーが揃う注目の一戦。6/8のメトロポリタンHで2着だったMcKinzie(重賞5勝)と3着だったThunder Snow(重賞7勝)が再戦。他にはYoshida(重賞3勝)、Preservationist(前走G2-サバーバンSを圧勝)がレーティング上位馬。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/445/saratoga/2019-08-03/737273