日本時間昨夜に仏ドーヴィル競馬場にて行われたG1-モーリスドゲスト賞(1300m)、独デュッセルドルフ競馬場にて行われたG1-ドイツオークス(2200m)のレース結果と動画をお届けする。合わせて日本時間の今朝に行われた今年新設の米牡馬芝3冠の第2戦・サラトガダービー招待Sについても簡単に触れる。

Larc Prix Maurice de Gheest(G1・1300m・3歳以上・仏ドーヴィル競馬場)

・1922年創設。レース名の由来となったMaurice de Gheestはドーヴィル競馬場の運営に携わった人物。1995年にG1昇格。1998年に日本調教馬・シーキングザパールが優勝。

1着:Advertise

牡3、父・Showcasing、母・Furbelow、母父・Pivotal
調教師:Martyn Meade、騎手:Frankie Dettori

・序盤は内の馬群の好位を追走していたAdvertiseが、勝負どころで加速すると一気に先頭に立つ展開。早めに抜け出し後続を抑え込む形で、Brandoの差し込みをクビ差抑えて、Advertiseが1着。

・今日の勝利で通算9戦5勝、重賞4勝目、G1は3勝目。前走ニューマーケットのG1-ジュライC(6f)では勝ったTen Sovereignsと2馬身3/4差の2着と敗れていたが、今回は人気に応えて勝利。9/7のG1-スプリントC(6f)にエントリー済で、次走はこの辺りになるか。ただ、このレースにはToo Darn Hotもエントリーしており、Frankie Dettoriとの兼ね合いで陣営の選択が注目される。

 1着:[2019/08/04]モーリスドゲスト賞(仏G1・6.5f・ドーヴィル)
 1着:[2019/06/21]コモンウェルスC(英G1・6f・アスコット)
 1着:[2018/08/12]フィーニクスS(愛G1・6f・カラ)

 1着:[2018/07/12]ジュライS(英G2・6f・ニューマーケット)

・レース後のデットーリ騎手。先日、今秋の日本での短期免許取得が報じられており、秋の日本のG1戦線は熱くなりそうである。

2着:Brando(クビ差)

せん7、父・Pivotal、母・Argent Du Bois、母父・Silver Hawk
調教師:Kevin Ryan、騎手:Tom Eaves

・一昨年の覇者で既に重賞4勝の実績馬。前走ニューマーケットのG1-ジュライC(6f)ではTen Sovereignsの7着と敗れ、ここは大きく人気を落としていたがしぶとく2着。これでG1での2着は昨年のジュライC、スプリントCに続く3回目。

3着:Space Blues(勝ち馬との着差:1馬身差)

牡3、父・Dubawi、母・Miss Lucifer、母父・Noverre
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・前々走ロイヤルアスコットのG3-ジャージーS(7f)で2着→前走ドーヴィルのG1-ジャンプラ賞(7f)でToo Darn Hotの2着、と好走が続いていた馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/206/deauville/2019-08-04/737269

161st Henkel-Preis der Diana – German Oaks(G1・2200m・独デュッセルドルフ競馬場)

・1857年創設。過去の主な勝ち馬に1936年に独ダービー、独オークスを制したNereide、2011年に英オークス、独オークスを制したDancing Rainなど。

1着:Diamanta

牝3、父・Maxios、母・Diamantgottin、母父・ファンタスティックライト
調教師:Markus Klug、騎手:Maxim Pecheur

・スタート直後に1頭、騎手が振り落とされカラ馬が出る展開になる中、道中3,4番手につけていたDiamantaが直線しぶとく抜け出して1着。

・父のMaxiosは2008年英国産のMonsun産駒。ニアルコスファミリーの自家生産馬で現役時はイスパーン賞、ムーランドロンシャン賞など重賞5勝。バゴ(凱旋門賞、ガネー賞、パリ大賞典、ジャンプラ賞など重賞6勝)の半弟で、祖母のCoup de Genieはサラマンドル賞、モルニ賞の両2歳G1を含む重賞3勝。現3歳はセカンドクロップになり、本馬が初の重賞勝ち馬。今年の種付料は6000ユーロ。

2着:Naida

牝3、父・Reliable Man、母・Nacella、母父・Banyumanik
調教師:Yasmin Almenrader、騎手:Bauyrzhan Murzabayev

3着:Durance

牝3、父・Champs Elysees、母・Djidda、母父・Lando
調教師:P Schiergen、騎手:Andrasch Starke

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/240/dusseldorf/2019-08-04/737276

Saratoga Derby Invitational Stakes(Black Type・芝9.5f・3歳牡馬・サラトガ競馬場)

・今年新設されたアメリカの牡馬芝3冠の第2戦。

1着:A Thread of Blue

牡3、父・ハードスパン、母・Enthused、母父・Seeking the Gold
調教師:Kiaran McLaughlin、騎手:Luis Saez

・ハナを切ったA Thread of Blueがそのまま逃げ切り勝ち。1冠目のベルモントダービー招待Sの勝ち馬・Henley’s Joyは5着。

・今回の勝利で通算10戦5勝。3冠初戦のベルモントダービー招待Sには未出走だった馬で、前走G2-ペンマイル(芝1m)で4着となってから64日ぶりのレースで勝利。

 1着:[2019/03/02]パームビーチS(米G3・芝8.5f・ガルフストリームパーク)

・父のハードスパンは2004年米国産のDanzig産駒。現役時はG1-キングズビショップSなど重賞4勝し、ケンタッキーダービー2着、BCクラシック2着、プリークネスS3着などの戦績を残した馬。2014年に1年限りで日本にて供用され(82頭が血統登録)、重賞勝ち馬はまだゼロだが49頭が勝ち上がっている。主な産駒にLe Romain(豪G1を3勝)、Wicked Strong(ウッドメモリアルS)、Hard Not To Like(米G1を3勝)、Questing(CCAオークス、アラバマS)など。

母のEnthusedは英G2-ロウザーS、英G3-プリンセスマーガレットSの勝ち馬。祖母のMagic of Life(英重賞2勝)を牝祖とする活躍馬多数で、Joshua Tree(カナディアンインターナショナルS3勝)、チューニー(クイーンC)、トロワボヌール(交流重賞3勝)などが出ている。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2019-08-04/737321

ディアドラのナッソーS勝利の余波について

・Yoshi Hashida氏が現地メディアの番組に出演し、ディアドラについて興味深いインタビューに応えている。ニューマーケット到着時に調教について当初アイデアが無かった事、Jane Chapple-Hyam師やRoger Varian師が非常に助けてくれた事、今後の目標についてブリーダーズカップも含まれている事などを語っている。

C.ルメール騎手、札幌で1日8勝

・上記ニュースは早速、英仏メディアでも報じられている。