先程、仏ドーヴィル競馬場にて父・ディープインパクト、母・Sarafina、社台ファーム生産のフランス調教馬・Savarin(牝2)がデビュー勝ちを収めているのでレース結果と動画を速報でお届けする。合わせてToo Darn Hot引退の一報が入っているのでこれについても触れる。
Arqana Prix des Marettes (Maiden) (Unraced 2yo Fillies)(1500m)
1着:Savarin
牝2、父・ディープインパクト、母・Sarafina、母父・Refuse To Bend
調教師:A Fabre、騎手:Pierre-Charles Boudot
・道中は5番手を追走していたSavarinが直線を3番手のインで迎えると、前を行く2頭目がけて接近。外に持ち出されてから一気に差し込み、前の2頭を交わして見事にデビュー勝ち。
・本馬は2017年2月16日に社台ファームで産まれ、松島正昭氏と吉田照哉氏が共同所有している2歳牝馬。これまでのサラフィナ産駒とは異なり、フランスのA Fabre師の元で管理され、フランスでデビュー。いきなりの勝利で今後が非常に楽しみな存在となっている。
・母のSarafinaは現役時はアガカーン殿下の持ち馬で、A De Royer-Dupre師に管理され、11戦6勝、重賞5勝、G1はディアヌ賞(仏オークス)、サンタラリ賞、サンクルー大賞の3勝。2012年1月に吉田照哉氏が推定500万ポンドで購入し、社台ファームへ。初仔のジェニアル(牡5、父・ディープインパクト)が昨年の仏G3-メシドール賞を制覇、3番仔のゴータイミング(牡3、父・ディープインパクト)は先日のラジオNIKKEI賞(G3)で3着。2番仔のプリュス(牝4、父・ヴィクトワールピサ)も含めて、これまでの産駒は全て日本でデビューしている。
Too Darn Hot引退
・先日のサセックスSを勝ったばかりのToo Darn Hotがレントゲン検査の結果、右後躯に細いひびがあることが分かり、緊急手術を受け、命に別状は無かったものの引退することとなった旨、発表されている。回復すれば来年から父・Dubawiと同じ、ダルハムホールスタッドにて種牡馬入りの予定とのこと。
・通算9戦6勝、2着2回、3着1回。昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬。G1はサセックスS、ジャンプラ賞、デューハーストSの3勝。2歳戦で見せたパフォーマンスは出色で、Dubawiの後継種牡馬としてはこれまでにあまり無いタイプ。母のDar Re Mi、叔父のRewilding、伯父のDarazari、River Dancer、祖母のDarara、祖母の兄のDarshaanが全てG1馬という自身の牝系の良さも種牡馬としての未来に明るい予感を感じさせるが果たしてどうか。
以下は主戦のデットーリ騎手のオフィシャルのtwitterより。