英ニューマーケット競馬場にて行われた2歳G1-ミドルパークS、2歳牝馬G1-チェヴァリーパークSのレース結果と動画をお届けする。デビュー4連勝中のEarthlightと前走で11馬身差の圧勝劇を演じたMums Tippleらが激突したミドルパークSは来年を見据える上で必見のレースとなる。

Juddmonte Middle Park Stakes(G1・6f・2歳牡馬)

・1866年創設。Middle Parkはこのレースの創設者・William Blenkironが所有していた牧場の名称。過去の勝ち馬がその後に日本で供用されたケースが多く、ヨハネスブルグ(2001年)、ロドリゴデトリアーノ(1991年)、スティールハート(1974年)、テュデナム(1972年)、ハンターコム(1969年)らが制覇。

1着:Earthlight

牡2、父・Shamardal、母・Winters Moon、母父・New Approach
調教師:A Fabre、騎手:Mickael Barzalona

・馬場の真ん中からEarthlightが俊敏に抜け出し、外のGolden Hordeをクビ差抑えて1着。

https://twitter.com/RacingTV/status/1177951925943328768

・今回の勝利で通算5戦5勝重賞3勝目。今回のRPR(レーシングポストレーティング)は前走と同じ118。Pinatuboが128(ナショナルS)、121(ヴィンテージS)をマークしているのに比べると初の英国遠征だったとはいえ、いささか劣る数字。ただ、同じゴドルフィンのPinatuboとは当然、今後も対戦することなく使い分けてくるはずで、現状、本馬は来春の仏2000ギニーの最有力候補といって差し支え無さそうである。

 1着:[2019/09/28]ミドルパークS(英G1・6f・ニューマーケット)
 1着:[2019/08/18]モルニー賞(仏G1・6f・ドーヴィル)

 1着:[2019/07/28]カブール賞(仏G3・6f・ドーヴィル)

・父のShamardalは2002年米国産のGiant’s Causeway産駒。現役時は仏ダービー、仏2000ギニー、セントジェームズパレスS、デューハーストSの4つのG1を含む重賞5勝。生涯で敗れたのはダートを使ったレース(UAEダービー)で9着に敗れたのみ。今年はロイヤルアスコットでのBlue Pointの圧巻のパフォーマンス(キングズスタンドS→ダイヤモンドジュビリーSを連勝)に続き、2歳からは本馬と同じく5戦5勝のPinatuboも出現しており、中身の濃い凄みを感じさせる産駒成績となっている。

2着:Golden Horde(クビ差)

牡2、父・Lethal Force、母・Entreat、母父・Pivotal
調教師:Clive Cox、騎手:Adam Kirby

3着:Summer Sands(勝ち馬との着差:2馬身半)

牡2、父・Coach House、母・Koharu、母父・Ishiguru
調教師:Richard Fahey、騎手:Barry McHugh

7着:Mums Tipple(勝ち馬との着差:4馬身3/4差)

牡2、父・Footstepsinthesand、母・Colomone Cross、母父・Xaar
調教師:Richard Hannon、騎手:Oisin Murphy

・前走ヨークでのデビュー2戦目(6f)を2着に11馬身差をつけて圧勝し、ここもEarthlightに続く人気を集めていたが完敗。来年に向けての期待感は大きく萎む結果となっている。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2019-09-28/736051

Juddmonte Cheveley Park Stakes(G1・6f・2歳牝馬)

・1899年創設の2歳牝馬限定G1。Cheveley Parkは保守党の政治家で、おじの莫大な遺産を相続したHarry McCalmontが1892年に購入したニューマーケット近郊の不動産(※これにチェヴァリーパークスタッドが含まれている)の名称。2005年の勝ち馬・ドナブリーニはジェンティルドンナ、ドナウブルーの母としてお馴染み。

1着:Millisle

牝2、父・Starspangledbanner、母・Green Castle、母父・Indian Ridge
調教師:Mrs John Harrington、騎手:Shane Foley

・先に抜け出した人気のRaffle Prize目がけて、大外からMillisleが鋭伸。最後は一気に差し切り勝ち。

・今回の勝利で通算5戦3勝、重賞初制覇。前々走でリステッド勝ち(5f)→前走の英G3-ディックプールフィリーズS(6f)で2着とし、ここへ臨んでいた。今回の勝利を受けて、ウィリアムヒルでは来年の英1000ギニーのアンティポストで本馬を3番人気(17.0倍)に据えている。

 1着:[2019/09/28]チェヴァリーパークS(英G1・6f・ニューマーケット)

・父のStarspangledbannerは2006年豪州産のChoisir産駒。現役時は23戦7勝、ジュライC、ゴールデンジュビリーS、オークリープレート、コーフィールドギニーの4つのG1を含む重賞5勝。2010年のカルティエ賞最優秀スプリンター。本馬を含めてこれまでに6頭の重賞勝ち馬を輩出。G1馬は本馬がThe Wow Signal(モルニー賞)に続く2頭目。

2着:Raffle Prize(1馬身3/4差)

牝2、父・Slade Power、母・Summer Fete、母父・Pivotal
調教師:Mark Johnston、騎手:Frankie Dettori

3着:Tropbeau(勝ち馬との着差:2馬身1/4差)

牝2、父・Showcasing、母・Frangipanni、母父・Dansili
調教師:A Fabre、騎手:Mickael Barzalona

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2019-09-28/736052

Juddmonte Royal Lodge Stakes(G2・1m・2歳牡馬、せん馬)

・1946年創設。当初はアスコット競馬場で行われていたレース。Royal Lodgeはウィンザー城の南にある王室所有の公邸で現在はアンドリュー王子が居住。過去の主な勝ち馬にRoaring Lion(2017年)、Frankel(2010年)、Shirley Heights(1977年)など。

1着:Royal Dornoch

牡2、父・Gleneagles、母・Bridal Dance、母父・Danehill Dancer
調教師:A P O’Brien、騎手:Wayne Lordan

・KamekoとRoyal Dornochが激しく競り合うゴール前となり、最後はクビ差でRoyal Dornochが抜け出して1着。

・今回の勝利で通算7戦2勝。デビュー5戦目で初勝利をあげ、次走の英G2-シャンペンS(7f)では勝ったThreatから4馬身3/4差、5頭立ての5着に敗れていた馬。今回は最低人気だったが見事に勝利。

 1着:[2019/09/28]ロイヤルロッジS(英G2・1m・ニューマーケット)

・父のGleneaglesは2012年愛国産のGalileo産駒。現役時は11戦7勝、英愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、ナショナルSの3つのG1を含む重賞6勝。現2歳がファーストクロップで、本馬はRoyal Lytham(ジュライS)に続く2頭目の重賞勝ち馬となる。初年度(2016年)は6万ユーロだった種付料は4万ユーロ(2017,2018年)→3万ユーロ(2019年)と漸減中。

・母のBridal Danceは5戦未勝利。半姉のHawksmoorは独1000ギニー、プレスティジS、エンデバーSなど独英米で重賞5勝。祖母の従兄にコタシャーン(BCターフなどG1を5勝)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2019-09-28/736053