豪ビクトリア州メルボルン郊外のコーフィールド競馬場にて行われているコーフィールドカーニバル。本稿では初日(10/12)に行われた4つのG1レースの結果と動画をお届けする。合わせて米キーンランド競馬場にて行われたG1-クイーンエリザベス2世チャレンジカップSの結果と動画をお届けする。

Lamaro’s Hotel Sth Melbourne Toorak Handicap(G1・1600m・2歳以上・豪コーフィールド競馬場)

・トゥーラックHは1881年創設。例年10月第2土曜に行われるコーフィールドカップカーニバルの初日(コーフィールドギニーズデイ)に開催。このレースとコーフィールドカップのダブルを達成した過去の馬にThe Trump(1937年)、Royal Gem(1946年)、Galilee(1966年)、Tobin Bronze(1967年)、Leilani(1974年)。

1着:Fierce Impact

牡5、父・ディープインパクト、母・ケイアイガーベラ、母父・Smarty Jones
調教師:Matthew A Smith、騎手:Craig A Williams

・中団待機の黄色い帽子がFierce Impact。4角手前にかけて外から上昇すると、直線で末脚が弾けて一気に抜け出し。残り100では早くも先頭に立つ完勝。

・今回の勝利で通算20戦4勝、重賞2勝目。昨年5月に英→豪へ移籍。移籍後7戦目で初重賞制覇を果たし、その後は6→7→2→11→2着。トゥーラックHは2017年に豪移籍後7戦目だったディープインパクト産駒・Tosen Stardom(トーセンスターダム)が制しており、これに続く快挙達成となっている。

 1着:[2019/10/12]トゥーラックH(豪G1・1600m・コーフィールド)
 1着:[2018/12/26]サマーカップ(豪G3・2000m・ランドウィック)

・母のケイアイガーベラは18戦9勝、G3-カペラS(ダ1200)、G3-プロキオンS(ダ1400)のダート重賞を2勝。本馬は初仔で2014年のセレクトセールにて7128万円で取引された馬。2番仔の全弟、ケイアイノーテックはG1-NHKマイルC(芝1600)の勝ち馬。

2着:Night’s Watch(1馬身3/4差)

せん6、父・Redwood、母・Glory Run、母父・Exceed And Excel
調教師:Chris Waller、騎手:James McDonald

3着:Age Of Chivalry(3/4身差)

せん4、父・He’s Remarkable、母・Onyx、母父・Kaapstad
調教師:Mathew Ellerton & Simon Zahra、騎手:Kerrin McEvoy

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2019-10-12/742422

Ladbrokes Caulfield Guineas(G1・1600m・3歳・豪コーフィールド競馬場)

・コーフィールドギニーは1881年創設。過去の主な勝ち馬にStarspangledbanner、Whobegotyou、Weekend Hussler、Mahogany、Red Anchor、Manikatoなど。Lonhro、Redoute’s Choiceの両チャンピオンサイアーも過去の勝ち馬に名を連ねている3歳限定のG1。

1着:Super Seth

牡3、父・Dundeel、母・Salutations、母父・Redoute’s Choice
調教師:Anthony Freedman、騎手:Mark Zahra

・番手追走から早めにAlligator Bloodが直線先頭に立ち、ほぼこの馬で決まったと思わせたが、大外からSuper Sethが末脚一閃。最後の最後にハナ差抜け出し1着。レース後、歓喜の表情の共同馬主達と思われる方々が映っているが、この勝ち方は興奮度はかなり高めなものだったろう。

・今回の勝利で通算4戦2勝、重賞初制覇。前走G3-コーフィールドギニープレリュード(1400m)では勝ったAlligator Bloodから6馬身1/4差の5着と敗れていた馬。

 1着:[2019/10/12]コーフィールドギニー(豪G1・1600m・コーフィールド)

・父のDundeelは2009年新国産のHigh Chaparral産駒。現役時はAJCランドウィックギニー、ローズヒルギニー、AJCダービー、AJCクイーンエリザベスSなどG1を6勝、重賞7勝。

2着:Alligator Blood(ハナ差)

せん3、父・All Too Hard、母・Lake Superior、母父・Encosta De Lago
調教師:David Vandyke、騎手:Ryan Maloney

3着:Groundswell(2馬身1/4)

牡3、父・Fastnet Rock、母・The Broken Shore、母父・Hussonet
調教師:Anthony Freedman、騎手:Kerrin McEvoy

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2019-10-12/742421

Ladbrokes Stakes(G1・2000m・3歳以上・豪コーフィールド競馬場)

・コーフィールドS(ラドブロークスS)は1886年創設。コックスプレートの前哨戦の一つで過去にこのレースとコックスプレートを連勝した馬に、Winx(2016年)、Ocean Park(2012年)、So You Think(2010年)、Northerly(2001年)、Might and Power(1998年)などがいる。

1着:Cape Of Good Hope

牡3、父・Galileo、母・Hveger、母父・デインヒル
調教師:David A & B Hayes & Tom Dabernig、騎手:Mark Zahra

・後方待機のCape Of Good Hopeが直線、馬群を割って鋭伸。先に抜け出していたBlack Heart Bartを差し切って1着。日本調教馬・スズカデヴィアスは殿追走から直線で2頭交わし8着。

・今回の勝利で通算11戦3勝、重賞初制覇。今年9月にオーストラリアに移籍したばかりのクールモア所有の馬で、春は仏ダービーで勝ったSottsassから4馬身3/4差の4着。移籍初戦でいきなりのG1制覇となり、血統的にも非常に今後が楽しみな一頭。10/26のコックスプレート出走となれば、リスグラシューの強敵となりそうである。

 1着:[2019/10/12]コーフィールドS(豪G1・2000m・コーフィールド)

・全兄のHighland Reelは27戦10勝、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、BCターフなど英米香港でG1を7勝、重賞9勝。伯父のElvstroemはコーフィールドC、ドバイデューティーフリーなどG1を5勝、重賞9勝。叔父のHaradasunはクイーンアンS、ドンカスターマイルなどG1を3勝。祖母のCircles of Goldは豪G1-AJCオークスの勝ち馬。

2着:Black Heart Bart(短頭差)

せん9、父・Blackfriars、母・Sister Theresa、母父・At Talaq
調教師:Lindsey Smith、騎手:Brad Rawiller

3着:Harlem(1馬身1/2身差)

せん7、父・Champs Elysees、母・Casual、母父・Nayef
調教師:David A & B Hayes & Tom Dabernig、騎手:Dwayne Dunn

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2019-10-12/742420

Schweppes Thousand Guineas(G1・1600m・3歳牝馬・豪コーフィールド競馬場)

・1000ギニー(MRC1000ギニー)は1946年創設。過去の主な勝ち馬にAtlantic Jewel(2011年・コーフィールドSなど重賞7勝)、Miss Finland(2006年・ゴールデンスリッパーなど重賞9勝)、Alinghi(2004年・ブルーダイヤモンドSなど重賞9勝)など。

1着:Flit

牝3、父・Medaglia d’Oro、母・Glissade、母父・Redoute’s Choice
調教師:James Cummings、騎手:Hugh Bowman

・逃げたSouthbank、5番手から差してきたFlit、後方2番手につけていたMissile Mantraの3頭がゴール前大接戦を演じ、ボウマン騎手のFlitがレーン騎手のMissile Mantraをハナ差抑えて1着。

・今回の勝利で通算6戦2勝(初勝利が重賞)、重賞2勝目。ゴドルフィンの持ち馬でゴドルフィンオーストラリアの生産馬。

 1着:[2019/10/12]MRC1000ギニー(豪G1・1600m・コーフィールド)
 1着:[2019/03/16]TBVサラブレッドブリーダーズS(豪G3・1200m・フレミントン)

・父のMedaglia d’Oroは1999年米国産のEl Prado産駒。現役時は17戦8勝、トラヴァーズS、ホイットニーH、ドンHの3つのG1を含む重賞7勝。主な産駒にRachel Alexandra(プリークネスS、ケンタッキーオークスなどG1を6勝)、Songbird(BCジュヴェナイルフィリーズ、CCAオークスなどG1を9勝)など。

・4代母のGold Hopeはドンカスターマイル、AJCオールエイジドS、ARCレイルウェイHの豪G1、新G1を3勝。

2着:Missile Mantra(ハナ差)

牝3、父・Smart Missile、母・Wecansay Mak、母父・Starcraft
調教師:Peter & Paul Snowden、騎手:Damian Lane

3着:Southbank(短頭差)

牝3、父・Fastnet Rock、母・Rezoned、母父・Zabeel
調教師:Anthony Freedman、騎手:James McDonald

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2019-10-12/742419

Queen Elizabeth II Challenge Cup Stakes presented by Lane’s End(G1・芝9f・3歳牝馬・米キーンランド競馬場)

・1984年にエリザベス女王がキーンランド競馬場を訪れた際にトロフィーが寄付されたことを記念し創設された3歳牝馬限定の芝G1。John Gosden師が管理した1997年の勝ち馬・Ryafanは同年のエクリプス賞最優秀芝牝馬とカルティエ賞最優秀3歳牝馬に選ばれている。

1着:Cambier Parc

牝3、父・Medaglia d’Oro、母・Sealy Hill、母父・Point Given
調教師:Chad C Brown、騎手:John R Velazquez

・ハナに立ったCambier Parcがそのまま逃げ切り勝ち。

・今回の勝利で通算8戦5勝、G1は2勝目重賞4勝目。2017年のキーンランド9月当歳馬セールにて125万ドルで取引された高額馬。現時点での獲得賞金は79万7460ドル。

 1着:[2019/10/12]クイーンエリザベス2世チャレンジカップS(米G1・芝9f・キーンランド)
 1着:[2019/08/17]デルマーオークス(米G1・芝9f・デルマー)

 1着:[2019/06/06]ワンダーアゲインS(米G3・芝9f・ベルモントパーク)
 1着:[2019/03/02]ヒアカムズザブライドS(米G3・芝8.5f・ガルフストリームパーク)

・Medaglia d’Oro産駒は豪コーフィールド競馬場で行われた1000ギニー(MRC1000ギニー)に続き、G1制覇。

・母のSealy Hillは18戦7勝。2007年のG3-ブルボネットBCステークス(AW・1m)の勝ち馬で、2008年のG1-BCフィリー&メアターフで2着など、重賞2着3回、3着2回。繁殖牝馬として優秀で、Hillaby、Belle Hill、Gale Force、本馬と4頭の重賞勝ち馬を輩出中。

2着:Castle Lady(1馬身差)

牝3、父・Shamardal、母・Windsor County、母父・Elusive Quality
調教師:H-A Pantall、騎手:Mickael Barzalona

・デビュー3連勝でG1-プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)を制した後、ロイヤルアスコットのG1-コロネーションSへ向かい、5着と敗れていた馬。今回はそれ以来、113日ぶりの休み明けのレースだったが、まずまずの内容の2着。

3着:Princesa Carolina(勝ち馬との着差:2馬身3/4)

牝3、父・Tapit、母・Pure Clan、母父・Pure Prize
調教師:Kenneth McPeek、騎手:Jose L Ortiz

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2019-10-12/742506