メルボルンカップカーニバル最終日(マッキノンS、ダーレースプリントクラシック)・レース結果

豪ビクトリア州メルボルンにあるフレミントン競馬場にて行われてきたメルボルンカップカーニバルは本日が最終日。本稿では本日行われたクルーガー、スズカデヴィアスが出走したG1-マッキノンS(2000m)、G1-ダーレースプリントクラシック(1200m)の結果と動画をお届けする。

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Seppelt Mackinnon Stakes(G1・2000m・3歳以上)

・マッキノンSは1869年にメルボルンSとして創設。レース名のマッキノンはヴィクトリアレーシングクラブのチェアマン、Lauchlan Kenneth Scobie (“L.K.S.”) MacKinnonより。1989年のジャパンCでオグリキャップをクビ差抑えて、2分22秒2の当時の世界レコードで優勝したHorlicksが来日前の壮行戦として使ったのがこのレースで、ここをコースレコードで優勝して、来日している。他の過去の主な勝ち馬にTosen Stardom(トーセンスターダム、2017年)、So You Think(2010年)、Lonhro(2002年)、Let’s Elope(1991年)、Better Loosen Up(1990年)など。

1着:Magic Wand

牝4、父・Galileo、母・Prudenzia、母父・Dansili
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・Magic Wandは3番手、1番人気のMelody Belleは後ろから3頭目を追走する展開。Magic Wandが直線でHartnellを交わして抜け出し、1着。Melody Belleはよく追い込んだが2着まで。スズカデヴィアスは勝ち馬から5馬身差の7着、クルーガーは勝ち馬から5馬身半差の8着。

・今回の勝利で通算21戦3勝、G1初制覇重賞2勝目。今年の戦歴(以下に一覧を記す)を振り返ると、アメリカに3回、ドバイに1回、オーストラリアに1回遠征しており、キングジョージとメルボルンC以外は大崩れしていない。G1での2着が今年だけで4回、通算では6回もあり、強豪相手に善戦を繰り返してきた存在。今回はメルボルンCから中3日でのレースで、鞍上のRyan Mooreが当初は今週から日本での騎乗を予定していたように、急遽の連闘策だった模様だが、ニュージーランドの女傑・Melody Belleを見事に降し、待望のG1タイトルをオーストラリアの地で獲得している。

 1着:[2019/11/09]マッキノンS(豪G1・2000m・フレミントン)
 1着:[2018/06/21]リブルスデイルS(英G2・1m3f211yds・アスコット)

 [今年のMagic Wandの戦歴]

 01/26・2着・米G1-ペガサスワールドカップターフ招待S(勝ち馬・Bricks And Mortar)
 03/30・5着・UAEG1-ドバイシーマクラシック(勝ち馬・Old Persian)
 05/11・3着・米G1-マンノウォーS(勝ち馬・Channel Maker)
 06/18・2着・英LR-ウォルフトンS(勝ち馬・Addeybb)
 06/28・2着・愛G1-プリティポリーS(勝ち馬・Iridessa)
 07/27・11着・英G1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(勝ち馬・Enable)
 08/11・2着・米G1-アーリントンミリオン(勝ち馬・Bricks And Mortar)
 09/14・2着・愛G1-アイリッシュチャンピオンS(勝ち馬・Magical)
 10/26・4着・豪G1-コックスプレート(勝ち馬・リスグラシュー)
 11/05・10着・豪G1-メルボルンC(勝ち馬・Vow And Declare)
 11/09・1着・豪G1-マッキノンS

・母のPrudenziaは5戦2勝。半姉のChicquitaは2013年のアイリッシュオークス馬。叔母のPacifiqueは仏G3-リューテス賞の勝ち馬。母の叔母のPongeeは英G2-ランカシャーオークスの勝ち馬。4代母・Soukを牝祖とする活躍馬に今年のディアヌ賞(仏オークス)の勝ち馬・Channel、昨年のメルボルンCの勝ち馬・Rekindling、2006年の英、愛オークス馬のAlexandrovaなどがいる。

2着:Melody Belle(1馬身差)

牝5、父・コマンズ、母・Meleka Belle、母父・Iffraaj
調教師:Jamie Richards、騎手:Opie Bosson

・7連勝中だった昨季のニュージーランド年度代表馬。1番人気に推されていたが惜しくも2着。

3着:Hartnell(短頭差)

せん8、父・Authorized、母・Debonnaire、母父・Anabaa
調教師:James Cummings、騎手:Hugh Bowman

・堂々たるパフォーマンスを見せて3着。豪G1を4勝(エプソムH、C.F.オーアS、ターンブルS、ザ・BMW)、重賞9勝の実績を残し、このレースをもって引退。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2019-11-09/744770

Darley Sprint Classic(G1・1200m・2歳以上)

・1960年にCraven ‘A’ Stakesとして創設。2006年にそれまではダービーデイに行われていたのをラストデイへ開催日を変更。頻繁にレース名が変わっており、昨年はVRCスプリントクラシック、2014年から2017年まではダーレークラシック、2013年はVRCスプリントクラシックとして施行。過去の主な勝ち馬にSanta Ana Lane(2018年)、Redzel(2017年)、Buffering(2013年)、Black Caviar(2010,2011年)、Miss Andretti(2007年)、Glamour Puss(2005年)、Takeover Target(2004年)など。

1着:Nature Strip

せん5、父・Nicconi、母・Strikeline、母父・Desert Sun
調教師:Chris Waller、騎手:James McDonald

・ハナに立ったNature Stripがそのまま絶好の手応えのまま、押し切り勝ち。2着に3馬身1/4差をつける完勝。

・今回の勝利で通算13戦6勝、G1は3勝目重賞5勝目。今季(8月以降)は9/7のG3-コンコルドS(1000m)でRedzelの4着→9/27のG1-モイアーS(1000m)で1着→10/19のザ・エベレスト(1200m)でYes Yes Yesの4着、としここへ臨んでいた。

 1着:[2019/11/09]ダーレースプリントクラシック(豪G1・1200m・フレミントン)
 1着:[2019/09/27]モイアーS(豪G1・1000m・ムーニーヴァレー)
 1着:[2019/03/23]ザ・ギャラクシー(豪G1・1100m・ローズヒル)

 1着:[2019/02/09]ルビトンS(豪G2・1100m・コーフィールド)
 1着:[2018/09/08]マキュアンS(豪G2・1000m・ムーニーヴァレー)

・父のNicconiは2005年豪州産のBianconi(その父・Danzig)産駒。現役時は17戦6勝、G1-ライトニングS(1000m)、G1-ザ・ギャラクシー(1100m)、G3-マクイーウェンS(1000m)の重賞3勝。本馬がこれまでの代表産駒で唯一のG1馬。現時点での2019/2020の豪サイアーランキングで17位。

・母父のDesert Sunは1988年英国産のGreen Desert産駒。現役時は23戦3勝で重賞は未勝利。父として名牝・Sunline(コックスプレート連覇、ドンカスターH連覇、香港マイルなどG1を13勝、4期連続ニュージーランド年度代表馬、3期連続オーストラリア年度代表馬)を輩出。BMSとしても名牝・Black Caviar(25戦25勝、ロイヤルアスコットのダイヤモンドジュビリーSなどG1を15勝)を輩出。

2着:Loving Gaby(3馬身1/4差)

牝3、父・I Am Invincible、母・Maastricht、母父・Mastercraftsman
調教師:Ciaron Maher & David Eustace、騎手:Craig A Williams

・前走G1-マニカトS(1200m)に続くG1連勝はならず。

3着:In Her Time(1馬身1/4差)

牝7、父・Time Thief、母・Hell It’s Hot、母父・Zeditave
調教師:Kris Lees、騎手:Brenton Avdulla

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2019-11-09/744768