2017 千葉サラブレッドセール・上場注目馬【3】オルフェーヴル産駒

新種牡馬として注目されるオルフェーヴル。アップ済みの「現2歳馬の種牡馬別セリ平均取引価格」をご覧頂くと、平均取引価格3480万円で新種牡馬トップの相対評価を得ていることが分かる。ダイワメジャーよりは高く、ハーツクライよりは若干低い取引価格、というのが現在のオルフェーヴルの立ち位置になるが、果たして産駒がどんな活躍を産駒が見せてくれるのか、注目度は高い。

先日、アップ済みの「2017JRAブリーズアップセール結果からみる新種牡馬の評判」の中からオルフェーヴル産駒の部分を再掲する。2頭とも落札価格がJRA購買価格を1000万円以上、上回っている点に着目したい。

オルフェーヴル産駒(2頭)
◎ ルドラの15       JRA購買価格1296万円 → 落札価格2322万円
◎ スマッシュの15     JRA購買価格 756万円 → 落札価格2268万円

本セールに上場予定のオルフェーヴル産駒は3頭。

NO.8 フォルナリーナの15
母・フォルナリーナ
母父・Capote
生産牧場・社台ファーム
育成牧場・社台ファーム

母・フォルナリーナは現役時、36戦3勝。1999年のG2-報知4歳牝馬特別(阪神芝1400)3着。2012年のOP-スイートピーS(東京芝1800)を勝ったダイワズーム(by ハーツクライ)を輩出しているが、他に目ぼしい実績を残した産駒は残していない。母母のプレイヤーホイール(by Conquistador Cielo)が輸入基礎牝馬。フォルナリーナの異父姉・Strategic Maneuver(by Cryptoclearance)はアメリカでG1を2勝。

 Strategic Maneuver(父・Cryptoclearance、母・プレイヤーホイール)
  1着:1993メイトロンS(G1) USAダ7.0F
  1着:1993スピナウェイS(G1) USAダ6.0F

母父・CapoteはSeattle Slew産駒で1986年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬。同年のG1-BCジュヴェナイル(8.5F)、G1-ノーフォークS(8.5F)を制す。BMSとして日本で以下の重賞勝ち馬を輩出。芝、ダート、1200、2400と満遍なく実績を残している点は好印象。

 セイウンコウセイ(父・アドマイヤムーン)
  1着:2017高松宮記念(G1) 中京芝1200
 カポーティスター(父・ハーツクライ)
  1着:2013日経新春杯(G2) 京都芝2400
 フェラーリピサ(父・Touch Gold)
  1着:2007兵庫ChS(Jpn2) 園田ダ1870
  1着:2009根岸S(G3) 東京ダ1400
  1着:2008エルムS(G3) 札幌ダ1700

NO.36 ハッピーリクエストの15
母・ハッピーリクエスト
母父・トニービン
生産牧場・社台ファーム
育成牧場・社台ファーム

母・ハッピーリクエストは現役時、25戦6勝。2002年のOP-ターコイズS(中山芝1800)を勝利。ミリオンディスク、リクエストソング、アムールポエジーなどを輩出。母母のエイプリルソネット(by Dike)が輸入基礎牝馬。

 ミリオンディスク(父・アフリート)
  1着:2009カペラS(G3) 中山ダ1200
  1着:2010北海道スプリントC(G3) 門別ダ1200
 リクエストソング(父・シンボリクリスエス)
  2着:2009きさらぎ賞(G3) 京都芝1800
  3着:2011小倉記念(G3) 小倉芝2000
 アムールポエジー(父・ネオユニヴァース)
  1着:2013関東オークス(Jpn2) 川崎ダ2100

母父・トニービンはBMSとしてG1馬を13頭輩出。この13頭中、父がサンデーサイレンス系だった馬は以下の5頭。

 アドマイヤベガ(父・サンデーサイレンス)
  1着:1999日本ダービー(G1) 東京芝2400
 ハーツクライ(父・サンデーサイレンス)
  1着:2005有馬記念(G1) 中山芝2500
  1着:2006ドバイシーマクラシック(G1) UAE芝2400
 キャプテントゥーレ(父・アグネスタキオン)
  1着:2008皐月賞(Jpn1) 中山芝2000
 コパノリチャード(父・ダイワメジャー)
  1着:2014高松宮記念(G1) 中京芝1200
 アドマイヤグルーヴ(父・サンデーサイレンス)
  1着:2004エリザベス女王杯(G1) 京都芝2200
  1着:2003エリザベス女王杯(G1) 京都芝2200

NO.71 オンブルリジェールの15
母・オンブルリジェール
母父・Double Bed
生産牧場・社台ファーム
育成牧場・社台ファーム

母・オンブルリジェールは現役時、2002年の仏G3-ペネロープ賞(芝2100)に優勝。主な産駒は2番仔の2009年のG3-フェアリーS(中山芝1600)の勝ち馬・ジェルミナル(by アグネスタキオン)。ジェルミナル以降、シンボリクリスエス、アグネスタキオン、アグネスタキオンと交配されてきたが、1勝馬のみを輩出し続け、6番仔のディープインパクト産駒(現役馬のマイアベーア)が3勝をあげるが、500万下突破までで、1000万下では今のところ完全に頭打ちに終わっている。

母父・Double Bedは1988年の米G1-ハイアリアターフC(芝12.0F)の勝ち馬で、父としては、1999年の香港G1-香港カップ(芝2000)など、香港、フランス、ドバイにてグレードレースを7勝した、Jim and Tonicを輩出。Double BedはBMSとしても2011年の仏G1-カドラン賞(芝4000)を勝ったKasbah Bliss(父・Kahyasi)を輩出。地味な印象だが一応の実績の裏付けはある。