ベルモントS・レース結果&レース動画

日本時間の今朝、米ベルモントパーク競馬場にて行われた米3冠の3戦目となるベルモントS、3歳牝馬限定のエイコーンS、共に100年以上の歴史を誇る伝統のマンハッタンS、メトロポリタンHなど8つのG1レースの結果とレース動画を速報でお届けする。

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Belmont Stakes(G1・3歳・ダ1m4f)

・1867年創設(今回は第151回目)で米3冠では最も古い創設。レース名はアメリカの駐オランダ大使や民主党のチェアマンなども務めた、後のアメリカンジョッキークラブの初代総帥で、開催資金を提供したオーガスト・ベルモント氏より命名。

1着:Sir Winston

父・Awesome Again、母・La Gran Bailadora、母父・Afleet Alex
牡3、調教師:Mark Casse、騎手:Joel Rosario

・今日の勝利で通算10戦3勝(重賞1勝)。ケンタッキーダービー、プリークネスSいずれも不出走の馬で、今年に入り2月以降、月に1走のペースで使われて4→5→7→2着。

 1着:[2019/06/08]ベルモントS(米G1・ダ1m4f)

・道中は後方のイン追走から、3角過ぎの勝負どころでインをついてスルスルと上昇。3番手で直線を迎えると外から末脚を伸ばして見事に1着。

・父のAwesome Againは1994年カナダ産のDeputy Minister産駒で、G1-BCクラシック(ダ10f)、G1-ホイットニーH(ダ9f)など重賞6勝。これまでに19世代で本馬を含め15頭のダートG1馬を輩出。これまでの通算Avg Earnings Indexは1.95、Comparable Indexは1.84

・Awesome Againの代表産駒・Ghostzapperが今日のエイコーンSを勝ったGuaranaを輩出しており、今日のベルモントパーク競馬場はこのAwesome Againの父系と、Giant’s Causewayの父系が猛威を振るった一日だったと言える。

母のLa Gran Bailadoraは25戦6勝、米G3-ケンタッキーカップディスタフS(AW8.5f)の勝ち馬

・母父のAfleet Alexは2002年米国産のNorthern Afleet産駒で、2005年のベルモントS、プリークネスSの2冠馬(ケンタッキーダービーは3着)。

・Mark Casse師はベルモントS初勝利で今年のプリークネスS(War Of Will)に続き米3冠2勝目。Joel Rosario騎手は2014年のTonalistに続くベルモントS2勝目。

2着:Tacitus(1馬身差)

父・Tapit、母・Close Hatches、母父・First Defence
牡3、調教師:William Mott、騎手:Jose L Ortiz

・勝ったSir Winstonが3角過ぎにインから上昇していったのと比べて、大外を回らされる形になり、直線入口までにだいぶ脚を使うロス。最後は良く伸びているが勝ち馬と比べ、コースロスは如何ともしがたく2着まで。

3着:Joevia(勝ち馬との着差:1馬身3/4身差)

父・シャンハイボビー、母・Peace Process、母父・War Front
牡3、調教師:Gregory D Sacco、騎手:Jose Lezcano

・最内枠からスタート良く飛び出してハナを奪い、そのまま直線入口まで先頭に。直線も最後まで粘り込み、3着。

4着:Tax(勝ち馬との着差:2馬身3/4身差)

父・Arch、母・Toll、母父・Giant’s Causeway
牡3、調教師:Danny Gargan、騎手:Irad Ortiz Jr

・道中は逃げたJoeviaの番手を追走。そのままの隊形で直線を向くも、Joeviaを捕まえられず、後ろからSir WinstonとTacitusに差されて4着。

5着:マスターフェンサー(勝ち馬との着差:3馬身差)

父・ジャスタウェイ、母・セクシーザムライ、母父・Deputy Minister
牡3、調教師:角田晃一、騎手:Julien R Leparoux

・後方追走から直線大外に持ち出され、末脚に賭けるも5着。2016年のラニの3着を上回る事は出来ず。

Manhattan Stakes(G1・4歳以上・芝1m2f)

・1887年創設。1994年からベルモントSのアンダーカードとして行われてきた芝のG1レース。2つある芝コースの内側にあるInner Turfで行われる、賞金総額100万ドルのレース。

1着:Bricks And Mortar

父・Giant’s Causeway、母・Beyond The Waves、母父・Ocean Crest
牡5、調教師:Chad C Brown、騎手:Irad Ortiz Jr

・今日の勝利で通算11戦9勝(重賞5勝)、G1は3勝目。これで昨年の12月から5連勝。

 1着:[2019/06/08]マンハッタンS(米G1・芝1m2f)
 1着:[2019/05/04]オールドフォスターターフクラシックS(米G1・芝1m1f)
 1着:[2019/03/23]ムニスメモリアルH(米G2・芝1m1f)
 1着:[2019/01/26]ペガサスワールドカップターフ招待S(米G1・芝1m1.5f)
 1着:[2017/08/04]アメリカ競馬名誉の殿堂博物館S(米G2・芝)

・父のGiant’s Causewayは1997年米国産のStorm Cat産駒で、これまでに33頭のG1馬を輩出。直仔のShamardalやその仔のLope De Vegaを通じて、近年活躍馬が多く出ている父系で、今日のメトロポリタンHを勝ったMitole(父・エスケンデレヤ)もGiant’s Causewayの孫になる。母父のOcean CrestはStorm Bird産駒のため、本馬はStorm Birdの3×3のインブリードを持つ

2着:Robert Bruce(1馬身半差)

父・Fast Company、母・Lady Pelusa、母父・Orpen
牡4、調教師:Chad C Brown、騎手:Jose L Ortiz

3着:Raging Bull(勝ち馬との着差:2馬身1/4差)

父・Dark Angel、母・Rosa Bonheur、母父・Mr Greeley
牡4、調教師:Chad C Brown、騎手:Javier Castellano

Metropolitan Handicap(G1・3歳以上・ダ1m)

・1891年創設。通称、”Met Mile”。”stallion-making race”として知られ、Tom Fool、Native Dancer、Buckpasser、Fappiano、Gulch、Ghostzapper、Quality Roadらが過去に制覇したレース。

1着:Mitole

父・エスケンデレヤ、母・Indian Miss、母父・Indian Charlie
牡4、調教師:Steven Asmussen、騎手:Ricardo Santana Jr

・今日の勝利で通算11戦8勝(重賞3勝)、G1は2勝目。今年4月に初めて重賞に出走し、そこから3連勝。強豪相手にマイルG1を勝った事で今後の選択肢が広がる形となっている。

 1着:[2019/06/08]メトロポリタンH(米G1・ダ1m)
 1着:[2019/05/04]チャーチルダウンズS(米G1・ダ7f)
 1着:[2019/04/13]カウントフリートスプリントH(米G3・ダ6f)

・父のエスケンデレヤは2007年米国産のGiant’s Causeway産駒で、G1-ウッドメモリアルS(ダ9f)、G2-ファウンテンオブユースS(ダ9f)の勝ち馬。2016年より日本供用中(現2歳が佐賀と門別で既に4頭デビュー)。これまでの代表産駒に本馬とMor Spirit(G1-メトロポリタンH、2歳G1-ロスアラミトスフュチュリティなど重賞4勝)がいるが、いずれも日本行きが決まった後にG1を制覇しており、今後の日本でのエスケンデレヤ産駒の活躍に期待がかかる。

2着:McKinzie(3/4身差)

父・Street Sense、母・Runway Model、母父・Petionville
牡4、調教師:Bob Baffert、騎手:Mike E Smith

・直線で行き場を無くし、遅れて差してくる形になる不運はあったが、末脚は実に見事。最後の最後にThunder Snowを交わしており、力は見せたといえる一戦。

3着:Thunder Snow(勝ち馬との着差:1馬身差)

父・Helmet、母・Eastern Joy、母父・Dubai Destination
牡5、調教師:Saeed bin Suroor、騎手:Christophe Soumillon

・3/30のドバイワールドカップを制して以来のレースだったが、内に切れ込みながら差してくる迫力はこの馬本来のもの。McKinzieに差されはしたが3着確保。

Woody Stephens Stakes(G1・3歳・ダ7f)

・1985年創設、2006年に改称。今年からG1レースに昇格。Woody Stephens師はアメリカ3冠を8勝、ベルモントSを5連覇(1982~1986)した名伯楽。

1着:Hog Creek Hustle

父・Overanalyze、母・Candy Fortune、母父・Candy Ride
牡3、調教師:Vickie L Foley、騎手:Corey J Lanerie

・今日の勝利で通算9戦3勝(重賞1勝)。これまでに重賞2着が2回だったが、今回重賞初制覇。

 1着:[2019/06/08]ウッディスティーヴンスS(米G1・ダ7f)

・父のOveranalyzeは2010年米国産のDixie Union産駒で、G1-アーカンソーダービーなど重賞3勝。現3歳はセカンドクロップ。

2着:Nitrous(クビ差)

父・Tapit、母・Speedinthruthecity、母父・City Zip
牡3、調教師:Steven Asmussen、騎手:Ricardo Santana Jr

3着:Borracho(勝ち馬との着差:1馬身差)

父・Uncle Mo、母・Pantanal、母父・Congrats
牡3、調教師:George R Arnold II、騎手:Jose Lezcano

Acorn Stakes(G1・3歳牝馬・ダ1m)

・1931年創設。アメリカの「トリプルティアラ」は明確な定義のようなものはないが、ケンタッキーオークス(G1)、ブラックアイドスーザンS(このレースだけG2だが、”The Second Jewel of the Filly Triple Crown”と称して開催される)、エイコーンS(G1)の3つをナショナルトリプルティアラとしてはどうかという提案が現地の馬主や調教師から出ているようだが、まだ一般的なものではない。

1着:Guarana

父・Ghostzapper、母・Magical World、母父・Distorted Humor
牝3、調教師:Chad C Brown、騎手:Jose L Ortiz

今日の勝利で通算2戦2勝(重賞1勝)。前走4/19のキーンランドでの3頭立てのデビュー戦(ダ6.5f)を15馬身差で圧勝し、ここへ臨んでいた。勝ちっぷりから新星が現れたといって良さそうで、勝ち時計の1:33.58はレースレコード

 1着:[2019/06/08]エイコーンS(米G1・ダ1m)

・父のGhostzapperは2000年米国産のAwesome Again産駒で、G1-BCクラシック、メトロポリタンH、ウッドワードS、ヴォスバーグSなど重賞6勝。本馬が11頭目のG1馬

祖母のPleasant Homeは2005年のG1-BCディスタフの勝ち馬。Pleasant Homeの甥にユニコーンS、兵庫チャンピオンシップの勝ち馬・バーディバーディ。

2着:Serengeti Empress(6馬身差)

父・Alternation、母・Havisham、母父・Bernardini
牝3、調教師:Thomas Amoss、騎手:Irad Ortiz Jr

3着:Jeltrin(勝ち馬との着差:8馬身1/4差)

父・Tapizar、母・Song To The Moon、母父・Successful Appeal
牝3、調教師:Alexis Delgado、騎手:Leonel Reyes

Jaipur Invitational Stakes(G1・4歳以上・芝6f)

・1984年創設、今年からG1レースに昇格。Jaipurは1962年の米最優秀3歳牡馬で同年のベルモントS、トラヴァーズS(レコード勝ち)などを制覇した馬。

1着:World Of Trouble

父・Kantharos、母・Meets Expectations、母父・Valid Expectations
牡4、調教師:Jason Servis、騎手:Manuel Franco

・今日の勝利で通算13戦9勝(重賞3勝)、G1は2勝目。昨秋のBCターフスプリントではStormy Liberalとクビ差の2着だったが、以後、これで4連勝。

 1着:[2019/06/08]ジャイプール招待S(米G1・芝6f)
 1着:[2019/05/03]ツインスパイアズターフスプリントS(米G2・芝5.5f)
 1着:[2019/04/06]カーターH(米G1・芝7f)

・父のKantharosは2008年米国産のStorm Cat系・Lion Heart産駒で、現役時は3戦3勝、米2歳G2-サラトガスペシャルS(ダ6.5f)を2着馬に7馬身1/4差で、米2歳G3-バシュフォードマナーS(ダ6f)を2着馬に9馬身半差で勝利。主な産駒は本馬と今年のドバイゴールデンシャヒーンを制したX Y Jet。

2着:Om(1馬身3/4差)

父・Munnings、母・Rare Cat、母父・Tabasco Cat
牡7、調教師:Peter Miller、騎手:Joel Rosario

3着:Disco Partner(勝ち馬との着差:2馬身半差)

父・Disco Rico、母・Lulu’s Number、母父・Numerous
牡7、調教師:Christophe Clement、騎手:Irad Ortiz Jr

Ogden Phipps Stakes(G1・4歳以上牝馬・ダ1m1/2f)

・1961年創設。2002年より改称。Ogden Phipps氏はBuckpasser、Easy Goer、Personal Ensignなどで著名なオーナーブリーダー。ニューヨーク競馬協会の創立にも貢献し、2002年に亡くなった後、エクリプス賞功労賞を受賞。

1着:Midnight Bisou

父・Midnight Lute、母・Diva Delite、母父・Repent
牝4、調教師:Steven Asmussen、騎手:Mike E Smith

・今日の勝利で通算15戦9勝(重賞9勝=初勝利が重賞)、G1は4勝目。昨秋のBCディスタフではMonomoy Girlの3着だったが、以後、これで4連勝。

 1着:[2019/06/08]オグデンフィップスS(米G1・ダ1m1/2f)
 1着:[2019/04/14]アップルブラッサムH(米G1・ダ1m1/2f)
 1着:[2019/03/16]アゼリS(米G2・ダ1m1/2f)
 1着:[2019/01/27]ヒューストンレディースクラシックS(米G3・ダ1m1/2f)
 1着:[2018/09/22]コティリオンS(米G1・ダ1m1/2f)
 1着:[2018/06/30]マザーグースS(米G2・ダ1m1/2f)
 1着:[2018/04/08]サンタアニタオークス(米G1・ダ1m1/2f)
 1着:[2018/03/03]サンタイザベルS(米G3・ダ1m1/2f)
 1着:[2018/01/07]サンタイネスS(米G2・ダ7f)

・父のMidnight Luteは2003年米国産のReal Quiet産駒で、現役時はBob Baffert師に管理され、G1-BCスプリント(2勝)、G1-フォアゴーSなど、ダ6fから7fの米重賞を4勝。

2着:Come Dancing(3馬身半差)

父・Malibu Moon、母・Tizahit、母父・Tiznow
牝5、調教師:Carlos F Martin、騎手:Manuel Franco

3着:Mopotism(勝ち馬との着差:4馬身1/4差)

父・Uncle Mo、母・Peppy Rafaela、母父・Bernardini
牝5、調教師:Doug O’Neill、騎手:Mario Gutierrez

Just a Game Stakes(G1・4歳以上牝馬・芝1m)

・1994年創設、2008年からG1。名称は1980年のエクリプス賞最優秀芝牝馬・Just a Gameより。

1着:Rushing Fall

父・More Than Ready、母・Autumnal、母父・Forestry
牝4、調教師:Chad C Brown、騎手:Javier Castellano

・今日の勝利で通算9戦8勝(重賞7勝)、G1は4勝目。持ち前の素軽い先行力を武器に勝ち星を量産中で、今日も自分のレースで快勝。

 1着:[2019/06/08]ジャストアゲームS(米G1・芝1m)
 1着:[2019/04/13]ジェニーワイリーS(米G1・芝1m1/2f)
 1着:[2018/10/13]クイーンエリザベス2世チャレンジカップS(米G1・芝1m1f)
 1着:[2018/08/18]レイクプラシッドS(米G2・芝1m1f)
 1着:[2018/04/08]アパラチアンS(米G2・芝1m)
 1着:[2017/11/03]BCジュヴェナイルフィリーズターフ(米G1・芝1m)
 1着:[2017/10/11]ジェサミンS(米G3・芝1m1/2f)

・父のMore Than Readyは1997年米国産のSouthern Halo産駒で、G1-キングズビショップSなど、ダ5.5fから7fの米重賞を4勝。近年の主な活躍馬にBCスプリントを連覇中のRoy H。

2着:Beau Recall(2馬身1/4差)

父・Sir Prancealot、母・Greta D’Argent、母父・Great Commotion
牝5、調教師:Brad H Cox、騎手:Irad Ortiz Jr

3着:Daddy Is A Legend(勝ち馬との着差:2馬身半差)

父・Scat Daddy、母・Randie’s Legend、母父・Benchmark
牝4、調教師:George Weaver、騎手:Manuel Franco