ジュライフェスティバル・最終日レース結果

英ニューマーケット競馬場のジュライコースにて行われた、ジュライC(G1・6f)、2歳重賞スーパーレイティブS(G2・7f)のレース結果と直線動画を速報でお届けする。両重賞ともNo Nay Never産駒が制し、強烈なインパクトを残している。

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Darley July Cup Stakes(G1・6f・3歳以上)

1着:Ten Sovereigns

牡3、父・No Nay Never、母・Seeking Solace、母父・Exceed And Excel
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・大外枠から好発を決めたTen Sovereignsが2つに割れた馬群の外を主導。残り2fで内の馬群を引っ張っていた馬を交わして先頭に立つと、実に力強い走りを見せ、後続を突き離す危なげの無い強い勝ち方でTen Sovereignsが1着。5着までを3歳勢が独占。

・今日の勝利で通算6戦4勝、重賞3勝。今季は休み明けの英2000ギニー(1m)で5着→距離短縮で臨んだ前走・コモンウェルスC(6f)では馬群で揉まれる展開で4着と消化不良のレースが続いていたが、今回は見事なレースを披露。今日のレースぶりからBlue Point引退後の今後の欧州スプリント路線の主軸をこの馬が担っていきそうな印象。尚、次走はエントリー済の8/23の英G1-ナンソープS(5f)、9/7の英G1-スプリントC(6f)辺りが予想される。

 1着:[2019/07/13]ジュライC(英G1・6f・ニューマーケット)
 1着:[2018/09/29]ミドルパークS(英G1・6f・ニューマーケット)
 1着:[2018/09/01]ラウンドタワーS(愛G3・6f・カラ)

・父のNo Nay Neverは2011年米国産のScat Daddy産駒。現役時はアメリカのWesley A Ward師に管理され、デビュー2戦目にロイヤルアスコット開催へ遠征しノーフォークS(G2・5f)に勝利。その後、フランスへ遠征しモルニ賞(G1・6f)も制覇。その後アメリカで重賞を1つ勝ち、BCターフスプリントで2着。通算成績6戦4勝、2着2回で引退。現3歳がファーストクロップだが、産駒は早熟性を受け継ぎ2歳戦から本馬のように活躍し、今日のスーパーレイティブSを勝ったMystery Powerを含め、既に5頭の重賞勝ち馬を輩出

・母のSeeking Solaceは現役時はフランスのA Fabre師に管理され、7戦1勝、ペネロペ賞(G3・1m2f110yds)で4着、セーヌ賞(LR・1m3f)で2着。曽祖母の半兄に安田記念、京王杯スプリングCなど重賞3勝のハートレイク。6代母のMarshuaはCCAオークスの勝ち馬。

・Aidan O’Brien師はジュライカップ5勝目(1999年・ストラヴィンスキー、2001年・Mozart、2010年・Starspangledbanner、2018年・U S Navy Flag、2019年・Ten Sovereigns)。

・Ryan Moore騎手は昨年のU S Navy Flagに続き、ジュライカップ2勝目。

2着:Advertise(2馬身3/4差)

牡3、父・Showcasing、母・Furbelow、母父・Pivotal
調教師:Martyn Meade、騎手:Frankie Dettori

・終始、Ten Sovereignsをすぐ前に見る好位置につけていたが、追い出されてから一向に差が詰まらず、今日は完敗の形。レース後、Martyn Meade師は状態によるが次走として8/4の仏G1-モーリスドゲスト賞を考えている旨のコメントを発表している。

3着:Fairyland(勝ち馬との着差:3馬身半差)

牝3、父・Kodiac、母・Queenofthefairies、母父・Pivotal
調教師:A P O’Brien、騎手:Seamie Heffernan

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/174/newmarket-july/2019-07-13/729152

bet365 Superlative Stakes(G2・7f・2歳)

1着:Mystery Power

牡2、父・No Nay Never、母・Gems、母父・Haafhd
調教師:Richard Hannon、騎手:Oisin Murphy

・終始逃げ馬の直後につけていたMystery Powerが残り1fで先頭に立つとそのままバテることなく押し切り1着。人気を集めたYear Of The Tiger(父・Galileo、母は2014年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬のTiggy Wiggy)は7着。

・今日の勝利で通算2戦2勝。6/22のヘイドックでのデビュー戦(7f)を制し、ここへ臨んでいた。今日の勝利を受けてウィリアムヒルでは来年の英2000ギニーのアンティポストで本馬を9番人気の26.00倍と評価している。

 1着:[2019/07/13]スーパーレイティブS(英G2・7f・ニューマーケット)

・No Nay Never産駒は先日のロイヤルアスコット開催でArizonaがコヴェントリーS(G2・6f)を勝利したのに続き、セカンドクロップから早くも2頭目の重賞勝ち馬が出ている

・母のGemsは27戦3勝。母の伯父のAlhijazはバリオーリ賞(伊2000ギニー)、ヴィットーリオディカープア賞(2勝)、イタリアグランクリテリウムとイタリアのG1を4勝。

2着:Juan Elcano(1馬身差)

牡2、父・Frankel、母・Whatami、母父・Daylami
調教師:Kevin Ryan、騎手:Andrea Atzeni

3着:Maxi Boy(勝ち馬との着差:4馬身1/4差)

牡2、 父・Oasis Dream、母・Lavender And Lace、母父・Barathea
調教師:Michael Bell、騎手:Frankie Dettori

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/174/newmarket-july/2019-07-13/732879

・合わせて同日にヨーク競馬場にて行われたジョンスミスズシルバーカップS(G3・1m5f188yds)、アスコット競馬場にて行われたサマーマイルS(G2・7f213yds)についても簡単に触れる。

John Smith’s Silver Cup Stakes(G3・1m5f188yds・4歳以上・ヨーク競馬場)

1着:Red Verdon

せん6、父・Lemon Drop Kid、母・Porto Marmay、母父・Choisir
調教師:Ed Dunlop、騎手:David Allan

・2016年の英ダービー6着、愛ダービー4着、パリ大賞典2着馬。これまでに重賞勝ちは無く、全くの人気薄だったが重賞初制覇。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2019-07-13/732926

Fred Cowley MBE Memorial Summer Mile Stakes(G2・7f213yds・4歳以上・アスコット競馬場)

1着:Beat The Bank

せん5、父・Paco Boy、母・Tiana、母父・Diktat
調教師:Andrew Balding、騎手:Silvestre De Sousa

・ゴール前は手に汗握る展開となるも、前走英G1-クイーンアンSで2着だったBeat The Bankが人気に応えて、ゴール前で差し返す形で1着。これで重賞6勝目、サマーマイルSは昨年に続く連覇達成。ただ、動画を見ると一目瞭然だがゴール通過時に左後肢に怪我を負った模様で、急減速する極めて不自然な形で入線している。レース後、X線の検査を受けている旨、報じられ、SNS上では無事を祈るコメントが多数出ていたが、一命を取り留める事は出来ず、予後不良となっている

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2019-07-13/732898