グロリアス・グッドウッド開催・3日目レース結果(G1-ナッソーSなど)

グリーンチャンネルでの中継をご覧になられた方も多いと思われるが、ディアドラが勝利した牝馬限定G1-ナッソーS(1m1f197yds)など、英グッドウッド競馬場にて行われたグロリアス・グッドウッド開催3日目の重賞レースの結果と動画を速報でお届けする。

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Qatar Nassau Stakes(G1・1m1f197yds・3歳以上牝馬)

・1840年創設。レース名はグッドウッド競馬場の以前のオーナー、第5代リッチモンド公爵とオラニエ=ナッソー家(現在のオランダ王家)との友好関係より。尚、グロリアス・グッドウッド開催3日目はLadies Dayで、「the most glamorous day of the Festival」と称される。

1着:ディアドラ

牝5、父・ハービンジャー、母・ライツェント、母父・スペシャルウィーク
調教師:Mitsuru Hashida、騎手:Oisin Murphy

・後方イン待機のディアドラがそのまま直線もインを突く構えを見せ、途中、進路の確保に若干手間取りかけるシーンもあったが、初志貫徹でインを改めて攻めるとスペースが空き、逃げ込みを図るMehdaayih目がけて末脚が炸裂。残り1fで並びかけ、残り1/2fで先頭に立ち、そのままディアドラが1着でゴール。

・今日の勝利で通算25戦8勝、重賞は5勝目でG1は2勝目。今年は2/24の中山記念6着以降、海外を転戦し、3/30のドバイターフ(G1・1m1f)ではアーモンドアイの4着→4/28のクイーンエリザベス2世C(G1・1m2f)ではウインブライトの6着→7/19のプリンスオブウェールズS(G1・1m1f212yds)ではCrystal Oceanの6着と、弾けきれない結果が続いていた。尚、今回の1着賞金は340,260ポンド(約4470万円)だが、この賞金以上に大きな成果を得たといえる快挙達成。ニューマーケットに長期間、腰を据えて欧州のビッグレースを獲りに行くスタイルは今後、追随するオーナー、陣営が出てくるのではないだろうか。

 1着:[2019/08/01]ナッソーS(英G1・1m1f197yds・グッドウッド)
 1着:[2018/10/13]アイルランドトロフィー府中牝馬S(G2・1800m・東京)
 1着:[2018/07/29]クイーンS(G3・1800m・札幌)
 1着:[2017/10/15]秋華賞(G1・2000m・京都)
 1着:[2017/09/09]紫苑S(G3・2000m・中山)

・父のハービンジャーは2006年英国産のDansili産駒。現役時はSir Michael Stoute師に管理され、英G1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスSなど重賞5勝。これまでに本馬を含め5頭のG1馬(本馬、ペルシアンナイト、モズカッチャン、ブラストワンピース、ノームコア)を輩出中。今年の種付料は600万円。

・母のライツェントは4戦未勝利。伯父にランフォルセ(重賞4勝)、叔父にノーザンリバー(重賞6勝)、従兄にロジユニヴァース(日本ダービーなど重賞4勝)、従妹にジューヌエコール(重賞2勝)。曽祖母のSonic Ladyはアイリッシュ1000ギニー、サセックスS、ムーランドロンシャン賞など重賞7勝。

・以下はレース後、 John Gosden師がディアドラに敬意を表したコメント。ニューマーケットでの調教からディアドラが「real tough racemare」で「real pro」だと見ていたとのこと。「pro」という表現はオーストラリアに移籍した日本調教馬を見た現地の関係者も良く使う表現である。

2着:Mehdaayih(1馬身1/4差)

牝3、父・Frankel、母・Sayyedati Symphony、母父・Gone West
調教師:John Gosden、騎手:Frankie Dettori

・逃げると思われていたHermosaを制して、この馬がハナに立つ展開。最後までレースを主導し、そのまま押し切る形を狙うも、ディアドラの豪脚に屈し2着まで。

3着:Rawdaa(勝ち馬との着差:2馬身半差)

牝4、父・Teofilo、母・Lady Lahar、母父・Fraam
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:Daniel Tudhope

・大崩れしないのがこの馬の良さでこれまでの9戦、全て3着以内に入線。今回もシンガリ追走から直線は大外を伸び、3着入線。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-01/732949

Gordon Stakes(G3・1m3f218yds・3歳)

・1902年創設。セントレジャー(G1)のトライアル的な性格のレースで、ここを勝ってセントレジャーを制した馬は過去に9頭。過去の主な勝ち馬にコンデュイット(2008年)、ハービンジャー(2009年)、Highland Reel(2015年)、Crystal Ocean(2017年)など。

1着:Nayef Road

牡3、父・Galileo、母・Rose Bonheur、母父・Danehill Dancer
調教師:Mark Johnston、騎手:Silvestre De Sousa

・内から抜け出しを図るConstantinople、真ん中から伸びるNayef Road、さらに外から迫るSpanish Missionの3頭の争いとなり、真ん中のNayef RoadがConstantinopleを競り落とし、Spanish Missionの猛追も抑えて1着。

・今日の勝利で通算12戦4勝。前々走ロイヤルアスコットの英G2-クイーンズヴェース(1m6f34yds)では勝ったDashing Willoughbyから1馬身差の3着、前走7/11の英G3-バーレーントロフィー(1m5f)では勝ったSpanish Missionから4馬身差の2着。

 1着:[2019/08/01]ゴードンS(英G3・1m3f218yds・グッドウッド)

・母のRose Bonheurは13戦4勝。現役時は7fと6fの準重賞を各1勝、重賞2着1回、3着1回。祖母のRed Featherは愛G3-インターナショナルSの勝ち馬。

2着:Constantinople(クビ差)

牡3、父・Galileo、母・One Moment In Time、母父・Danehill
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

3着:Spanish Mission(勝ち馬との着差:半馬身差)

牡3、父・Noble Mission、母・Limonar、母父・Street Cry
調教師:David Simcock、騎手:Jamie Spencer

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-01/734771

Qatar Richmond Stakes(G2・6f・2歳牡馬、せん馬)

・1877年創設。過去の主な勝ち馬にGrey Sovereign(1950年)、Red God(1956年)、ウォーニング(1987年)など。

1着:Golden Horde

牡2、父・Lethal Force、母・Entreat、母父・Pivotal
調教師:Clive Cox、騎手:Adam Kirby

・ゴール前はThreatとGolden Hordeの激しい叩き合いとなり、いったんはThreatが抜け出しかけたが、最後の最後にGolden Hordeが差し返して1着。

・今日の勝利で通算4戦2勝。デビュー2戦目(6f)で勝ち上がり、3走目だった前走ロイヤルアスコットのコヴェントリーS(6f)では勝ったThreatから2馬身差の5着。今日はそのThreatに雪辱を果たす形となっている。現在、ウィリアムヒルの来年の英2000ギニーのアンティポストでは単勝34.0倍の評価となっている。

 1着:[2019/08/01]リッチモンドS(英G2・6f・グッドウッド)

・父のLethal Forceは2009年愛国産のDark Angel産駒。現役時は英G1-ジュライC、英G1-ダイヤモンドジュビリーS、英G2-ハンガーフォードSに勝利。2013年のカルティエ賞最優秀スプリンター。現2歳はサードクロップになるが、これまでの3世代で重賞勝ち馬はおらず、本馬が初の重賞勝ち馬となっている。種付料は初年度(2014年)は1万2500ポンドだったが、年々、値を下げて今年は4500ポンドとなっている。

2着:Threat(3/4身差)

牡2、父・Footstepsinthesand、母・Flare Of Firelight、母父・Birdstone
調教師:Richard Hannon、騎手:Tom Marquand

3着:Royal Dornoch(勝ち馬との着差:3馬身3/4身差)

牡2、父・Gleneagles、母・Bridal Dance、母父・Danehill Dancer
調教師:A P O’Brien、騎手:W M Lordan

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2019-08-01/734770

4日目(8/2)の重賞レース

L’Ormarins Queen’s Plate Glorious Stakes(G3・1m3f218yds・4歳以上・日本時間24:40発走予定)

・前走ニューマーケットのジュライフェスティバルでG2-プリンセスオブウェールズS(1m4f)を2着とした、Frankel産駒・Mirage Dancerと、同レースで5着だった同じFrankel産駒の Baghdadが人気の中心。前者はRyan Moore、後者はFrankie Dettoriが鞍上で、5頭立てだが中身は濃くなりそうなレース。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/21/goodwood/2019-08-02/734776

King George Qatar Stakes(G2・5f・3歳以上・日本時間23:35発走予定)

・重賞6勝の格上馬、Dark Angel産駒・Battaashが圧倒的な1番人気。前走ロイヤルアスコットのG1-キングズスタンドS(5f)では勝ったBlue Pointと1馬身1/4差の2着だったが、内容的には好内容。キングジョージSの3連覇がかかるここは負けられないレースとなる。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/21/goodwood/2019-08-02/732950

Bonhams Thoroughbred Stakes(G3・1m・3歳・日本時間22:25発走予定)

・混戦模様だが、前走ニューマーケットのジュライフェスティバルで準重賞(1m)を勝ったLope De Vega産駒・Duke Of Hazzardが1番人気。続くのはFrankie Dettori鞍上のDubawi産駒・ Turgenev、War Front産駒・Turjomaanあたり。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/21/goodwood/2019-08-02/734777

Oak Tree Stakes(G3・7f・3歳以上牝馬・日本時間21:50発走予定)

・デビュー2連勝で臨んだ前走ロイヤルアスコットのG1-コロネーションS(7f213yds)で3着だった、Shamardal産駒・Jubilosoが今回、デビュー戦以来となるRyan Mooreを鞍上に迎え、1番人気。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/21/goodwood/2019-08-02/734778