イボアフェスティバル・初日レース結果(G1-インターナショナルSなど)

先程まで英ヨーク競馬場にて行われていたイボアフェスティバル初日の重賞レース3鞍(インターナショナルS、グレートヴォルティジュールS、エイコムS)の結果と直線動画を速報でお届けする。合わせて2日目のミニ展望もお届けする。

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Juddmonte International Stakes(G1・1m2f56yds・3歳以上)

・1972年にベンソン&ヘッジズゴールドカップとして創設。第1回は同年の英ダービー馬・Robertoが当時15連勝中のBrigadier Gerardを降す波乱の結果で幕開け(Brigadier Gerardの生涯唯一の敗戦)。2005年にゼンノロブロイがElectrocutionistの2着に惜敗したレース。

1着:Japan

牡3、父・Galileo、母・Shastye、母父・Danehill
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・逃げたCircus Maximus、番手追走のCrystal Oceanを見る形で3番手の外を併走していたJapanが、Crystal Oceanの仕掛けに合わせて追撃開始。内で粘り込みを図るCrystal Oceanに一追いごとに接近し、最後はアタマ差競り落としてJapanが1着。シュヴァルグランは中団追走から直線失速し、8着(勝ち馬からの着差は6馬身)。

・今回の勝利で通算8戦5勝、重賞4勝目。今季は休み明けの今回と同じヨーク競馬場でのダンテSで4着と敗れ、人気を大きく落としていた次走の英ダービーで3着と好走(Ryan Moore、Donnacha O’Brienではなく、Wayne Lordanが騎乗していたのを見てもその時点でのバリードイルでの本馬の序列が分かる)。その後はこれで一気の3連勝。この距離でも強い競馬を見せた事で今後の選択肢は確実に広がったといえるが、最大目標はやはり凱旋門賞ということになろう。

 1着:[2019/08/21]インターナショナルS(英G1・1m2f56yds・ヨーク)
 1着:[2019/07/14]パリ大賞典(仏G1・1m4f・パリロンシャン)

 1着:[2019/06/21]キングエドワード7世S(英G2・1m3f211yds・アスコット)
 1着:[2018/09/30]ベレスフォードS(愛G2・1m・ネイス)

・父のGalileoは1998年愛国産のSadler’s Wells産駒。現役時は8戦6勝、英ダービー、愛ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSの3つのG1を含む重賞4勝。現3歳はAnthony Van Dyckが英ダービー、Sovereignがアイリッシュダービー、Hermosaが英愛1000ギニー、Circus MaximusがセントジェームズパレスSを制覇するなど、活躍が続いていたが、今回の勝利でJapanがGalileo産駒の同世代のトップに立ったと言え、今季のクラシック前にA P O’Brien師がインタビューでJapanへの大きな期待と手応えを語っていた通りの結果になりつつある。

・母のShastyeは現役時はJohn Gosden師に管理され、9戦2勝、4歳6月時に1m4fのListedレースで2着。牝系はフランスでの活躍馬が多く、Sagamix(凱旋門賞)、Sagacity(クリテリウムドサンクルー)、Sageburg(イスパーン賞)、Sagawara(サンタラリ賞)と同じ牝系。

・A P O’Brien師はこれでインターナショナルS6勝目(2000年・Giant’s Causeway、2008年・Duke Of Marmalade、2010年・Rip Van Winkle、2013年・Declaration Of War、2014年・Australia、2019年・Japan)。

2着:Crystal Ocean(アタマ差)

牡5、父・Sea The Stars、母・Crystal Star、母父・Mark Of Esteem
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:James Doyle

・番手追走から直線、早めに先頭。勝ったJapanに道中終始、直後をマークされ最後に交わされるも自分の競馬をしっかりして、堂々と力を見せた印象で、この馬の評価が下がるパフォーマンスではない。

3着:Elarqam(勝ち馬との着差:1馬身1/4差)

牡4、父・Frankel、母・Attraction、母父・Efisio
調教師:Mark Johnston、騎手:Jim Crowley

・道中は3番手のインを追走。内と外で挟まれて直線は行き場を無くしかける中、最後は4着のKing Of Comedyを交わし3着。目下の好調ぶり、充実ぶりを如何なく発揮した好レース。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2019-08-21/732954

Sky Bet Great Voltigeur Stakes(G2・1m3f188yds・3歳牡馬、せん馬)

・1950年にヴォルティジュールSとして創設。グレートが付いたのは1957年。レース名の由来となったVoltigeurは1850年の英ダービー、英セントレジャーの勝ち馬。英セントレジャーのトライアル的性格のレースで過去に両レースを制した馬は13頭。

1着:Logician

牡3、父・Frankel、母・Scuffle、母父・Daylami
調教師:John Gosden、騎手:Frankie Dettori

・5頭立てのレース。ラストは展開不問の純然たる力比べになり、内から芦毛のLogicianが早めに抜け出し、これをConstantinopleが追うも、差が全く詰まらず。最後はLogicianが悠々と1着入線。

・今回の勝利で通算4戦4勝。5/17のデビュー戦(1m2f)→6/21の2戦目(1m2f)→7/4の3戦目(1m4f)とデビュー3連勝でここへ臨んでいた。無傷の4連勝を飾り今後が非常に楽しみな1頭。

 1着:[2019/08/21]グレートヴォルティジュールS(英G2・1m3f188yds・ヨーク)

・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1を10勝、重賞を12勝。現3歳は3世代目になるが、3世代でG1馬8頭を含め、これで37頭の重賞勝ち馬を輩出したことになる

・母のScuffleは10戦3勝。半姉のSuffusedは米重賞3勝。叔父のCityscapeはドバイデューティーフリーなど重賞4勝。叔父のBated Breathは英G2-テンプルSの勝ち馬。いずれもジャドモントファームの自家生産馬。

2着:Constantinople(1馬身3/4差)

牡3、父・Galileo、母・One Moment In Time、母父・Danehill
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

3着:Norway(勝ち馬との着差:8馬身3/4差)

牡3、父・Galileo、母・Love Me True、母父・Kingmambo
調教師:A P O’Brien、騎手:Donnacha O’Brien

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2019-08-21/732955

Tattersalls Acomb Stakes(G3・7f・2歳)

・レース名のAcombはヨーク競馬場の北西に位置する地名。昨年の勝ち馬・Phoenix of Spainは今年のアイリッシュ2000ギニーを制覇。2003年の勝ち馬・ルールオブローは翌年の英セントレジャーを制覇。1999年の勝ち馬・キングズベストは翌年の英2000ギニーを制覇。

1着:Valdermoro

牡2、父・Declaration Of War、母・Snooki、母父・エンパイアメーカー
調教師:Richard Fahey、騎手:Tony Hamilton

・ハナを切ったHarpocratesが快調に逃げ、勝利目前まで粘っていたが最後の最後に脚を伸ばしたValdermoroがクビ差、差し切って1着。

・今回の勝利で通算3戦2勝。6/22のデビュー戦(7f)で3着→7/25の2戦目(7f)で勝利し、ここへ臨んでいた。

 1着:[2019/08/21]エイコムS(英G3・7f・ヨーク)

・父のDeclaration Of Warは2009年米国産のWar Front産駒。現役時はA P O’Brien師に管理され、インターナショナルS、クイーンアンSの2つのG1を含む重賞3勝。主な産駒に昨年のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)を制したOlmedo

・母のSnookiは未出走。祖母の半兄のOld Triesteは米重賞4勝。曽祖母のLovlier Lindaはサンタマルガリータ招待Hの1つのG1を含む米重賞5勝。

2着:Harpocrates(クビ差)

牡2、父・Invincible Spirit、母・Ideal、母父・Galileo
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

3着:Ropey Guest(勝ち馬との着差:2馬身3/4差)

牡2、父・Cable Bay、母・Hadeeya、母父・Oratorio
調教師:George Margarson、騎手:Tom Queally

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2019-08-21/735942

イボアフェスティバル・2日目(8/22)ミニ展望

・以下、2日目(8/22)のミニ展望をお届けする。尚、レースの模様は以下のDubai Racing Channelにて無料中継される(登録不要、クリックするだけで視聴可能)。初日の模様もここで中継されており、現地中継には合田直弘氏も登場。今日の中継は日本では深夜の中継になるが200万以上の視聴者が見るであろうことや、日本での競馬人気の高さなどについて、英語でインタビューに答えていた。

http://www.dmi.ae/dubairacing/live.asp

ヨークシャーオークス(G1・1m3f188yds・3歳以上牝馬・日本時間8/22・23:35発走予定)

EnableとMagicalの実質的な一騎打ちのレース。John Gosden師の管理馬が2頭(EnableとLah Ti Dar)、A P O’Brien師の管理馬が2頭(MagicalとSouth Sea Pearl)の計4頭立てのレースとなったが、注目はEnableとMagicalの道中の位置取り、前後関係になりそう。昨年のBCターフと今年のエクリプスS、いずれも2頭の着差は3/4身差。オッズ程、力に開きは無さそうで見応えのありそうな必見のレース。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/107/york/2019-08-22/732956

ロウザーS(G2・6f・2歳牝馬・日本時間8/22・21:55発走予定)

・前走グッドウッドでのG3-モールコームS(5f)を快勝したCable Bay産駒・Liberty Beachが1番人気。続くのはデビュー2連勝中で前走アスコットでのG3-プリンセスマーガレットS(6f)を勝ったNight Of Thunder産駒・Under The Stars、デビュー戦を勝ったばかりのDabirsim産駒・Wejdan辺り。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/107/york/2019-08-22/734036