イボアフェスティバル・2日目レース結果(G1-ヨークシャーオークスなど)

Enableの出走で盛り上がる中、先程まで英ヨーク競馬場にて行われていたイボアフェスティバル2日目の重賞レース2鞍(ヨークシャーオークス、ロウザーS)と2歳戦で2着に11馬身差をつけて快勝した注目馬が勝ったレースの結果と直線動画を速報でお届けする。合わせて3日目のミニ展望もお届けする。

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Darley Yorkshire Oaks(G1・1m3f188yds・3歳以上牝馬)

・1849年に3歳牝馬限定のレースとして創設。1991年に4歳以上に開放。過去の主な勝ち馬にDar Re Mi(2009年)、Midday(2010年)、The Fugue(2013年)、Enable(2017年)、Sea of Class(2018年)など。

1着: Enable

牝5、父・Nathaniel、母・Concentric、母父・Sadler’s Wells
調教師:John Gosden、騎手:Frankie Dettori

・スタート好発を決めたEnableがマイペースの逃げ。後ろに同厩のLah Ti Darが続き、Magical は3番手を追走。そのままの隊形で直線を向くと、いったんはMagicalがEnableに並びかけるシーンもあったが、最後までEnableが悠々と先頭をキープし、ラクに逃げ切り勝ちを収めている。

・今回の勝利で通算14戦13勝、G1は10勝目、重賞は11勝目。今日は円熟味を感じさせる文句のつけようのない勝利で、3連覇がかかる凱旋門賞への試走はきっちり余力残しで完了といったところだろう。

 1着:[2019/08/22]ヨークシャーオークス(英G1・1m3f188yds・ヨーク)
 1着:[2019/07/20]キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1・1m3f211yds・アスコット)
 1着:[2019/07/06]エクリプスS(英G1・1m1f209yds・サンダウン)
 1着:[2018/11/03]BCターフ(米G1・1m4f・チャーチルダウンズ)
 1着:[2018/10/07]凱旋門賞(仏G1・1m4f・パリロンシャン)

 1着:[2018/09/08]セプテンバーS(英G3・AW1m3f219yds・ケンプトン)
 1着:[2017/10/01]凱旋門賞(仏G1・1m4f・シャンティイ)
 1着:[2017/08/24]ヨークシャーオークス(英G1・1m3f188yds・ヨーク)
 1着:[2017/07/29]キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1・1m3f211yds・アスコット)
 1着:[2017/07/15]アイリッシュオークス(愛G1・1m4f・カラ)
 1着:[2017/06/02]英オークス(英G1・1m4f6yds・エプソム)

・父のNathanielは2008年愛国産のGalileo産駒。現役時はJohn Gosden師に管理され、11戦4勝、3歳時にキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、4歳時にエクリプスSに勝利。本馬以外の主な産駒に今年のディアヌ賞(仏オークス)を勝ったChannel

・祖母のApogeeは仏G3-ロワイヨモン賞の勝ち馬。この馬の直仔にDance Routine、Apsisの2頭の仏重賞勝ち馬がおり、孫からFlintshire(アメリカ、香港、フランスでG1を5勝)や本馬といった突き抜けた大物が出現。ジャドモントファームが脈々と築いてきた牝系の出身。

2着:Magical(2馬身3/4差)

牝4、父・Galileo、母・Halfway To Heaven、母父・Pivotal
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今日はEnableを終始見る形でレースを運んだが、並びかけた辺りでの手応えの差は歴然で、最後まで抜ける感じは無く、これでプリンスオブウェールズS、エクリプスSに続き、3戦連続でG1で2着。

3着:Lah Ti Dar(勝ち馬との着差:12馬身3/4差)

牝4、父・Dubawi、母・Dar Re Mi、母父・Singspiel
調教師:John Gosden、騎手:William Buick

・着差からも完全な力負けだが、相手が悪過ぎた一戦。現在、10/19のブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1)のアンティポストにおいて、ウィリアムヒルでは7番人気(13.0倍)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2019-08-22/732956

Sky Bet Lowther Stakes(G2・6f・2歳牝馬)

・1946年創設。レース名は第5代ロンズデール伯爵・Hugh Lowtherより。イギリス近代スポーツの父と言われ、ボクシング(歴史上初となるグローブ着用を義務付けたマッチを開催)、モータースポーツ(英国自動車協会を創設)、サッカー(アーセナルFC名誉会長)などの発展に貢献した人物。

1着:Living In The Past

牝2、父・Bungle Inthejungle、母・Ayr Missile、母父・Cadeaux Genereux
調教師:K R Burke、騎手:Daniel Tudhope

・人気のLiberty Beachが猛追するも、Living In The Pastが押し切り勝ち。

・今回の勝利で通算4戦2勝。前走の英G3-プリンセスマーガレットS(6f)では3着に敗れていた馬。血統的に2歳戦が主戦場となる馬だろうが、次戦は9/28の英G1-チェヴァリーパークS(6f)辺りか。

 1着:[2019/08/22]ロウザーS(英G2・6f・ヨーク)

・父のBungle Inthejungleは2010年英国産のExceed And Excel産駒。現役時は9戦4勝(全て2歳時にあげたもの)、英2歳G3-モールコームS(5f)、英2歳G3-コーンウォリスS(5f)の勝ち馬。現2歳はセカンドクロップになり、本馬は昨年のモールコームSの勝ち馬・Rumble Inthejungleに続く、2頭目の重賞勝ち馬となる。

2着:Liberty Beach(3/4身差)

牝2、父・Cable Bay、母・Flirtinaskirt、母父・Avonbridge
調教師:John Quinn、騎手:Jason Hart

3着:Good Vibes(勝ち馬との着差:1馬身3/4差)

牝2、父・Due Diligence、母・Satsuma、母父・Compton Place
調教師:David Evans、騎手:Harry Bentley

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2019-08-22/734036

Goffs UK Premier Yearling Stakes(6f・2歳)

・イボアフェスティバル2日目に行われた2歳戦で印象的な勝ち方をした馬がいるので以下、ご紹介する。

1着:Mums Tipple

牡2、父・Footstepsinthesand、母・Colomone Cross、母父・Xaar
調教師:Richard Hannon、騎手:Ryan Moore

・ハナを切り、最後は後続を突き離す一方の圧勝劇で2着馬につけた着差は11馬身。レース後、Ryan Mooreは「It was very, very impressive」と語り、Richard Hannon師も「ここ数年で見たことがない勝ち方」と賞賛。インパクト大な勝ち方で今後の2歳戦、来年のクラシック戦線に堂々と名乗りをあげたと言えそうである。

・今回の勝利で2戦2勝。7/26のアスコットでのデビュー戦(6f)を勝利し、ここへ臨んでいた馬。今回の結果を受けて早くもウィリアムヒルでは来年の英2000ギニーのアンティポストで本馬を3番人気(13.0倍)に据えている。尚、今回のレースのRPR(レーシングポストレーティング)は119とかなり高い数値。持ったままではなく最後までしっかり追われてはいたが、2歳時に記録したRPRの最高値を比較すると、既に2014年のGleneagles(116)は超えており、2011年のDabirsim(120)や、2008年のMastercraftsman(120)に近い数値。

・父のFootstepsinthesandは2002年英国産のGiant’s Causewayの初年度産駒。現役時はA P O’Brien師に管理され、3戦3勝、英2000ギニー(Dubawiらに勝利)、キラヴーランSに勝利。現2歳は11世代目になるが、これまでにChachamaidee(愛メイトロンS)など6頭のG1馬を輩出中だが、超大物はまだ出ていない。

イボアフェスティバル・3日目(8/23)ミニ展望

・以下、3日目(8/23)のミニ展望をお届けする。合わせて同日に愛カラ競馬場にて行われる2歳重賞2鞍についても触れる。尚、レースの模様は以下のDubai Racing Channelにて無料中継される(登録不要、クリックするだけで視聴可能)。

http://www.dmi.ae/dubairacing/live.asp

ナンソープS(G1・5f・2歳以上・日本時間8/23・23:35発走予定)

・前走7/13のG1-ジュライC(6f)を好内容で快勝した、No Nay Never産駒・Ten Sovereignsが1番人気。2番人気は前走8/2のG2-キングジョージS(5f)を勝った、Dark Angel産駒・Battaash、3番人気は昨年のG1-アベイユドロンシャン賞(5f)の勝ち馬、Dutch Art産駒・Mabs Cross

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/107/york/2019-08-23/732957

ジムクラックS(G2・6f・2歳牡馬、せん馬・日本時間8/23・23:00発走予定)

・ロイヤルアスコットのG2-コヴェントリーS(6f)、グロリアスグッドウッドのG2-リッチモンドS(6f)と近2走で2着続きのFootstepsinthesand産駒・Threatが鞍上をOisin Murphyにスイッチして、ここは確勝を期す一戦。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/107/york/2019-08-23/734037

ロンズデールカップ(G2・2m56yds・3歳以上・日本時間8/23・22:25発走予定)

・現在、欧州長距離界を制圧中の絶対王者、Sea The Stars産駒・Stradivariusが出走する注目のレース。対するはここ2戦でいずれもStradivariusの2着に敗れている、Farhh産駒・Dee Ex Bee。ゴールドC、グッドウッドCはともに見応えのある好レースだっただけに今回も濃厚な一戦となりそうである。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/107/york/2019-08-23/735949

デビュータントS(G2・7f・2歳牝馬・愛カラ競馬場・日本時間8/23・26:40発走予定)

・Ryan Mooreがヨークでの騎乗を終えるとカラへ移動し(ヘリコプター移動?)、このレースではGalileo産駒・Loveの手綱を取る。現在、ウィリアムヒルでは来年の英オークスでこの馬を1番人気(21.0倍)に据えており、レースぶりが注目される。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/178/curragh/2019-08-23/736301

フューチュリティS(G2・7f・2歳・愛カラ競馬場・日本時間8/23・27:10発走予定)

・ここもRyan Mooreが乗る、Galileo産駒・ Armoryが人気になるレース。前走レパーズタウンでのG3-タイロスS(7f)を5馬身差で勝利し、既に来年のクラシック候補と目されている存在。

※レーシングポストの出馬表

https://www.racingpost.com/racecards/178/curragh/2019-08-23/736305