ヴェルメイユ賞、フォワ賞、ニエル賞・レース結果

仏パリロンシャン競馬場はアークトライアルズDayで、凱旋門賞前哨戦が行われている。各レース(ヴェルメイユ賞、フォワ賞、ニエル賞)の結果と動画をお届けする。

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Qatar Prix Vermeille(G1・2400m・3歳以上牝馬)

・1897年創設。古馬にも開放されているが、フランスの牝馬3冠の3冠目の競走で、過去に6頭が3冠を達成。直近の3冠馬はZarkava(2008年)。レース名の由来となったVermeilleは繁殖牝馬として成功した馬で、以前はMerveilleという馬だったが後にVermeilleに改名されている。

1着:Star Catcher

牝3、父・Sea The Stars、母・Lynnwood Chase、母父・Horse Chestnut
調教師:John Gosden、騎手:Frankie Dettori

・ハナを切ったStar Catcherがそのまま危なげなく逃げ切り勝ち。2着は最後方から追い込んだMusis Amica。

・今回の勝利で通算6戦4勝、重賞3勝目。アイリッシュオークス以来のレースをきっちり勝利し、次走が注目されるが、順当ならEnableがいる凱旋門賞ではなく、10/19のブリティッシュチャンピオンズフィリーアンドメアS(1m4f)が現実的な選択肢となろう。

 1着:[2019/09/15]ヴェルメイユ賞(仏G1・2400m・パリロンシャン)
 1着:[2019/07/20]アイリッシュオークス(愛G1・1m4f・カラ)

 1着:[2019/06/20]リブルスデイルS(英G2・1m3f211yds・アスコット)

・父のSea The Starsは2006年愛国産のCape Cross産駒。現役時はJohn M Oxx師に管理され、9戦8勝、凱旋門賞、アイリッシュチャンピオンS、インターナショナルS、エクリプスS、英ダービー、英2000ギニーの6つのG1を含む重賞7勝。Stradivarius、Crystal Ocean、本馬と今年だけで産駒がG1を5勝しているが、鞍上は全てFrankie Dettori。

・母のLynnwood Chaseは2戦未勝利。半兄のCannock Chaseは加G1-カナディアンインターナショナルSなど重賞3勝。同じく半兄のPisco Sourは仏G2-ウージェーヌアダム賞、英G3-ターセンテナリーSの勝ち馬。曽祖母のSue Warnerは社台スタリオンステーション繋養中のドレフォン(BCスプリント、フォアゴーS、キングズビショップS)の曽祖母でもあり、同牝系に属する。

・これで鞍上のFrankie Dettoriは昨日の英セントレジャーに続き2日連続のG1制覇。

2着:Musis Amica(3/4身差)

牝4、父・Dawn Approach、母・White Star、母父・Darshaan
調教師:A Fabre、騎手:Mickael Barzalona

3着:Ligne D’Or(勝ち馬との着差:1馬身3/4差)

牝4、父・Dansili、母・Louve Nationale、母父・Galileo
調教師:A Fabre、騎手:Vincent Cheminaud

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2019-09-15/740319

Qatar Prix Foy(G2・2400m・4歳以上)

・1955年創設。レース名は前年に亡くなったHenri Foy(フランスギャロの前身のフランス馬種改良奨励協会の会長を務めた)より命名され、当初はアンリフォワ賞として行われていた。エルコンドルパサー(1999年)、オルフェーヴル(2012,2013年)が優勝しているが、いずれも凱旋門賞では2着に終わっている。

1着:Waldgeist

牡5、父・Galileo、母・Waldlerche、母父・Monsun
調教師:A Fabre、騎手:Pierre-Charles Boudot

・ハナを切ったキセキの番手を追走していたWaldgeistがあっさり抜け出し、昨年に続きフォワ賞を制覇。逃げたキセキは3着まで。

・今回の勝利で通算20戦8勝、重賞7勝目。今季はガネー賞を2着に4馬身半差をつけて完勝→6月のプリンスオブウェールズSではCrystal Ocean、Magicalに次ぐ3着→7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSではEnable、Crystal Oceanに次ぐ3着。一線級相手にそれほど差の無い競馬を続けてきた馬で、昨年4着に終わった凱旋門賞に向けて今回、絶好の一叩きを完了した印象。

 1着:[2019/09/15]フォワ賞(仏G2・2400m・パリロンシャン)
 1着:[2019/04/28]ガネー賞(仏G1・2100m・パリロンシャン)
 1着:[2018/09/16]フォワ賞(仏G2・2400m・パリロンシャン)
 1着:[2018/07/01]サンクルー大賞(仏G1・2400m・サンクルー)
 1着:[2018/06/03]シャンティイ大賞(仏G2・2400m・シャンティイ)
 1着:[2018/05/06]エドヴィル賞(仏G3・2400m・パリロンシャン)
 1着:[2016/10/30]クリテリウムドサンクルー(仏G1・2000m・サンクルー)

母のWaldlercheは仏G3-ペネロープ賞の勝ち馬。伯父のMasked Marvelは英G1-英セントレジャーを含む重賞2勝。半妹のWaldliedは仏G2-マルレ賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2019-09-15/740342

Qatar Prix Niel(G2・2400m・3歳)

・1952年にシャンティイ賞として創設。1972年にGaston Niel(フランス馬種改良奨励協会のメンバーを長く務めた人物)を記念し改名。2013年にキズナ、2016年にマカヒキが優勝。過去12頭がここを勝って同年の凱旋門賞を制しているが2006年のRail Link以降は勝ち馬が出ていない。

1着:Sottsass

牡3、父・Siyouni、母・Starlet’s Sister、母父・Galileo
調教師:J-C Rouget、騎手:Cristian Demuro

・直線行き場を無くしかけたSottsassが、最後に空いたスペースに突っ込んでいくと瞬発力を発揮。あっさり抜け出すとそのまま押し切って1着。

・今回の勝利で通算6戦4勝、重賞2勝目。5/2のシャンティイでのLR-シュレーヌ賞(2000m)を6馬身半差で快勝し、単勝14倍の人気で臨んだ6/2のG1-ジョッケクルブ賞(仏ダービー・2100m)をコースレコードで勝利していた馬(※それまでの鞍上C.スミヨンが契約の関係で乗れなくなり、C.デムーロがテン乗りで勝利)。今回は休み明け+初距離のレースだったが、問題なく通過。これで胸を張って凱旋門賞へ、ということとなる。

 1着:[2019/09/15]ニエル賞(仏G2・2400m・パリロンシャン)
 1着:[2019/06/02]ジョッケクルブ賞(仏G1・2100m・シャンティイ)

・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。現役時は12戦4勝、2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞(1400m)の勝ち馬。初年度産駒から仏1000ギニー馬・Ervedyaを輩出し、4世代目からLaurens(仏オークスなどG1を6勝)が出現し、本馬は5世代目。2011年に7000ユーロからスタートした種付料は今年は10万ユーロ。今後の世代は産駒の活躍に伴い繁殖牝馬の質が上昇してからの世代になってくるため、産駒成績の上昇が今以上に見込まれる種牡馬。

・半姉のSistercharlieは昨年、米牝馬芝路線を席捲し、BCフィリー&メアターフなどG1を4勝、エクリプス賞最優秀芝牝馬に選出されている。尚、今年も7月に復帰して既にG1を2勝しており、BCフィリー&メアターフの連覇に向けて視界良好である。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2019-09-15/740340