サンタアニタスプリントチャンピオンシップS、シャンペンS等・レース結果

ブリーダーズカップのプレップレースが佳境を迎えている米ベルモントパーク競馬場、キーンランド競馬場、サンタアニタ競馬場にて行われた6つのG1レースの結果と動画をお届けする。注目はケンタッキーダービーを直前でリタイアした素質馬・Omaha Beachの復帰戦となった、サンタアニタスプリントチャンピオンシップ。

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Santa Anita Sprint Championship Stakes(G1・ダ6f・3歳以上・サンタアニタ競馬場)

・1985年創設。2001年にG1昇格、2012年より現在の名称に。BCスプリントのプレップレースで、ここを勝って同年のBCスプリントを制した馬にCardmania(1993年)、Elmhurst(1997年)、Kona Gold(2000年)、Amazombie(2011年)、Roy H(2017,2018年)がいる。

1着:Omaha Beach

牡3、父・War Front、母・Charming、母父・Seeking The Gold
調教師:Richard E Mandella、騎手:Mike E Smith

・注目のOmaha Beachは3番手を追走。逃げたShancelotの手応えも良くみえたが、直線で最内を突いたOmaha Beachがジリジリ接近。最後は力で捻じ伏せるような競馬で差し切り勝ち。復帰戦を見事に勝利で飾っている。

・今回の勝利で通算8戦4勝、G1は2勝目重賞3勝目。デビュー当初は芝を使われ、3着→2着→2着。初めてダートを使われ2着となった後は、一気に3連勝。ケンタッキーダービーでは有力候補と目されていたが最終追い後に「喉頭蓋エントラップメント」により無念の出走回避。今回は約半年ぶりのレースで実績のない6fのレースとなったが、問題なく勝利。これで陣営が目標に据えていると思われるBCスプリントに向かう事となろうが、ダ6fに特化した猛者達を相手にしっかり勝ち切れるかどうか、非常に楽しみな一戦となりそうである。

 1着:[2019/10/05]サンタアニタスプリントチャンピオンシップ(米G1・ダ6f・サンタアニタ)
 1着:[2019/04/13]アーカンソーダービー(米G1・ダ9f・オークローンパーク)

 1着:[2019/03/16]レベルS(米G1・ダ8.5f・オークローンパーク)

・父のWar Frontは2002年米国産のDanzig産駒。現役時は13戦4勝、米G2-AGヴァンダービルトBCH(ダ6f)が唯一の重賞勝ち。種牡馬入り当初の評価は高いものではなかったが、ファーストクロップからThe FactorSummer SoireeData Linkの3頭のG1馬をいきなり輩出。セカンドクロップからはDeclaration of Warが欧州でG1を2勝し、評価が一変。繁殖の質が上がると、2頭のカルティエ賞最優秀2歳牡馬(Air Force BlueU S Navy Flag)が出現。現3歳からは産駒初の米クラシック馬・War of Will(プリークネスS)や本馬が出て、2010年には1万ドルだった種付料は2017年以降、25万ドルを維持している。

・牝系が素晴らしい馬で、半姉のTake Charge Brandiは米G1-スターレットS、米2歳G1-BCジュヴェナイルフィリーズなど重賞3勝。叔父のTake Charge Indyは米G1-フロリダダービーなど重賞2勝。叔父のWill Take Chargeは米G1-クラークH、米G1-トラヴァーズSなど重賞5勝。祖母のTake Charge Ladyは米G1-スピンスターS(2勝)、米G1-アッシュランドSなど重賞8勝。

2着:Shancelot

牡3、父・シャンハイボビー、母・True Kiss、母父・Is It True
調教師:Jorge Navarro、騎手:Emisael Jaramillo

3着:Flagstaff

せん5、父・Speightstown、母・Indyan Giving、母父・A.P. Indy
調教師:John W Sadler、騎手:Victor Espinoza

※EQUIBASEのレースChart

http://www.equibase.com/premium/chartEmb.cfm?track=SA&raceDate=10/05/2019&cy=USA&rn=9

Shadwell Turf Mile Stakes(G1・芝1m・3歳以上・キーンランド競馬場)

・1986年創設。2002年よりG1。BCマイルのプレップレースで2012年の勝ち馬・Wise Danは同年のBCマイルも制覇し、エクリプス賞年度代表馬、最優秀古馬せん馬、最優秀芝牡馬に選ばれている。

1着:Bowies Hero

牡5、父・Artie Schiller、母・Remembered、母父・Sky Mesa
調教師:Philip D’Amato、騎手:Flavien Prat

・中団待機のBowies Heroが4角で大外に持ち出されると、先団を豪快にまとめて差し切り1着。

・今回の勝利で通算21戦8勝、G1は2勝目重賞4勝目。2016年5月のファシグティプトンMidlantic2歳トレーニングセールにて3万2000ドルで購買された馬だが、既に147万8970ドルの賞金を獲得。

 1着:[2019/10/05]シャドウェルターフマイルS(米G1・芝1m・キーンランド)
 1着:[2019/07/21]エディーリードS(米G2・芝8.5f・デルマー)
 1着:[2018/03/10]フランクE.キルローマイルS(米G1・芝1m・サンタアニタ)
 1着:[2017/12/26]マシスブラザーズマイルS(米G2・芝1m・サンタアニタ)

・父のArtie Schillerは2001年米国産のEl Prado産駒。現役時は22戦10勝、G1-BCマイルを含む芝重賞6勝。

・従兄のSharp AztecaはG1-シガーマイルなど重賞5勝の活躍馬。

2着:Diamond Oops(3/4身差)

せん4、父・Lookin At Lucky、母・Patriotic Viva、母父・Whywhywhy
調教師:Patrick L Biancone、騎手:Julien R Leparoux

3着:Suedois(ハナ差)

せん8、父・Le Havre、母・Cup Cake、母父・Singspiel
調教師:David O’Meara、騎手:Jamie Spencer

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2019-10-05/741795

Claiborne Breeders’ Futurity(G1・ダ8.5f・2歳・キーンランド競馬場)

・1910年創設。過去の主な勝ち馬にWhirlaway(1940年)、Round Table(1956年)、Swale(1983年)、フォーティナイナー(1987年)など。

1着:Maxfield

牡2、父・ストリートセンス、母・Velvety、母父・Bernardini
調教師:Brendan P Walsh、騎手:Jose L Ortiz

・スタートで出負けしたMaxfieldが1角を最後方で通過。道中ポジションを押し上げていき、3角過ぎから外々を周り、4角では2番手にまで上昇。直線に入るとあっという間に後続を引き離し、2着に5馬身半差をつける圧勝。

・今回の勝利で通算2戦2勝。9/14のチャーチルダウンズでのデビュー戦(ダ1m)を勝ち、ここへ臨んでいた。

 1着:[2019/10/05]ブリーダーズフューチュリティ(米G1・ダ8.5f・キーンランド)

・父のストリートセンスは2004年米国産のStreet Cry産駒。現役時は13戦6勝、G1-ケンタッキーダービー(ダ10f)、G1-トラヴァーズS(ダ10f)、G1-BCジュヴェナイル(ダ8.5f)の3つのG1を含む重賞5勝。2013年に1年だけ日本で供用され、この中から今年のスパーキングLCを勝った現役馬・ファッショニスタが誕生している。主な産駒にホイットニーSなどG1を4勝中の現役馬で、今年のBCクラシックの有力候補となっているMcKinzie

2着:Gouverneur Morris(5馬身半差)

牡2、父・Constitution、母・Addison Run、母父・Unbridled’s Song
調教師:Todd Pletcher、騎手:Javier Castellano

3着:Enforceable(勝ち馬との着差:6馬身)

牡2、父・Tapit、母・Justwhistledixie、母父・Dixie Union
調教師:Mark Casse、騎手:Florent Geroux

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2019-10-05/741797

First Lady Stakes(G1・芝1m・3歳以上牝馬・キーンランド競馬場)

・1998年創設の牝馬限定G1。2005年の勝ち馬、Intercontinentalは同年のBCフィリー&メアターフで前年覇者のOuija Boardらを降し優勝。エクリプス賞最優秀芝牝馬に選ばれている。

1着:Uni

牝5、父・More Than Ready、母・Unaided、母父・Dansili
調教師:Chad C Brown、騎手:Joel Rosario

・後方追走のUniが直線外から豪快に差し切り勝ち。1番人気のRushing FallはUniから5馬身1/4差の4着。

・今回の勝利で通算17戦9勝、G1は2勝目重賞4勝目。前走のG1-フォスターデイヴHで3着に敗れるまで、5連勝を飾っており、これで昨年と今年で7戦して6勝。2015年のアルカナ8月1歳馬セールにて、4万4436ドルにて購買された馬だが、既に124万7880ドルの賞金を獲得。

 1着:[2019/10/05]ファーストレディS(米G1・芝1m・キーンランド)
 1着:[2018/12/02]メイトリアークS(米G1・芝1m・デルマー)

 1着:[2018/09/22]ノーブルダムゼルS(米G3・芝1m・ベルモントパーク)
 1着:[2017/09/16]サンズポイントS(米G2・芝9f・ベルモントパーク)

・父のMore Than Readyは1997年米国産のサザンヘイロー産駒。現役時は17戦7勝、G1-キングズビショップS(ダ7f)など重賞4勝。主な産駒にBCスプリント2勝のRoy H、オーストラリアでG1を8勝したMore Joyous、BCジュヴェナイルフィリーズターフなどG1を4勝中のRushing Fallなど。

・牝系は現在、欧州2歳戦線を席捲中のPinatuboと同じで、本馬の曽祖母とPinatuboの4代母が同じ。

2着:Juliet Foxtrot(2馬身半)

牝4、父・Dansili、母・Kilo Alpha、母父・キングズベスト
調教師:Brad H Cox、騎手:Florent Geroux

3着:Vasilika(勝ち馬との着差:3馬身3/4)

牝5、父・Skipshot、母・La Belle Marquet、母父・Marquetry
調教師:Jerry Hollendorfer、騎手:Flavien Prat

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2019-10-05/741796

Champagne Stakes(G1・ダ1m・2歳・ベルモントパーク競馬場)

・1867年創設。アメリカの2歳戦では最も歴史が古い競走。過去の主な勝ち馬にCount Fleet(1942年)、Never Bend(1962年)、Buckpasser(1965年)、Seattle Slew(1976年)、Alydar(1977年)、Easy Goer(1988年)、Scat Daddy(2006年)、シャンハイボビー(2012年)など。

1着:Tiz The Law

牡2、父・Constitution、母・Tizfiz、母父・Tiznow
調教師:Barclay Tagg、騎手:Manuel Franco

・後方追走のTiz The Lawが外ではなく中をついて3角過ぎから上昇。4角を3番手で回ると、直線一気に弾けて快勝。

・今回の勝利で通算2戦2勝、重賞初制覇。8/8のサラトガでのデビュー戦(ダ6.5f)を勝利し、ここへ臨んでいた。

 1着:[2019/10/05]シャンペンS(米G1・ダ1m・ベルモントパーク)

・父のConstitutionは2011年米国産のTapit産駒。現役時は8戦4勝、G1-ドンH(ダ9f)、G1-フロリダダービー(ダ9f)の勝ち馬。現2歳がファーストクロップになり、いきなりG1馬を輩出。北米ファーストクロップサイアーランキングではAmerican Pharoahに続き現在2位、これまでに44頭が出走し14頭が勝利、Amalfi Sunrise(ソレントS)、By Your Side(サンフォードS)が既に本馬以外に重賞制覇、と上々の種牡馬デビューを飾りつつある。今年の種付料は1万5000ドル。

・母のTizfizはG2-サンゴルゴーニオHの勝ち馬。

2着:Green Light Go(4馬身差)

牡2、父・ハードスパン、母・Light Green、母父・Pleasantly Perfect
調教師:James Jerkens、騎手:Junior Alvarado

3着:Big City Bob(勝ち馬との着差:4馬身1/4)

牡2、父・シャンハイボビー、母・Southern Accents、母父・Birdstone
調教師:Jorge Duarte Jr、騎手:Christopher P DeCarlo

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2019-10-05/741762

Joe Hirsch Turf Classic Stakes(G1・芝1m4f・3歳以上・ベルモントパーク競馬場)

・1977年にTurf Classic Stakesとして創設。2004年からJoe Hirsch Turf Classic Invitational Stakesに改称、2014年より現在の名称に。Joe Hirschはデイリーレーシングフォームのコラムニストで後に全米競馬記者協会を創設した人物。

1着:Arklow

牡5、父・Arch、母・Unbridled Empire、母父・エンパイアメーカー
調教師:Brad H Cox、騎手:Junior Alvarado

・道中3,4番手の外を追走していたArklow、逃げたChannel Maker、番手追走のSadler’s Joyの3頭が直線激しく競り合い、見応えのある直線となったが最後はArklowが抜け出して1着。

・今回の勝利で通算23戦6勝、G1初制覇重賞3勝目。昨年のBCターフでは勝ったEnableから11馬身3/4身差の4着、今年5月のマンノウォーSでは勝ったChannel Makerからクビ差の2着だった馬。

 1着:[2019/10/05]ジョーハーシュターフクラシックS(米G1・芝12f・ベルモントパーク)
 1着:[2018/09/08]ケンタッキーターフカップS(米G3・芝12f・ケンタッキーダウンズ)
 1着:[2017/05/06]アメリカンターフS(米G2・芝8.5f・チャーチルダウンズ)

・父のArchは1995年米国産のKris S産駒。現役時は7戦5勝、G1-スーパーダービー(ダ10f)、G3-ファイエットS(ダ9.5f)の勝ち馬。主な産駒にBCクラシックなどG1を3勝した2010年のエクリプス賞古牡馬チャンピオンのBlame

2着:Channel Maker(1/2身差)

せん5、父・English Channel、母・In Return、母父・Horse Chestnut
調教師:William Mott、騎手:John R Velazquez

3着:Sadler’s Joy(勝ち馬との着差:3/4身差)

牡6、父・Kitten’s Joy、母・Dynaire、母父・Dynaformer
調教師:Thomas Albertrani、騎手:Jose Lezcano

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2019-10-05/741766